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こねた

コメント沢山溜まってるのに今日もお返事出来ないかも…orz。とりあえず更新は止めたくないので小ネタで、今日は勘弁してください……。

折角コメントくださってる皆さん、本当すいません……(陳謝!
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「え?何よ?まだしとらんの………?」


ここは某執務官の執務室。静粛な仕事場所で、そんな部隊長であるはやての驚愕に満ちた声が響いた。対するはこの部屋の主である執務官。普段の凛々しい姿はそこにはなく、机にぐったりと頬を付けて「放っておいて」と唇を尖らせていた。


「そういう雰囲気になるとなのは、逃げちゃうんだもん…。」


普段は真っ直ぐに伸ばしている背筋も、今に限っては丸まってまるで普段の見る影がない執務官。話しているのは執務官もとい、フェイトの恋人であるなのはの話だった。資料に目を通しておいて、とはやてがフェイトの執務室に来たとき渦巻いていた重たい空気にはやてが「何やのよ?」と声を掛けたことからフェイトの愚痴が始まったことになる。


「まぁー、なのはちゃん恥ずかしがり屋やからなぁ…。」


話の内容は、「なのはがキスさせてくれない」なる内容。19歳のにもなって、しかも周りから憧れの人物とされるほどの親友が発したその一言にはまさに驚きしかなかったのだが、はやての驚きは他にもあったのだった。


「───付き合って、もう何年やっけ?」
「もう5年くらい。」


5年も付き合ってまだキスの一つもしていない。そんな事実に衝撃を受けていた。


「あー、よう我慢するわ…。」
「………気が済むまで写真にしてるからね…。」


それもどうかと思うわ、とは口にせず。親友であるはやては「さようか」と苦笑を一つ。すこしなのはの事を考えてみる。学生の時、なのはとフェイトが付き合い始めた当初の事。確かに考えてみればなのはは恋愛に関してプラトニック思考が多々垣間見えたな、と思い出す。例えば「側に居るだけで幸せだよ?」だの「隣に並ぶだけで満たされる」だの、聞かされるはやてやアリサはそれはもう砂を吐く気分だったことまで思い出した。


「ええやん。2人とももう大人なんやし、ここはガツンと押し倒───」
「そんな事、出来ないよ!なのはは私の天使なんだから!///」
「じゃあキスもせんでえぇ、と?」
「……………なのはぁ…」


話が不穏な不穏な方向に行きかけた時点で。小さいノックの音と同時に、噂の天使が現れた。教導官の制服に身を包んだなのはが小脇に資料を抱えて。


「フェイトちゃん、ちょっと良い?……あれ?はやてちゃん。」


小首を傾げて「はやてちゃんもここに居たんだ?」なんて微笑むなのは。


「おお、なのはちゃんお疲れ様♪」
「なのは、どうしたの?」
「えっと、はやてちゃんとお話し中だったら後ででも大丈夫だよ。」


そう言って手を小さくパタパタ振るなのはに、はやては怪しい微笑みを一つ浮かべて。


「いや、私の話は済んだからええよー。あとはご自由にー♪」
「え?はやてもう良いの?」
「うん、とりあえずフェイトちゃんの浮気もほどほどになっ?」
「───はい?」


そして爆弾を投下して部屋を出ていった。特大の、核爆弾並みの。そうして、はやてが居なくなった執務室。


「う、浮気なんてしてないからねっっ!?」


ゴキッと首が鳴るほどになのはに振り向いてはっきりと「嘘だから!」と否定するが、良く見ればなのはの青い瞳には薄らと涙がほんのり滲んでいて。


「うわあああああ!?なのはなのはなのはなのはなのはなのは!///」
「ふぇっ……」
「私はなのはだけだよ本当だよ!!」


ぐすっと鼻を鳴らすなのはにフェイトは無我夢中で呼びかけるが、なのははそんなフェイトをチラリと見つめる。ほんの少し涙目の、上目遣いで。


「…………この間、キス…しなかったから……?」
「へ?ちちち違うよ!浮気なんてしないよ!キスなんてなのはがしたくなるまで待つもん!」
「……本当?」
「うん、本当っ!本当に本当!!///」


ぶんぶん首を縦に振るフェイトに、なのははほんのりと頬を染めて、可愛らしく微笑む。それから背伸びをして。


──────ちゅっ


と、リップ音を立てて、フェイトの唇にキスをした。


「なっ………なの……!?///」
「こ、こっち見ないで!///」
「ぅ、ぇ…っで、でも……い、いいいいま…///」


リンゴみたいに真っ赤な顔をしてなのはは、顔を両手で隠すようにしてフェイトに背を向けた。


「なのはっ」
「んにゃっ……///」


そんななのはw後ろから抱きしめたフェイトは、子供っぽく微笑んでえへへ、と笑うとなのはに嬉しそうに、囁いた。


「なのは、大好きだよ。」
「……わ、私も…だよ?」
「もう一回しても良い?」
「えっ!///」


ともあれ、そんな風にして。ようやく2人は無事にファーストキスを迎えたわけである。






















それから数日後。口付けるという行為に抵抗しなくなったなのはとフェイト。2人はその日も、軽く触れ合わせるだけのキスを交わしていた。


「…………な、なのは。///」
「んっ?」


そうして次のステップに進むべく勇気を振り絞ったフェイト。


「つ、次はキスの時、舌入れても…良いかな?///」
「…………へ?何のために?」


そんなフェイトの言葉に青い瞳を瞬かせたなのはは首を捻る。19歳にもなってあまりにも純粋にそんなことを聞くなのはに、フェイトは遠くを見ながら「……何でだろう」と、少しだけ泣きそうな声で答えたのだった。




後日執務官に泣きつかれた部隊長曰く、「あの子は未だに赤ちゃんはコウノトリが運んでくるって信じてるんやろ」と呟いたとか。



───2人の初体験というものはまだまだ先のようである。











fin.






テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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