前編…? 

_(:3」∠)_

更新しまままま……

web拍手 by FC2












「ただいま……」


時刻は大体深夜くらいだろうか?なのはは自分達を起こさないようにそっと寝室へやって来て、ベッドに遠慮がちに入ってきたフェイトに少しだけ頬を緩めた。フェイトはここ最近は忙しかったようで、毎晩遅く帰ってきてなのはが起きる前に家を出て行く。そんな中、今晩は少し早めの帰宅だったので、ちょっぴり嬉しかった事もあったのだが。暗い部屋で、少し目を開いて、ヴィヴィオを起こさないようにゆっくり顔を向ける。

ちなみに普段はヴィヴィオが真ん中に寝ているのだがフェイトが遅くに帰宅する日はなるべく起こしてしまわないように、とヴィヴィオ、なのは、フェイトの順番で寝るようにしていたのだった。


「おかえりなさい、フェイトちゃん。」


なのはがひっそりと囁くとフェイトの瞳がほんの少し驚きに見開かれた後、少しだけ申し訳なさそうな色を孕む。そしてまたひっそりと「ごめんね、起しちゃったね」と紡いだ。布団の中へひんやりしたフェイトの体が滑り込んできてなのはの手に、微かにフェイトの指が触れた。フェイトがどんなに遅くてもちゃんと布団で寝るようになってくれたのはつい最近の事。

いつだったか「起さないように」なんて気を使ってフェイトがソファで寝ていた事にはさすがのなのはも怒りを通り越して呆れたものだった。────この件ですっかり叱られたフェイトはそれ以来どんなに遅くともベッドへと入るようになったのは予断だが。ひんやりした外気を含むフェイトの指に自分の指を絡めてみれば、フェイトは少し驚いた顔をして、それから「おやすみ」と微笑んだ。


「………おやすみ。」


疲れていたのか、寝つきが良い所為か。そんな挨拶を交わした後、すぐにフェイトの規則正しい寝息が聞こえてきた事になのははちょっとだけ残念に思いつつ、ほんのちょびっと息を吐く。それからフェイトに絡めたままの指をほんの少しだけ強く握ったのだった。



──────物足りない。


フェイトの担当している事件は難航しているようでフェイトの帰りが遅い日がもう1カ月も続いている。その間、2人の恋人らしいやり取りはほとんど皆無。いってらっしゃいのキスだとか、ただいまのキスだとか。それ以上の事もさっぱりなわけで、もう少しフェイトを感じたいとも思うのである。とはいえ疲れているであろうフェイトに、そんな事を言えるわけでもなく、まだ長期航行などで帰ってこられないわけではないから、と自分に言い聞かせてなのはは目を閉じたのだった。
























「ふぇぇっ?」
「ほんま、堪忍。」


ところ変わった翌日、なのはは起動六課部隊長であるはやての部屋で異議のある悲鳴とも言える声を発していた。対面して机に腰掛けるはやては「この通り」と手を合わせている。今日はこのまま非番だったなのはだが、はやてが参加するはずだった親睦会なるものに用事が出来て行けなくなってしまったので代理出席して欲しいというはやての申し出。


「だってヴィヴィオ……」
「フェイトちゃんも事件解決したらしくて今日は午後非番らしいからどっちか行けへんかな?」
「ふぇっ?フェイトちゃんも非番だったの?」


道理で昨日の帰宅はいつもより早かったな、となのはは昨日のフェイトの帰宅時間を思い出した。いつもより早いとは言えど深夜には変わりなかったのだが。そんな中タイミング良くピピピ、とはやての前にウィンドウが展開された。画面にはフェイトの名前。ほんの少し無意識に、なのはは少しだけ髪を整えた。


『はやて、着信があったみたいだけど連絡した?あれ、なのはも一緒なんだね。』


画面の向こう側のフェイトは作業中だったらしく、ほんの少し慌しそうにしている。だけどなのはの存在に気がついたらしく小さくなのはに手を振ったことが嬉しくてなのはも手を振り返すのだが。


『フェイトさーんっ!』なる声がフェイトの方の画面から聞こえてきた。声はなのは達より少し幼いような声。なのはの知らない局員の声だった。その声に呼ばれてフェイトがはやてとなのはに向かって『ちょっと待ってて』と言った後にウィンドウから姿を消してしまった。


「────フェイトちゃんに出席頼んでもええんやけど…もしかしたらあの子も来るんかな?」
「えっ?」
「兎に角ちょろっと顔出すだけでえぇんやけど…」


さっきの子も親睦会なるものに来るとしたら。自分が居ない場所でフェイトとその子が2人で居るところを想像してみる。………すぐに眉が寄った。やはり自分の恋人が他の子にちょっかい出されてるかもしれないという妄想だけで面白くない気分が沸いてくる。


「私が出席するから、フェイトちゃんは休ませてあげて。」


溜め息混じりにそう言ったなのはに、はやてが胸を撫で下ろす。それから「ほんまごめん」となのはの気持ちを逆手に取った事に頭を下げた。とはいえフェイトも疲れているのは事実なので休ませてあげたいというのはなのはの本心。


『───ごめんね、ばたばたしてて…!』


2人のやり取りが終わった頃、ちょうどフェイトが通信画面へと姿を現す。書類でも片付けているのか、フェイトはシャツを腕まくりしていた。腕には少し高級そうななのはの贈った腕時計がしてあって、そんな事に小さな優越感を得て。


「あ、フェイトちゃん。今日親睦会があるんやけどね。」
『うん。』


はやての説明に頷いているフェイトは『私が行こうか?』となのはに呼びかけるがなのはは小さく首を振る。


「ううん、フェイトちゃんは家でゆっくりしてて?ヴィヴィオの事もお願いしたいし。」
『そっか…えっと、親睦会は遅くなりそうなのかな?』


それからフェイトは確認するようにチラリとはやてを見る。


「いや、顔出しだけやから。私も、別の仕事入らなければ行けたんやけど…ほんま堪忍な2人とも。………その代わり明日2人ともオフでええよ。」
『ありがとう、はやて。』
「という事なので、フェイトちゃんヴィヴィオのことお願いね?」
『分かった。なのはも、気をつけてね?本当は私が行ければ……』
「いいからいいからっ」


そんな会話を繰り広げて。なのはは起動六課の制服に着替えてから親睦会なる場所に向かったのだった。本局のお偉い方数名に、それから見たことの無いような人まで。正直こういった席は嫌いなのだが、それでもやはり自分が来て良かったとなのはは息を吐く。人当たりの良いフェイトの事だから尚不安である。いくら自分との関係が回りに周知の仲とは言え、それでもちょっかいを出してくるやからは男女問わず居るわけで、不安なのである。─────完璧に自分の事は棚に上げた考えなのだが。

















「─────なんでこうなるかなぁ…。」


結局なのはが帰宅したのは日がとっぷり沈んだ深夜だった。



時刻は深夜。既に玄関に並んでいる恋人の靴を見つけてなのはは少しだけ頬を緩める。仕事が遅くなるからヴィヴォの事をお願いと頼んだのは自分だが、それでも自分よりも先に帰っていることが嬉しく、靴を脱ぎ部屋へと足を進める。


「フェイトちゃーん…?」


────が、なのはが目にしたのは愛娘と共にベッドで横になり、愛娘のヴィヴィオに体を向けてすっかり眠りについているフェイトの姿だった。いくらなのはの帰宅が遅かったといえど、いつものフェイトが寝るには早い時間。


「寝ちゃった、の……?」


静かに声にしても返事はない。聞こえてくるのは2人分の穏やかな寝息だけでなのはは小さく息を吐いて自分も寝る準備を始めたのだった。






簡単にシャワーを浴び、寝まい気に着替えるとベッドへと静かに潜り込む。フェイトは一瞬身じろぎしたが起きることはなかった。その事にほっとしつつ何処か残念ななのははそのままフェイトのいる方へと体を向け横になる。ちなみにフェイトはヴィヴィオに体を向けている事になるのでなのはには背を向けていることになるのだが、その所為なのか髪の香りだったのか、不意になのはの鼻腔をフェイトの香りがくすぐった。

使っているシャンプーは同じものなのに、それでも自分とは違うフェイトの香りに胸が高鳴る。なのははそのままフェイトの背中にぴったりと身を寄せると、そのまま深く息を吸った。


──────が、それと同時に物足りなさを感じて。


香りに酔ったのかは分からないけれど、もっと触れたいと思ってしまった。フェイトは普段眠りにつくときはキャミソール1枚という薄着なのでキャミソール越しに感じるフェイトの体温をもっと感じたいと、そう思ってしまった。それと同時に、些細な悪戯心が沸き立った。ほんの少しなら良いかと眠っているフェイトの露わになった肩越しに、唇を軽く押し付けた。


眠りが深いのか、身じろぎする事なくすやすやと寝息を立てるフェイトになのは少し大胆な行動に出ることに。





「……ちょっとだけ。」



そう微笑しながら小さく呟いて、そのままフェイトの太ももに静かに手を伸ばしたのだった。













FIN






心のスクロールバーで読んでくださいw


ちなみにここからは完璧R指定が入ります←。何か結構前に書いてたやつを発見しまして途中から付け加えてみました。(ちなみになのはちゃんが帰ってくるとこまで書いてあったんですが)

冒頭部分をいつ書いたのかまったく覚えてないんですが、こういう流れにしたかったのかな?と←。なのはちゃんがそのまま最後までやっちゃってその後にフェイトちゃんの逆襲があるんですよねwwwww

余裕があったら後編書きたいな、と。








テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

コメント

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
プロフィール

92

Author:92
なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
twitter
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR