アルェー(・ё・)?

突拍子もなく書いてしまった。さーせん…
きっと蜂に刺されたせい/(^p^)\www

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気が付いた時には既に触れていた。

柔らかくて温かい唇の感触に、フェイトははっとして目の前の、自分が引き寄せていたその体をトン、と軽く突き飛ばした。目の前には驚きに見開かれた蒼。


「───── ご、めん。」


先ほどまで、部屋で他愛もない話をしていたはず。フェイトは背中を走る冷たい汗に、数瞬前までの行動を思い立つ。けれど酷く混乱したその頭では何を考える事も出来ず、くしゃくしゃに歪めた顔を俯かせて呟くと、逃げるようにその部屋を後にした。荷物を拾い、後ろで呼んでいるなのはの声も聞こえないふりをして。









数分前。フェイトはなのはと一緒に、部屋で冷たい紅茶を飲みながら他愛もない話をしていた。

学校の話や、今後の自分たちの話。それはフェイトにとっては執務官としての、なのはにとっては教導官というそれぞれの道の話で。対面に座っていたなのはが急に隣にやって来たところまでは覚えている。

なのはは教導隊の隊舎に入るけれど、フェイトは管理局の近くにマンションを借りるつもりだという話をした時に、一緒に物件の雑誌を見ていた。それで距離が縮まって、それから不意に目が合ったときに。気が付いたらキスをしていた。

雰囲気と言えばそれまでだったと思う。もちろん、無理やりとかそう言ったことをしたわけではない。かといえば合意の上とかそういうわけでもない。ただ、お互い雰囲気にのまれたと言ったらそれまで。フェイトとなのはは親友で、それ以上でも以下でもなかったはずなのに。


「なに、してるんだ…ばか……。」


以前からそんな雰囲気のところがなかったわけではない。親友以上恋人未満という呼び名が一番近かったかもしれない。だけど。どうして急にあんな事をしたのか。なのははどう思っただろうかと、それだけが気になった。フェイトは嫌だったわけじゃない。それこそ驚きだけど、嫌だと思う感情は全くなかった。だけどなのははどうなのか。

駆け足で家へと急いでいたフェイトはピタリと足を止めて、それから言いようのない感情を抱いたまま空を見上げた。ただの一瞬の行為で親友と言う一線を壊してしまった気がして、今後自分となのはの関係がどうなってしまうのかが不安で、ほんの少し視界が滲む。唇にそっと手を当てると、なんとも言えない熱を持っている気がして、慌てて手を離す。


「……っ、…」


それからフェイトは家に帰ってからも、ずっとその事ばかり考えていた。口付けはよその国では挨拶とも言うらしい。────が、先ほどフェイトがなのはと交わしたのは一体何に値するものだったのか。なのはは怒ってはいないだろうかと、携帯を見るけれどなのはからの連絡はなくて。

フェイトは、どうして良いのか分からず単調に「ごめん」と謝罪のメールを送った。それしか、浮かばなかったから。いつもなら直ぐに返ってくるはずのメールの返信が今回はどうしても遅くて、数分、数十分、数時間ずっと待っていても来なくてため息を吐く。


「なんであんな、事……」


ベッドの上で膝を抱くようにして座るフェイトは、ぼんやりと考える。何度も考えるように、自分となのはの関係を一言で表すなら「親友」で。それ以外に言葉はないと思っていた。どうして雰囲気であんな事をしてしまったのか。今まで築き上げてきたなのはとの関係が壊れてしまう事がただ怖くて、抱き込んだ膝に顔を埋める。──と、ようやく、待ちに待っていたなのはからの返信を知らせる電子音が響く。

電子音が鳴りやまぬうちに携帯を拾い上げて開いたメールの本文には。急に帰ってしまたフェイトの忘れ物が散らかって片付けが大変だった旨の恨み言が綴ってあり、特にキスの件についての話題は何も触れておらずほんの少しだけフェイトは胸を撫で下ろした。それから本文の一番下に、「今度おごって貰うから覚悟してね」などといういつも通りの明るい文面と絵文字が記載されていて、フェイトは自分の考えが取り越し苦労だったのかと安堵してすぐさま返信を返したのだった。

























「ごめん」と、フェイトらしい簡潔なメールが表示された携帯を握り締めたまま。なのははぼんやりと窓から空を見上げていた。夜空には月が浮かんでいて、1人の人物を彷彿とさせる。それから唇をなぞる。この部屋の片隅で触れ合わされた唇を思い出して、きゅ、と締め付けられる胸を抑えた。

驚いたように、咄嗟に突き飛ばされた瞬間のフェイトの表情を思い出す。驚きに満ちた表情。なのはは突き飛ばされたことが少なからずショックだった。以前から、周りからもしばしばからかわれることはあった。まるで恋人のようだと。なのはもフェイトも特に否定も肯定もせず、今まで過ごしてきた。

フェイトが自分の事を「親友」という枠の中に見ているのは知っていたから。だから、自分もそれに合わせるようにして、そうやって過ごしてきた。だけど本当は、誰よりも彼女を愛していて。ずっとずっと昔から、そんな感情を抱き続けてきた。


「どうしよ……。」


なのはは小さく鼻を鳴らして呟く。暫し考えてから、やはりフェイトとの関係が崩れるのを恐れて、何事もなかったようにその件の事には触れずいつも通りの内容で返事を返したのだった。自分の気持ちを押し殺すように閉じ込めて、いつも通り。それからすぐ後に返って来たフェイトのメールに、なのはは返事を返さなかった。

ただのキス。無意識の、流されて交わしてしまったキス。それは、なのはにとっての苦く甘いファーストキスだった。





そしてその翌日。フェイトは急な任務に出てしまい、その日なのはがフェイトと顔を合わせることはなかった。その事に胸を撫で下ろしながら、それでも少しだけ残念だと感じていて。折角なので学校に転送されてくるフェイトを待とうと、放課後の教室でぼんやりと時を過ごす。


「何よ、フェイトちゃん待ち?」


カタン、と言う机が揺れる音と共に、教室内に声が響いた。いつの間に来たのか、と疑問に思いながらもなのはは苦笑気味に振り返る。──と、そこに居たのはやはり親友であるはやてで。呆れたような、ちょっとだけ怒りを孕んだような表情に見えるはやてを少しだけ疑問に思いつつも、頷いて答えた。


「うん。もうそろそろ帰ってくると思うから。」


自分の、フェイトへの気持ちを知る1人でもあるはやてに、ほんの少しだけ照れを交えてそう返すと小さく自嘲の言葉を呟く。


「ばかみたい、かなぁ?」
「……なんで?」


矢継ぎ早にそう返ってくるはやての言葉にまたも苦笑を浮かべて。


「だって、ただの友達なのに……」


そこから先は言葉にならなくて、笑って誤魔化す。なのはの、フェイトへの気持ち。気付いていないのは親友たちの中では多分本人だけ。それから、昨日に起きた出来事をポツリと零す。黙って聞いていたはやては、少しだけ小さく溜息を吐いた。


「フェイトちゃんは中々に鈍感やからなぁ。」
「告白する勇気がない私も、悪いんだけどね…。」
「せやね。」


少しだけ優しく微笑んで、瞳を閉じたはやてはゆっくりと瞳を開いて、「でも」と紡いだ。いつも冗談めかした事を言っているはやてにしては珍しく真面目な顔。思えばたまに呼ばれる仕事先での表情に似てるなと、ぼんやり考える。が。


「でも。」
「なぁに?」
「なのはちゃんも、ほんのちょこっとだけ鈍感さんやね。」


そう言ってはやてが詰め寄った距離。なのはとはやての距離が急激に縮んだ。椅子に座って見上げるなのはの手を、机に押さえつけるように、上から重なったはやての手。なのはは少しだけ真剣な、深く青いはやての瞳から慌てて目を逸らした。


「はやてちゃん?からかうのは───…」
「私はなのはちゃんのこと、からかってなんてない。」
「──っ…」
「フェイトちゃんの事、好きなのも知っとるし見てたから分かる。だけど辛そうなのも知ってる。」


だから、と。そう言いかけたはやては口を閉じた。少しだけ熱くなりかけた自分に向けられた蒼に、小さく息を吐く。揺るがない決意を秘めているような、自分を助けてくれた親友に。


「それでも私は────…フェイトちゃんがいいの。」


ごめん、と真っ直ぐに向けられるなのはの言葉。その言葉に、緊張していた体の筋肉が和らいで、はやては少しだけ笑みを漏らした。


「冗談や。辛そうななのはちゃんを見るのは辛いけどな……」


冗談という気迫なんかではなかったのに。だけど、「冗談」で終わらせたはやての言葉の意図を酌んで、なのはもいつも通り、だけどちょっとだけ悲しげな笑みをこぼした。自分に向けられるはやての気持ちに応えられない事に、最後まで言わせなかった事に、胸を痛めて。だけど、なのはの心に住めるのはただの1人で。


「なぁ、なのはちゃん?」
「うん?」
「私は、フェイトちゃんもなのはちゃんも大好きや。────せやから、辛そうな顔は見たくないんよ。」


相変わらずなのはの手を掴んだまま、ちょっとだけ心配を孕んだはやての瞳。


「私、そんなに辛そうだったかな?」
「気付いたんは、私やからやろうけど。」


安易に、はやてがなのはを見つめていたから気付いた事。


「せやから。」


ほんの少しだけ、はやての手に力が込められる。


「辛いときは、私のところに逃げて来ても、えぇんやよ…?」


コツン、と当てられた額。酷く優しいはやての言葉に、声になのはは微笑して。それから口を開いた。


「ありがとうはやてちゃん。でも…」


それでも。自分にはフェイトしか居ない。そう紡ごうとしたなのはは、自分とはやて以外の誰かの気配に気付いた。





「なに、してるの?……2人とも。」





声の主。教室の入り口に立っていた人物は、任務から帰って来たフェイトだった。






















\(^o^)/修羅場!


初めてはやてちゃんを絡めてみた!
なのハーレムだけどなのはちゃんの意思は固くフェイトちゃん向き!なのはちゃんにはフェイトちゃんを愛してほしいです。願望ですが。でもはやてちゃんも幸せになってほしい。

フェイトちゃんの鈍感馬鹿野郎!←

※見る場所によっては、額を当ててるのってキスしてるようにも見えるんですよ(ヒソッ…

続き…書くと思う……(^ω^);



テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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