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素敵な恋は奴隷から

やって参りました「素敵な恋は~」\(・ω・)/!
毎回「こんなノリだったんだっけ…?」とか思いながら書いています。w

追記から

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「……………。」


とある休日。私は、私の部屋の侵略者もとい、ひょんな事から生活を共にすることとなったアイドル声優「高町なのは」が留守の合間に、とある雑誌を読み耽っていた。まぁ、いう所の声優雑誌だ。つい先日、発売したてのこの雑誌。いつも買ってるわけじゃないのだけど、たまたま、本屋で目に止まったんだ。


表紙を飾っているのは、この部屋の侵略者。


夏だからなんだろうか?表紙を飾る写真も、中の記事も。このなのはは浴衣を着ていて、髪を上げて、可愛らしく水風船なんて持っている。狡いな、写真は。写真には性格は写らないから。あんな我儘小悪魔みたいな性格が。…………そう思ってるのに、私はどうして逆らえないんだろう。惚れた弱み……?いや、ないない。断じて。そう、これは「ファンの弱み」であって「声フェチの弱み」だ。


うんうんと一人頷きながら、パラパラとページを捲っていくとプレゼンコーナーに気になる物を見つけてしまった。


サイン入りDVDだって…?


しかもこのDVDは私が持っていない物。欲しいか欲しくないかって言われたら、もちろん欲しいんだけど。だけど後で(仮に当選したとして)持ってるを見られたら何を言われるか分かったものじゃない。というか普通に恥ずかしすぎる。無い。そう、無しだ。


「……っていうか、一緒に住んでるんだからサインくらい普通にくれるはず。」


虚しく部屋に響いた独り言が、余計に恥ずかしくてその後で「いらないけど。」と訂正した。私は別にミーハーなわけじゃない。ただ、そういえば…って思っただけ。うん。一応折り目だけつけて、ペラペラとページを捲りながら読み進めるとまたしてもなのはの記事。今度は浴衣の衣装ではなくて、なんていうか夏らしい、ちょっとだけ露出度が高めな衣装で。きめ細やかな肌が、綺麗に写りこんでいる。───あんまり見るとまた「すけべ」とかそう言う事を言われそうなので見ないけど。


そんな風に思いながら一枚ページを捲った時。耳元に、気配を感じた。


「た・だ・い・ま♪」
「っ、わっぁぁぁぁぁ///!?」


耳元で上機嫌に甘く囁く声。ビクリと肩が震えて、鳥肌が立ったのを慌てて隠す。


「い、いつの間に帰って来てたの!?///」
「ついさっきだけど、フェイトちゃんってば全然気づかないで一生懸命何か読んでるから。」


奴隷のくせに。なんてクスクスと笑いながら、その後すぐにニヤリと笑うなのはに慌てて雑誌を隠す。なのはは私に背中を向けて上着を脱ぎ始めていた。多分まだバレてないはず……。


「まさか私の記事のところにそんなに釘付けになってるとは思わなかったけど。」


訂正。しっかりバレていたみたいだ。


「っ、違うよ。たまたまページを捲ったら……///」
「よりによってそんなに露出度高めの写真のページだなんて。」


それから、一拍間を置いて。


「すけべ。」


いつもの決まり文句のようにそう言ったのだった。心外な。私は断じて変な事なんて考えてないのに!肌が綺麗とか、そう言う事は考えたかもしれないけど。


「んなっ!?///」
「いやらしい事考えてたんじゃないでしょうね?」


それから面白可笑しそうにそう言ったなのはに、私はプイっと顔を背けたのだった。


「違うっ!………そもそも私露出が多いのとかあんまり好きじゃないから。///」


私の好みの話なんてしてないのに、急に何を言い出したんだろう私の口は。あぁ、きっとまたからかわれる…。なんて思ったんだけど、なのはからの反撃はなくて。


「………。」


蒼い瞳をパチパチさせて、ちょっとだけきょとんとしたあどけない表情を浮かべていた。


「……どうしたの?」
「ふぇ?ぁ、うん。別に。」
「???」


予想外ななのはの反応に首を傾げる私は、雑誌をとりあえず置いたままに夕飯の準備をすることに。何か、思ってた反応と違うと調子が狂うな……。なのはは「うーん」とか顎に手を当てて何か考えている。何か仕事の事でも思い出したのかな?


「ご飯作るけど、なんでも良い?」
「美味しいのにして。」
「はいはい。────たまには自分で作ってくれても良いけど?」
「奴隷のくせに私の手料理が食べたいなんて生意気。」


そんな風に言うなのはに、なんじゃそりゃ。と心の中で突っ込みつつ私はキッチンに向かう。それからなのはは着替た後、ソファに転がって(私がさっきまで読んでいた)雑誌をペラペラ捲っていた。やっぱり自分でも自分の記事が気になるんだろうか?──と思ったら、別の声優さんの記事を読んでいた。最近人気の出てきた、何だっけクアットロさん?あまり詳しくないけどライバルっぽい関係なのかな?確か事務所一緒だったよね?


「なのは、その人と仲良いの?」
「ふぇ?」
「ずっとその人の記事読んでるから。」
「別にそういうのじゃないけど……。」
「ふぅん。」


何となく私が聞くような話じゃないんだろうな、と思ってそのまま背を向けて鍋の湯を沸かす。その間に水でも飲もうと思って冷蔵庫に。後ろではペラペラとページを捲る音がしていた。


「ねーぇ、フェイトちゃん。」


冷蔵庫からミネラルウォーターのボトルを取り出したとき、後ろからなのはの呼ぶ声がした。うーん、こんな感じの呼び方の時ってろくな事がないんだよね。なんていうか面白い事思いついた、みたいな声。きっと後ろで雑誌を見ながらニヤリと微笑んでるに違いない。私は「なに?」とそっけなく、背中を向けたまま水を口に流し込む。


────けど、その行動は良くなかった。


「私のサイン、欲しいの?」
「ぶはっ!!!///」


クスッと悪戯に笑いながらそんな風に言うなのは。ここが流しで良かったと思うくらいには水を吹き出した私は、慌てて振り返った。


「分かりやすく折り目なんてつけちゃって。」


いつの間にか後ろに立っていたなのはは雑誌片手に微笑んでいて。何で折り目何てつけたんだろう、私ってバカ。


「ちっ、違うよ!それは、その……。」
「なぁに?」


クスクス笑うなのはの上機嫌な声。あぁ、もう。可愛いなんて口が裂けても言わないけど。「えっと」と言い淀んでいると、キッチンでお湯が沸いた気配。


「あ、お湯沸かしっぱなしだ。///」


逃げるように背中を向けてキッチンに向かう私は必至で誤魔化す方法を考える。あ、もうはやてが欲しいっていうから、とかそう言う事にしておこうかな。我ながら良い案だ。


「実ははやてが───」
「サイン、あげようか?」
「ぇっ」


だけど予想外に、そんな返事が返ってきた。あぁ、なのはもそこまで意地悪じゃないよね。そういえば私が熱を出した時も意外と親切だったし。振り向いた先のなのはは、嬉しそうになんだか鼻歌なんて歌っている。相変わらず良い声だな、なんて思っていると。


「そのまま動かないでね?」
「ぇ?───ッちょっ、なのは?///」


何故か突然、指で背中に何か描き始めた。ちなみに私はというと、薄着なわけで、Tシャツ一枚なわけで、凄く擽ったいんだ。これは、やばい。しかも相変わらずなのはは上機嫌に鼻歌を歌いながらで。ぐるぐると何かを指で描いてから暫くして「できた」と言って微笑むわけで。


「な、なに?」
「サイン。」
「ぇ?」
「背中に書いてあげました♪」
「ぇっ」


背中って。しかも指って。見えないじゃないか…。てゆーか何でそんなに楽しそうなの?


「ちなみにサインはサインでも所有のサインね。奴隷の。」


クスりと笑って。「残念でした」なんて笑うなのはは凄く楽しそうにペロリと舌を覗かせたのだった。不覚にも、可愛い思ってしまった。といや、まぁファンなので可愛いとは思ってるけど。なんか悔しいと思ったのは余談。








≪Pipipipipipi───≫







と、そんな中。丁度鍋の火を消したところで、鳴ったのは私の携帯だった。この時間帯に電話を掛けてくるような友人は私には1人くらいしか居ない。とりあえずなのはと鍋を放置して電話に出る。


『ぁ、フェイトちゃんか?』
「あのね、はやて。私の携帯で他に誰が────」
『一生のお願いがあるんやけど!!!』
「ぇっ」


はやてにしては珍しく切羽詰まったような声。ちょっと珍しいと言うか心配になる。


「────な、なに?」


息を飲んで、声を潜める。なのはも視線だけこっちに向けていた。


『バイトなんやけど…着ぐるみを、着てくれへん?』
「断る。」


プツリ。私はそう一言で済ませて、何事もなかったかのように携帯にポケットに押し込んだ。それからしつこいほどに電話がかかってきて、なんというか、もう面倒臭くなってとりあえず後日話を聞くことに。大方ろくでもない願いだったけど、むげに断る事も出来ずにいた私に。


「何のお話だったの?」


と、何か面白いネタでも掴んだような微笑みを向けるなのはがこっちを見ていて。私は「何でもなかったよ。」と小さく返した。それから結局このはやての願いを聞き届ける事になったのだけど、それがもとで大変な事になるなんてこの時は全く想像もつかなかった私だった。













FIN





背中にサインってなんぞ凄く萌えるので書きました。



テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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