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ロストロギアを破壊すれば、ガジェットドローンが止まるけれどこの距離では間に合わない。咄嗟にプロテクトを発動してそのガジェットドローンの攻撃を防ぐ。


「─────かはっ」


だけど、目の前の下ガェットドローンは封じたのに背中から腹部にかけて、強烈な熱を感じた。力が抜けるような血の気の引くような感覚。視線を向ければそこにはもう一体のガジェットドローンが赤々と輝いていた。その赤は恐らく、私の血だ。



「はぁぁぁあぁぁぁぁあああぁぁッ──!」


目の前が真っ白になりそうな中、構わず剣を振り下ろし、目の前の宝石が砕けるのを確認して、次いでガジェットドローンが機能を停止したのを確認して膝をつく。心臓の音が耳元でするような錯覚と、背中が焼けそうな感覚。腹部からも出血してるあたり、ガジェットドローンの攻撃が自分の体を貫通してる事は容易に理解できた。


「ぐ…っ……」


いつも受けるのは魔力ダメージとかで、こういう生々しい怪我は良く考えたら初めてかもしれない。体が冷たくなっていくような、体温の急下降を感じて立ち上がろうと膝に力を入れる。………だけど、全然力が入らなくてベチャリと地面に頬がついた。寒いのは雨にぬれたせいなのか、それともこの怪我の所為なのか。



───帰ってなのはに会う約束してたのに、な……


今日中に帰れるだろうか?


遠のく意識の中で、そんな風に考えながら私の意識はそのままホワイトアウトした。






































「………………ぅ。」



眩しい。徐々に覚醒する意識の中で、ゆっくりと瞳を開く。あたり一面真っ白と言うくらい白い部屋の一室で私は目を覚ました。どうやらここは病院か何からしい。


任務のあの後の記憶が全く無い。あの後どうしたんだっけ…?確かガジェットドローンのつめか何かが刺さって………


刺さった場所は背中から腹部。


起き上がって視線を落とした先に、見慣れた亜麻色を見つける。そういえば手が暖かい感覚。


「なの、は………」


そこに居たのはなのはだった。私の手を握るようにして眠っているなのは。きっとずっとついていてくれたんだろう。ほんの少しまぶたが赤く腫れていた。握られてないもう一方の手で、やんわりとなのはの髪を撫でる。


「………んっ」


微かにもれる吐息に、トクンと胸が高鳴って愛おしさが増した。そして約束を破ってしまったことにチクリと胸が痛む。



そして、私は静かに────




















【眠っているなのはに「……君が好き」と呟いた】
【黙ってなのはの髪を撫でた】











テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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