勢いで(略

フェイトちゃんが捕まっちゃってなのはちゃんが助けに行くみたいな場面のお話。ほとんど小ネタです。思い付きの、経緯とか省いた、シーンだけのお話ですので/(^p^)\

明日更新予定の小ネタももう書けてるんだぜ!明日は、甘いんだぜ!たぶん。

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「────…はぁッ…」


暗く冷たい部屋の中。私は、自分がどうしてここに居るのか全く思い出せずに、嘔吐感と、酷い頭痛に溜息を吐いた。地下なのか、日の光すら入らないこの部屋はじめじめしていて気持ち悪い。私の手元にはバルディッシュも居なくて、代わりに両手首は、良く分からない装置の様なもので、丁度手錠のように拘束されていた。時間も日付も分からなくて、此処が何処なのかすら分からなくて、チリチリと不安が走る。



ここに来て何日が経っただろう───…


食事は与えられているけれど、目的も、その食事は誰からの物なのかも分からない。当然口に入れられるはずがなく、私はここ数日食事をほとんど取っていなかった。そのせいか、余計に疲労感と胃の不快感は募るばかり。



「なの、は……」


この状況下で私が発狂せずに意識を保っていられるのは、単に彼女の存在を胸に描くから。その名前を呼べば、どんな状況でも自然と力が沸いた。暗い部屋の中、出口は一つ。重く冷たい扉を、もう何度蹴り上げただろう。その度に「無駄だ」と、私の脳内に刷り込むように、壁に吊り下げられたスピーカーから声が流れた。



「────なのは。」


なのはは、今頃何をしているだろう。無性に、キミに会いたい。私が急に居なくなったことで、なのはがどうしているのかがただ心配で、自分の身よりも彼女の事を考えている自分が居た。




そんな中。


不意に、私に食事を与える為に存在している小窓が開いた。まだ食事には早い時間にも思えるけれど、私の体内時計なんて既にあてにはならないので、視線のみを向けてじっと身構える。



「やぁ。元気かい?」


そう話しかける声は私の記憶にはない、知らない声。その小窓から見える白い白衣のような姿の誰かは、声だけでそう優しく言った。


「誰?───此処は何処?」


ここに来て数日。私が誰かとこんな風に言葉を交わすのはこれが初めて。今まではただ食事を与えられていただけだったから。白衣の姿からするに、どこかの研究施設か何かかと、先ほど以上に神経を尖らせる。


「君はここに来て数日、ろくな食事もとらずにろくに睡眠もとらないから…少し君のことが心配で来たんだよ。」
「ここから、出して───…。」
「でも元気そうで安心したよ。」
「待っ─────!」


くくく、と低く笑って。私の言葉などまるで聞いていないかのようにその白衣の誰かは再び小窓を閉めて何処かへと行ってしまったようだった。まるで私の話を聞く気はないその人物。白衣。今までなかった恐怖感が急に沸いた。冷静に状況を把握しようにも衰弱した体ではまともに考えることも難しくて、私はそのまま壁に背を当てて座り込み、拘束された両手で小さく膝を抱え込んだ。


「なの、は───…」


君に会いたいよ、なのは。────…どうか、君が 元気でありますように。
























眠れない。






ベッドに横になって、枕元の時計を見る。既にいつもなら寝ている時間なのに、ここ最近私はほとんど睡眠なんてとれていなかった。シャマルさんに飲むように言われた薬を飲めば眠れるけれど、寝ると夢の中に必ず彼女が出てきて、朝起きたときに堪らなく胸が痛くなるから。だから、私は出来る限り眠りたくなかった。



「────フェイト、ちゃん。」


この部屋には、彼女の痕跡が多すぎる。




「……どこに、居るの……ッ?」


頬を伝う涙を拭ってくれた彼女は、数日前に忽然と姿を消してしまった。確か、任務に出る前に一度会おうという約束をしたのに、彼女は約束の場所には来なくて。それ以来、彼女の姿を見ることはなくなってしまった。



「フェイトちゃん、…ふぇい、と…ちゃんッ……!」


本格的に眠れなくなったのは、彼女がもしかしたらとある研究施設に居るかもしれないという話を聞いた時。底冷えするような、ひんやりとした恐怖感が私の体を蝕んで、気が狂いそうで仕方なくて、それは今も一緒。

クロノ君がフェイトちゃん捜索の為に組織した捜査チームが場所の特定を急いでくれていても、私にはそれがとても遅く、無能なものに感じて仕方なかった。彼らが優秀だって言うのは凄く凄く、理解しているのに。


それに、自分の階級や立場をこれほど呪わしく思ったことなんてない。いっそ全て捨てて探しに行けたなら、少しは気が晴れるかもしれないのに。だけどそんなの、彼女が知ったらきっと悲しむから。ぐっと、自分の腕に爪を立てて、耐えた。



『堪忍や、───…けど、分かったら真っ先になのはちゃんに連絡を入れるから。最前線で行って貰うから、辛いやろうけどもう少しだけ、待ってて欲しい。ごめん───…!』



取り乱して局の規律を破ろうとした私を抑えて、泣きそうな顔でそう言ったはやてちゃんの言葉を思い出す。気が付くと、腕にはまた紅い傷がじんわり広がっていて、爪には少しだけ血が滲んでいた。




≪ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!≫



それから、突如として鳴り響いた緊急アラームに飛び跳ねるように、起き上がった。乱れた髪を直すこともせず、少しだけ乱れたシャツを直す。


今か今かと待ちかねた、フェイトちゃんの居場所の特定を知らせるその音は、いつもなら耳障りなアラームに聞こえていたのに、今日だけはとても特別で。


『なのは!出られるか!?』


通信越しに私に叫ぶクロノ君の言葉に、一言だけで返事を返した。







「行こう。レイジングハート。」


そんな私の呼びかけに一度の点滅を返すレイジングハートを首に掛けて。




「─────ッ、待ってて…フェイトちゃん……」






愛おしい人を取り戻すために、私は部屋を飛び出したのだった──…。















おしまい



コメント頂いた勢いで……書いたったw\(^o^)/書きたいなとか思ってたの。




フェイトちゃんが拘束されて行方不明とかになってると、なぜかなのはちゃんが病んでいっちゃうwみんなの前では明るく気丈にふるまうけど、見えないとことか気を許した人の前では脆い…みたいな。思うに、拘束されたフェイトちゃんはなのはちゃんの事を思ってぎゅっ、てなると思う。なのはちゃんは、自分を取り巻く環境を捨てきれない子で、だから余計に自分の中で苦しくなっちゃうのかなー、とか。いや、コレジャナイ感とか、あったらごめんなさいね(^∀^;)オボボボボw逆になったらフェイトちゃんは「なのはなのはなのはなのは」な気がする←


結局なのはちゃんが助ける話です。

フェイトちゃんは衰弱してたけど無事で、助けた後しばらく、なのはちゃんがフェイトちゃんに甘えるようにベッタリでしてね……フフフ。朝起きるたびにフェイトちゃんに触って確かめてくっついたまま二度寝、みたいな。







ごめんなさいww!

テーマ : 日記
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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