ホスト

久々にホストってみた\(^o^)/ 今回は焦らしタイムです←

あれだ、次回の為の今回?←

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彼女のいるホストクラブで、彼女にプレゼント……じゃなくて、お礼を渡してから数日。私はそれ以来彼女のいるお店に顔を出すことも出来ず、大学へと通っていた。本来なら、数日お店に通って彼女を指名するっていうお話だったんだけど、なにやら彼女は少し多忙のようで(はやてちゃん曰く)、お店には行かない事にしたのだった。まぁ、はやてちゃんはフェイトさんと交流があるから知ってるんだろうけれど、どうやらフェイトさんのお家の用事とか。


「はぁ。」


───なんだかアンニュイな気持ちになったのは、彼女に会えないからとかそう言うのでは、ないよ?ただ、彼女に渡したネクタイを、彼女は気に入ってくれたかなとかそんな風な事が気になるわけで、思い出されるのはいつもネクタイを捨てている彼女の姿。ネクタイを選んだのは失敗だったかなぁ。


「なに溜息吐いてるのよ。」


そう言ったのは、小さく溜息を吐いた私を横目で見ていたアリサちゃん。アリサちゃんは隣でレポートやら何やらの端を、机でトントン、と整えながら、少しだけ私を見て笑った。


「ベ、別に溜息なんて──…」
「吐いてたでしょ、いま。」
「ぅ……。」
「なんや、なのはちゃん元気ないなぁ?」
「はっ、はやてちゃん?//」


にやりと笑ったアリサちゃんに私は視線を逸らす。──と、いつの間にかアリサちゃんの反対側の隣にはやてちゃんが来ていて。アリサちゃん同様、にやりと笑顔を浮かべていた。───いやな感じなの。


「そう言えばあの店に行ってからもう一週間やね。」
「…………。」
「あぁ、昨日フェイトちゃんに会うてなぁ。」
「ぇっ?会ったの?」


思わず食いついてしまった。そんな私ににやりと嫌な笑みを浮かべたはやてちゃんとアリサちゃん。……ちなみにすずかちゃんは今日はお休みなの。


「………な、なに?その顔。……2人とも。///」
「いんやー?なのはちゃんが可愛らしくてなぁ。」
「なのは、やっぱりあの人のこと───…」
「そ!そんなんじゃないってば!///」


なんでそうなるのかな。そりゃあ、何回も助けて貰って、格好良いなとかそういう風には思ってるけど。だけど────…


「そんなん、って何よ?私何も言ってないけど?」


そんな風に言って勝ち誇ったようなアリサちゃんに向かって。


「なんでもないっ!///」
「っちょ、……こらっ!」


私は手に持っていたファイルを放り投げたのだった。


「はやてちゃんってあの人と仲良いんだね?」
「まぁ、友達やからね。」
「そうなんだ………。」
「フェイトちゃんは年上やけど、ほらもともとはうちのシグナムと知り合いなんよ。」


目の前で腕を組んでそんな風にいうはやてちゃんはそれから、ちょっとだけ首を傾げて。


「そういや、なのはちゃんの家とも親交深いんやなかったっけ?」
「ふぇ?」
「あらそうなの?」
「ていってもフェイトちゃんの実家とやけど。」


なんて言いながら、さっさと準備を済ませたはやてちゃんはどこか含みのある笑顔を浮かべて、今その事を思い出したようにわざとらしく「そう言えば」と手を叩いた。


「そういえば、なのはちゃん。今日は私、迎え頼んだんよ。」
「うん?」


迎えを頼んだ、とか言いながらはやてちゃんは相変わらずの笑顔で微笑むと「だから一緒に帰れへんのよ」なんて困ったような顔を作って言うわけで。私は、そもそもはやてちゃんっていつもお迎えじゃなかったっけ?とか思いながら頷いた。


「あ、うん。アリサちゃんもお迎え?」


もう、大体迎えとか頼んでないのって私だけだと思うけど。そう言ってアリサちゃんに顔を向けた私に。


「あーちゃうちゃう。」
「ふぇ?」
「頼んだ迎えは、なのはちゃんのお迎えや。───痛っ!」


口を開きかけたアリサちゃんの返事を遮るように、はやてちゃんが割り込んできた。後ろで少しムッとしたアリサちゃんにチョップを食らいながら。


「なによなのはの迎えって。私聞いてないけど?」
「大丈夫、安全な迎えや。」
「ったく、何してんのよあんたは。」
「な、なんでアリサちゃんが怒るの?そもそも、何で私の迎えをはやてちゃんが用意してるの?」


少しだけパニックになった私のそれぞれの質問に、それぞれ「保護責任者的に」とすっぱり言う2人なのでした。前から思ってたんだけど、皆して私の事なんだと思ってるの?


「じゃなくて、私迎えとか頼んでないし、悪いから良いよ!今日は学校も午前中だけだったし。///」


帰りに寄りたいところもあるし。と小さく呟くと今度嫌な笑みを浮かべたのはアリサちゃん。


「なのは、今日も本屋さんに行くつもりなの?」
「ふぇ?///」
「なんやなのはちゃん本屋通いなん?」
「アレよ、あの人に会うかもっていう乙女心───…」
「ちっ!違うったら!///」


前から違うって何回も言ってるのに。アリサちゃんもはやてちゃんもすぐその話で盛り上がろうとするんだから…。


「なんよ、なのはちゃんフェイトちゃんに会いたかったん?」
「だから、違うったら……!///」
「フェイトちゃんなのはちゃんから貰ったネクタイ気に入ってたんよ。」
「ぇっ!///」


と。大声を出してしまったところで、はやてちゃんとアリサちゃんがまた嫌な微笑みを浮かべたので慌てて口を押えた。


「そ、それよりとにかく迎えとかそういうのは、本当に大丈夫だから!///」
「せやけど、もう頼んでもうたし。……てゆーか頼まれたし。きっともう門のとこ来てるんちゃうかな?うちの大学広いから中までは………。」
「ちょっと!はやてちゃんっ!」
「あぁ、何となく迎えのこと分かったかも。私。───はやてにしては上出来ね。」
「せやろ?まぁ、頼まれたんやけどね?」
「2人とも何の話してるの?」


全く訳が分からない私を余所に勝手に話を進めている2人。どうやらアリサちゃんははやてちゃんの策謀?か何かに気が付いたみたいで、さっきから「なるほどね」とかわけのわからない言葉を発していて。


「とりあえず待たせるのも悪いし急ぐわよ。」
「えっ、ちょ…ちょっと?それ私の鞄!///」
「なのはちゃん嫌やったら直接断ってええからな♪」
「そ、そうじゃなくて私の鞄持っていかないでー!//」


本当、2人とも元気なの。私の鞄を勝手にひったくって行ったアリサちゃんとはやてちゃんを追って、私は渋々講堂を出たのでした。それからちょうど帰る人の波に乗って、ざわつく校内を通過して外へ。外はもっとざわついてたけど。


「アリサちゃん、私の鞄ー!」
「なんや予想通り人が群れとるなぁ。」
「そうね、何となく予想はしてたけど……。盗み見とか?なんか不自然に溜まってる人が多いわね。」


私の話、聞いてる?相変わらず鞄をひったくったままのアリサちゃんとはやてちゃんは完璧に私を無視して話を進めている。2人の言う通り、確かに今日はいつもより人が多い気がするけど…。それより鞄を、返して欲しいんですが…。


「アリサちゃん、鞄返してよ!//」
「────あら、忘れてた。はいはい。……てか、なのは迎え来てるわよ?」


大学の門の前でようやく鞄を返してくれたアリサちゃんは私に体を向けてニヤリと笑うと、親指で門の方を指差した。


「───…ふぇ?」


指差した先。太陽の光が反射して眩しくて少し目を細めた。


「全く、あの子ぉは普通に立ってるだけで様になるなぁ。」


見覚えのある綺麗な金髪。いつもと違ったラフな服装のせいか一瞬誰か分からなくて瞬きをした。数メートル先に立っていたのは私服姿のフェイトさんで。彼女は門に少しだけ寄りかかって、気付いているのかいないのか、周りの目も気にせずぼんやりと携帯を見つめていた。


「ふぇぇぇぇぇ!?///」


慌てて、少し泣きそうな顔でアリサちゃんとはやてちゃんの顔を見る。


「迎えよ。」
「迎えや。」


声をそろえて、少しだけ楽しそうにそんな事を言う2人に私は全力で首を振るわけでして。


「無理!むりむりむり!///」


その拍子に、余程動揺しちゃったみたいで手元の鞄が滑り落ちた。


「わわっ///」


慌てて拾う途中でチラリと視線を向けた先。こっちを見て、フェイトさんが少しだけ可笑しそうに笑っていた。待ち伏せなんて…不意打ち過ぎる。そもそも私変な顔してないかな……?どうしよう………



「じゃあ、私ら帰るからなのはちゃんはしっかり家まで送ってもらうんやよ♪」
「それじゃあね。」
「えっ!ちょっちょっと!2人とも!?///」


爽やかに私を置いて、一言二言フェイトさんと言葉を交わした2人は、本当に嬉しそうに最後に一度だけ私に手を振って、帰ってしまったのでした。


































「………少し早かったかな?」


はやてに教えて貰った時間より少し早目に着いてしまった。ここは、はやてが通う大学。見た通りお嬢様が通う大学だ。門の外には黒い車が数台横づけされてるし歩いて出てくる子もお嬢様って感じ。


小さく息を吐いてポケットの携帯を見る。特に誰からも連絡は来ていないけれど、あちこちから視線を感じて少し面倒臭くなって意味もなく携帯を弄ってみるものの。相変わらず視線を凄く感じるわけで、こんな事ならサングラスでもしてくれば良かっただろうかと、また小さく溜息を吐いた。


「誰かお待ちですか?」


そんな私に。声を掛けてきたのはやっぱりお嬢様っぽい風貌の女の子だった。私に声を掛けてくるあたり少し気の強そうなタイプだ。だけど無下にするわけにもいかないので。


「えぇ。」


適当に笑顔を繕って手短に返す。面倒事は好きじゃないから。もっとも、「彼女」の為の面倒事だったら喜んで引き受けてしまいそうだけど。どうやら私は余程彼女に心酔してるみたいだ。


「お探ししましょうか?」


それから、私の手短な拒絶には気付いているはずなのにその女の子は少しだけ食い下がって来た。ちょっとだけ苛立っているような面立ち。どうしたものかと少し考えて、ここは彼女の通う学校なので面倒でも穏便に済ませることにした。


「大丈夫ですよ、待ってるのも楽しいんで。」


笑顔を浮かべてそれから暗くなる前に帰るように優しい言葉をかけた。その言葉に満足したのか、結局その女の子は最後に挨拶をして去って行って。プライドも高そうな子だな、とか思いながら再びポケットから携帯を取り出す。もうそろそろ来る頃だろうかと思って学校の方へ視線を向けた先。鞄を落としたのか、慌ててしゃがみこんでいる彼女を発見した。顔を真っ赤にして鞄を拾っている姿が可愛くて、なんだか危なっかしくて。


こんな気持ちは初めてで、でもそれが楽しくて、私は彼女に話しかける最初の一言は何が良いだろうかと、ばかみたいにそんな子供っぽい事を考えたのだった。





















FIN





次回スペシャルデートタイム(フェイトちゃん無双)


な ん ち ゃ っ て !



  次回は未定だー   ≡\(^o^)/



テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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