Tell a lie. (後

なんか結局何が書きたかったのかよくわからない駄目ラストですいません←。
とりあえずnon書きつつ夏コミの予定を考えなくては…あひぃ('w';)

追記から
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「本当、何してるの?」


振り向いた先のフェイトちゃんは少しムッとしたような表情で私を見ていた。


「な、フェイトちゃん…?ど、どうした、の?」
「それはこっちのセリフだよ。急に走って行っちゃうんだもん。」


びっくりするじゃない、なんて言いながらフェイトちゃんは少しだけ苦笑を漏らした。───私が急に走り出した理由を、知らないわけじゃないと思うのにあくまでも普通通りで。それが余計に嫌だった。少しくらい、気にする素振りを見せても良いんじゃない?って、思ってしまう。


「…………ごめん。」


小さく謝罪した私にフェイトちゃんは何も言わず、少し考えるような仕草をした後「あのね」と口を開いたのでした。ほんの少し口元が言葉を紡ぐのを迷ったような、そんな感じに見えた。


「フェイト、ちゃん?」
「うん。………あのね、なのは。」


それから目を閉じる。


「………さっきの話、聞いていたんでしょう?」


私がそのフェイトちゃんの質問には答えずただ黙っていると、フェイトちゃんは続けるように口を開く。


「さっきの話は、なのはが気付いた通り、私達の事に口を挟まれて答えたこと。」


優しい声がとても辛かったけど、逃げるわけにもいかなくてただ押し黙る私。フェイトちゃんは相変わらず瞳を閉じたままだった。


「でも…私の気持ちは、変わってなんてないんだ。」
「え……?」
「4年経った今でも、君の事を想ってる。」


困ったように眉を寄せた後、「だけどね」と続く声。


「だけど、前みたいには戻れない。」


はっきりバッサリと切られた言葉。私が何かを言う前にバッサリとそう言われたら何も言えないじゃない。……狡いな、フェイトちゃん。


「理由、聞いても良い?」
「………ごめん。まだ言えない。」
「それって、好きだけど付き合えないって、そういう事?」


俯いたまま目も合わせないフェイトちゃんに、少しだけきつめの言葉を浴びせてしまった。私が怒ったりする理由なんてないのに。


「………そうなるね。」
「そっか。良いよ、嫌われたわけじゃないなら良かった。」
「良くないんだ。私の事、もしもまだ好きでいてくれるのなら、こう言うのも何だけれど、諦めて欲しい。」
「は?」
「私以外の人を梳きになって。」


自惚れも良いとこだったらごめん、と前置きをしてから紡がれたその言葉に、最初に沸いたのは怒りで、その後には悲しみだけが残った。


「どうして、そんな事言うの?」


それならフェイトちゃんの気持ちは伏せておいてくれれば良かったんじゃないの?と、言いかけて。


「私が誰を好きだろうと、フェイトちゃんには関係ないでしょ……」


私がフェイトちゃんの事をまだ好きでいるのを知っていて、自分も好きだと言っておいてそんな事。4年前までのフェイトちゃんだったらそんな変な事言わなかったのに。


「……そうだね。」


関係無いでしょ、と言う私の言葉にフェイトちゃんは視線を背けたまま小さく呟く。最後まで視線を合わせず、私はそんなフェイトちゃんを追い抜かしてトイレを後にしたのでした。


そのままフェイトちゃんは追ってきてはくれなくて、それ以来フェイトちゃんは学校に来なくなった。

























なのはと喧嘩(というのもなんだが)をしてからもうすぐ2週間。私は病院のベッドに横たわりながら病室に注ぎ込む風を感じていた。


4年前に発症した病気で患った目を開く。─────確かに開いているのに、今この瞳はうっすらと光を感じるだけだった。

視力の違和感に、最初に気が付いたのは4年前。ちょうどなのはの留学が決まった時だ。視界がぼやけるようなそんな感じで医者に行くと「このままでは失明する」と告げられた。


「……なのはは、もう向こうに着いたかな?」


誰に言うでもなく、穏やかな気持ちで独り呟く。


「さぁね。着いたんじゃないの?」


だけど誰もいない部屋で呟いたつもりの私のその声に、ややつっけんどんな返事が木霊して、私は驚いてその声の方に顔を向ける。気配に全然気が付かなかった。


「アリサ、いつの間に来てたの?気が付かなかったよ、ごめん。」
「ちょうど今来たところ。ったく、あんたはなのはのことしか頭にないわけ?」


ややイライラ気味にベッドの横に用意したらしい腰掛けたアリサ。私は少しだけ苦笑しながら小さく「そうだね」と返す。



あの日から2週間。なのはは留学先の学校でやっていたという研究か何かの発表会に行っている。今日が出発の日だったはず。アリサ達に連絡したのはギリギリの、ほんの少し前。なのはに伝わったら、困るから。





本当は。


本当はあの日なのはを追いかけたあの時、想いを全て吐き出そうと思ったんだ。だけど追いかけていった先で視界が暗くなって、すぐに考え直した。言えなかった。そして、普段は色が少し認識できないくらいなのに、あの時から私の目は確実に世界を失った。病院の医師に手術を受けるように進められて4年間も放置していたせいって言うのもあると思うけど。


手術の成功率は50パーセントと言われた。だけど4年間手術をしないでずっと薬で誤魔化してたのは、もう一度なのはの顔を見たかったから。手術の話をされたのは、なのはが留学に出発してからだったから。半分のかくりつで手術に失敗したとして、それでなのはの顔を見れなくなるのは嫌だった。せめてもう一度なのはの笑顔を網膜に焼き付けてから手術を受けると決めた。──────その結果更に手術の成功率が下がるとしても。皆が呆れたような反応をしたけど私には大切なことで。


「皆に黙ってて、ごめんね。」
「まったくね。4年以上も前からだったなんて。……でも私たちより先になのはに謝んなさいよ。」
「なのはには帰ってきてから言うよ。明日の手術の結果がどうであれ。」
「ほんと馬鹿ね。」
「………うん。もし手術が成功したら、改めて伝えるよ。私の気持ち。」
「そんなに好きなら、何で別れたりなんてしたのよ?」
「何でだろう。好きだから、かな?なのはさ、留学に行くの迷ってたんだよ。ずっと。」
「そりゃ知ってるけど。」
「だから、ずっと待ってるって背中を押したんだけどね……」


待ってるつもりだったんだけど、この病気の事を知ってから少し怖くなった。その時は検査をしてただけだったけど、もし凄く大きな病気だったらって。


「色々考えた挙句、不安になっちゃったのかな。」
「分からなくもないけど、それにしたってあんたが学校来なくなってから心配してたのよ?」


隣から聞こえる、呆れたような悲しげなアリサの声に申し訳なく眉を下げてもう一言「ごめん」と呟いた。そのすぐ後にアリサが「はやてもすずかも怒ってるわよ」とややドスの効いた声で呟く。


「あんたが私たちにギリギリに教えるからなのはの出発止めるには間に合わなかったけど。」
「それで良いよ。」


小さく笑った後にコンコン、とノックの音。


「母さんたちかな…?」
「…………看護士さんよ。」
「あぁ、そっか。」


何しに来たんだろう?と思いつつとくに何も言われなかったのでそのまま何気なく他愛もない話をして、しばらくしてアリサが帰って行った。誰も居ない静寂の広がる病室で、視線を動かしてみてもやっぱり光を感じるだけで。そのまま目を閉じて最初に浮かんだのはなのはだった。それから特にすることもなくて、明日の手術に備えて眠ることに。明日は母さんたちも朝早く来るだろうし、ゆっくり休まないと。案外疲れてもいないはずなのに、その日はすぐに眠りについたのだった。その夜は、不思議とよく眠れて夢の中で誰かが手を握ってくれているような、そんな夢を見た。
























それから数日。手術は無事に終わり、視力も回復しているはずだと告げられた。実際まだ目は閉じてその上から包帯を巻かれているから良く分からないのだけど。


「良かったわね、成功して。本当に良かったわ…。」
「さすがクロノの紹介の先生だけあるね。」
「ん?まぁ…性格にはやや難ありだが、腕だけなら世界でも上の方だ。」
「改めてスカリエッティ先生にお礼を言わないとね。」


実際はとても困難な手術だったらしいけど、余程名医なのか或いは見栄っ張りな人なのか「簡単な手術だった」と言い張っていたっけ。ともあれ、本当に成功して良かった。なのははもうそろそろ帰ってくる頃かな…?でも、私はまだなのはの隣に立ちたいと願う権利があるんだろうか。

なのはの為にとかいう題目の自分の都合で変になのはに嫌な思いをさせてしまった。目が見えなかったら、この先なのはに苦労を強いてしまうかもしれない。そんなの嫌だった。───けどいざ手術が上手くいったとなるとやっぱりなのはの隣に居たいと、そんな風に手のひらを返したように思ってしまう。最低だ……。


「フェイト?どうかしたの?」
「え?いや………その、包帯いつ取れるのかなって。」


ぼんやりしている私を心配した母さんがそっと頭を撫でる。この年になって頭を撫でられるのが照れ臭くて、それと同時に考えていることを悟られたりしなくて咄嗟に誤魔化す。


「担当の看護士さんが来るから、もう少し待って。あとはアリサさん達も来るはずなんだけど…。」
「担当?」


私に、担当の人なんていたかな…?基本的に個室だからこの部屋にはあんまり人は来ない。看護士さんと言っても、そんなに親しい人もいないし、その日によって違かった気がするんだけど…。


「……いつも花を活けてくれる人?」


私の質問と同時に複数の足音がした。スカリエッティ先生と看護士さんだろうか?何処となくソワソワしたような空気を感じて辺りをきょろきょろする私の肩にそっと触れたのは多分母さんの手で。


「フェイト、これから包帯を外してくれるみたいだから母さんたち少し外に出てるわね。」
「………ぁ、うん。分かった。」


そう言うと同時に、そっと包帯に添えられる手。というか、こういう時って何も言わずにいきなり外すんだ?とか思いつつ黙って少し俯く。───1週、また1週と徐々にはがされていく包帯に、緊張と不安が綯交ぜになって、ついに最後の1週がはらりと音を立てて瞼から離れた。久々に外気に触れるような、そんな感覚。

先ほどよりさらに不安が高まって、ゆっくり…本当にゆっくりと瞼を開く。突然の、久しぶりの色と光にほんの一瞬眉を潜めてやがてどんどん視界に広がったのは想像よりも少し広めの部屋だった。こんなに大きい個室とらなくて良かったのに。ついで、看護士さんの立っている方向にゆっくり視線を向けた。その看護師さんは、ナース服ではなくて、白いブラウス。ゆっくり顔を上げた先に、そこに立っていたのは。


「な、の…は?」


立っていたのは紛れもないなのはで、少しだけ泣きそうな顔をしていた。


「なんっ、なんでここに……?だって、発表会かなにか──」
「行ってないの。」


私の言いかけた言葉に被せるように静かに微笑んだなのはに、私はすこし間抜けに口を半開きのまま小さく疑問の声を上げた。部屋にはなのはしか居なかったのは、多分皆が謀ったからだろう。全く気付かなかった。


「あのね、出発する直前にフェイトちゃんの事聞いたの。」
「でも、アリサ達には直前に教えたから………」


間に合わなかったはずなのに。


「私にこのこと教えてくれたのはアリサちゃん達じゃないよ。」
「ぇ?」
「ティアナがね、教えてくれたの。」


ティアナはお兄さんがここで働いている関係で色々お世話になっている子。なのはに内緒にしている話で「納得いかない」なんて言っていたから多分お節介をしたんだろう。


「じゃあ、なのは………行かなかったの?」


そんな私の言葉になのははただ微笑んだ。その微笑みに、少し気付いた事がある。


「じゃあ、もしかして…ここに来て、た?」
「空港から戻ったその足で来てたよ?アリサちゃんが来てたけど。」


来てたよ?と事もなげに、可笑しそうに微笑むなのはに目を瞬く。どうして気づかなかったんだろう。看護士さんにしては少しおかしいタイミングだった。それに……。


「じゃあ、この花もなのはが?」
「うん。」
「気付かなくて、ごめん………。でも、その…行かなくて良かったの……?」


申し訳なく、小さく謝るとなのはは突然眉を吊り上げてムッとした顔になった。やっぱり怒ってるんだろうかと、ちょっとだけ視線を逸らす。


「他に、言う事ないの?」
「え?」


視線を向けるとますます怒ったなのはの顔があった。怒ってる。凄く。でも何を?と少し思案する仕草をすると頬を両手でつかんで、ぐいっと引っ張られた。


「なっ、…のは?」
「どうして本当の事言ってくれなかったの?」
「ぇっ…」
「もっと早く言ってくれたら、私……留学なんてしな…っ…」
「ぇ、なななな…なのは?」


急にぽろぽろと泣き始めたなのはに少し挙動不審な声が出た。さっきまで怒ってたのに急に泣くなんて………


「ふぇ…っ……、…」
「ご、ごめん……。その、この病気の事分かってから色々考えて…多分考えすぎて、その……」
「ばか」
「う、ごめん……」


小さく何回目かのごめんを言うと、なのはの青い瞳がキロッと私を睨む。


「ごめんじゃ済まさない。」
「…………ぁう…」


ならどうすれば良いんだろう……。しどろもどろに少しみっともなく慌てる私に、なのはが再びホールドするように私の頬を掴んでぐいっとなのはの方に向ける。


「あの時言ったのはこの事だったの?」


あの時、っていうのは多分学校のトイレでの事だ。私は少し考えてから首を縦に振る。───その瞬間、両頬を思い切り抓られた。それはもう思いっきり。


「いひゃっ!な、なに?」


心なしか、抓っているなのはは凄く微笑を浮かべている気がする。凄く怒りが含まれた微笑。


「フェイトちゃんは何も分かってないの。」
「いたたた…」
「アリサちゃん達から聞いたんだけどね?」


ぎゅむぎゅむと、一応病み上がりの私に酷なことをするなのはにただ頷く。


「別れたのが私の為とか本気で思ってたら……怒るよ?」


そう言ってようやく手を頬から放してくれた。というか、もう怒ってるのでは?


「で、でも……私は…」


それでも。私はなのはの足枷だとか、そう言ったものにはなりたくなかった。


「どうしてわからないの?」
「ぇ…」
「私はどんな事があっても、フェイトちゃんが失明したとしても、うぅん…そうだったら余計にフェイトちゃんの側に居たいって思うよ?」


少し悲しそうに眉を寄せたなのはに胸が締め付けられたようにきゅっ、となる。


「だけど……」


結局私は何がしたかったんだろう。「だけど」と言いかけてそれに続く言葉を探しても出てこない。結果として私は、ただなのはを振り回しただけになる。


「フェイトちゃんが私の事本当になんとも思ってないなら、それでも良いの。この前言ってた事が嘘でも本当でもどっちでも良いの。───だけど、私の気持ちはずっと変わってない。留学中も、帰ってきてからも私はフェイトちゃんが好き。………今も。」


きっぱりと言い切ったなのはの言葉に胸が熱くなる。ちりちり焼けつくような感情が爆発しそうで、だけど言葉が出てこなくてただなのはと視線を交えていた。


「……………今日は、もう帰るね。」


だけど何も言えない私に小さく息を吐いたなのはは少しだけ眉を寄せてそう微笑んで私に背中を向けた。その背中を見た瞬間に、咄嗟に思わず手を伸ばしてなのはを捕まえて感情が漏れた。


「す、好きだ!」


気が付いたら、思いのほか大きな声で叫んでいた。


「私だって本当は好きだよ!誰にも渡したくなんてない!別れたくなんてなかった。自分勝手だけど、なのはの為とか言いながら、本当は怖かったんだ。目が見えなくなったら、なのはに嫌われるんじゃないかって。ずっと………」


なのはの手首を掴んだまま、最後まで息継ぎもなく一気に吐き出した。醜くて弱い、私の本音を。情けなくて、顔向けできなくて俯いてなのはが何か言うのを待ったけど、なのはは何も言わず、なのはを掴んだままの私の手を、もう一方の手でそっと包んでくれた。


「ばか。嫌いになんて…ならないに決まってるのに。」


少し泣きそうな私に苦笑したなのはは、私の前髪を掻き上げて額と、瞼に口付けを落とした。優しく温かいキス。


「でも、フェイトちゃんの不安に気付けなくて、ごめんね?病気の事も。」
「それは私が隠してたから……。」
「それでも私はちょっと悔しいなって思うよ?今まで側に居れなかった分、これからはもっと側に居たい。居ても、良い?」
「……………なのは…。」


優しく微笑んだなのはは、とても綺麗な顔で微笑んでいて。さながら女神とかそういうものに見えた。


「結婚…しよう。」


だから、多分少し頭が沸いたんだ。神聖な微笑みにやられたというか。あるいは深層心理が浮き彫りになったんだろう。そう思いたい。


「ぇっ…?」


なのはの顔を見るまで、自分が何を言ったか分からなかったくらいだもの。なのはは顔を真っ赤にして「ぇっ」と何度か呟いた後に「でも私たちまだ学生…」とかごにょごにょ言っていた。私はもう今さら後にも引けなくて恥ずかしさとかそう言うので半泣きになりながら。


「ちょ、貯金なら結構あるし!」


とか


「急にこんなの困るよね!」


とか、よくこんなに大きな声が出るなってくらい大声で叫んで首が千切れるくらいに振り回していた。それからひとしきり捲し立てた私に。なのはが少し可笑しそうに笑って。「いいよ。」と小さく耳打ちしたのだった。


「その代りもうこういうのはなしだよ?絶対離したりしないで。」


めっ!と人差し指を立てて可愛く眉を吊り上げてそう言うなのはに私は排い誓いを立てた。二度と私は、なのはを泣かせたりしない。なのはが望まない限りこの手を離したりしない。


「約束するよ。……だから、側に居て欲しい。」


そう苦笑するとなのはは「お安い御用だよ」と微笑んだのだった。優しい空気に満ちた病室で。


「それで?新居はどうするのかしら?あ、それより先に挙式よね?」


そんな空気を。見事にぶち壊したのは、紛れもない私の母だった。


「…………かっ、母さん!?」
「早い方が良いわね、なのはさんの気が変わらないうちに。」
「り、リンディさん聞いてたんですか?」
「盗み聞きしたんじゃなくて、聞こえたのよ?」


ニコニコしながらやって来た母さんはこれ以上ないくらい嬉しそうな笑顔で。私はゆっくりとベッドから出る。包帯が外れたら退院しても良いと言われたくらい経過が良かったから特に誰にも咎められたりはしなかった。ゆっくり立ち上がってスリッパを履くと、私はなのはの手を掴んだ。


「フェイトちゃん?」
「なのは、逃げよう。」
「ふぇ?………にゃっ!?フェイトちゃん?」


そして、病室から逃げ出そうと走り出す。


「悪いけど逃げられると思ったら大間違いよ?」
「…………アリサ!?」


だけど残念なことに、病室の扉前で待機していたアリサ達に行く手を阻まれて。


「こうなったらとことん恥ずかしい思いしてもらおうじゃないの。人にこんだけ心配させておいて………ざっけんじゃないわよ?」


額に青筋を浮かべながらにっこり微笑んだアリサ達に、病室に押し戻されてからの公開処刑のような時間が始まったのは、本当に言うまでもない。主に挙式の話から、手術の為に入院してからの私の独り言(なのは関連の)を聞いていたらしく暴露されたり、どっちが嫁入りするのかとかそんな話まで。


「…………本当、悪かったよ…」


そんな泣き言を、私は何回呟いたか分からない。


「フェイトちゃん。恥ずかしいんだけど…///」
「私の方が恥ずかしいよ。」
「それもこれもフェイトちゃんの所為だって、分かってる?」
「……………すいません。もう二度としません。」


そんな会話を交えつつ。退院してその後、私となのははめでたく学生結婚というものをしたのだった。















FIN



テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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