小ネタ

久々に携帯更新だなぁ…。
うまくできるかしら


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「良いよなぁ…」


通路を歩いている途中で私の耳に届いたのはそんな言葉だった。恍惚としたような、陶然としたような声でそんな風に呟いた局員の制服は見覚えのある白と青。なのはの部隊の局員だろうか。と、前を行くその局員2人と少しだけ距離を詰める。


「教導中は厳しいのに、終わった途端ふわっとするだろ?」
「ギャップ萌えか。」


ギャップ萌え。ふむ、と唸りながら後ろを歩く。そんなに近くはないけれど声は聞こえる範囲内。そんな距離で聞こえる言葉に眉を寄せて歩く私はこれから部屋に帰るところだ。この時間、なのははもう仕事を終えて部屋に居るだろう。それから、恐らくこの2人が話しているのはなのはの事だろうな、と思いながら後ろを歩いた。少し歩いて、私の視線の先ハラリと書類が落ちた。


「────落ちましたよ。」


目の前の局員が落とした書類を一枚拾い上げた。膝を折って、立ち上がった先。良く見れば恐らく局入りしたてなのか、私よりも年下のような気がするその2人の男性局員は。


「申し訳ありませんっ」
「ありがとうございますっ」


口を揃えて敬礼をした。どうやら新人局員みたいだ。


「大事な書類じゃなくても失くすと怒られちゃったりするから、気を付けてね。」


そう微笑んで返すと、これ以上ないくらい真っ直ぐに棒立ちになったその2人の局員は口を揃えて「ありがとうざいます」と返してきて、なんだか可笑しくて笑みが漏れた。


「それじゃあ、高町教導官に宜しくね。」


なんて。これから会いに行くのだけど。牽制の気持ちも込めてそんな事を言って、2人を置いて私は通路を抜けて、なのはの元へと進んだのだった。私の背後から、なのはのことを話している時のような2人の声が聞こえたけどとりあえず聞こえないふりをした。ギャップ萌えという言葉についてなのはを思い浮かべながら、階段を降りる。


私はなのはの教導の様子とかそう言ったものをあまり見る機会がないからな、とちょっとだけ残念にもなった。


“教導中は厳しいのに、終わった途端ふわっとするだろ?”


何となく分かる。でもなのはは私の前ではいつだってふわふわだ。───なんて自分で言って少しだけ口の端が上ってしまう。あぁ、それから「ネクタイ曲がってますよ?フェイト執務官?」なんて人前では違う口調を使うところとか、結構好きかも知れない。訂正、なのははどんな所も可愛かった。


なんて考えながら、自室へと帰って来ると玄関にはなのはの靴があって、玄関先までぱたぱたと駆けて来る音。


「おかえりなさい、フェイトちゃん。」
「うん、ただいま。」


既に部屋着に着替えて、ちょっとだけ頬を染めたなのはは私が靴を脱ぐと上着を取ってくれて。どこか楽しそうだ。


「今日は早かったね、フェイトちゃん。」
「うん、先週の任務が思ったより早く片付いたからちょっとはゆっくり出来そう。」
「にゃはは、良かった。」


それから制服を脱いで、私も部屋着になってソファーに腰かける。なのはは私の分のコーヒーを入れてくれて、隣に座った。お風呂上りだろうか?シャンプーの良い香りがする。


「フェイトちゃん、この前の任務で凄く活躍したんだって?」
「そんなに、してないよ。」
「でも、シャーリーが絶賛してたよ?他の人も格好良かったって言ってたし。」
「そんなことないよ。」


ちょっとだけ苦笑が漏れて、コーヒーに口をつける。なのはは夢見がちな顔で任務中の私の聞いた様子を語っていた。なのはが楽しそうに話してるのを見ると、私も楽しい。


「フェイトちゃんまたモテモテになっちゃうなー。」


それから一通り話し終えるとなのははちょっとだけ唇を尖らせて、手に持っているマグカップをテーブルに置くとそんな風に零したのだった。その言葉に、私もつい先ほどの男子局員2人の話を思い出す。なのはだって人気の的なのだ。もう少し自覚してほしい。


「なのはこそ。」
「ふぇ?」


それから体を少しずらして、なのはの方へと倒した。なのはの太ももに頭を預けるようにして、膝枕。なのははちょっとだけ驚いたような様子だったけど、特に何を言うでもなく自然に受け止めてくれて、私の前髪を撫でてくれた。


「どうしたの?フェイトちゃん。」
「んー、少し、なのはに甘えたくなっちゃった…なんて。」
「フェイトちゃん、なんだか甘えん坊。」
「………そんな私は嫌い?」


あんまり気が付かなかったけど、そうなんだろうか?なのはと2人になるとどうやら甘えてしまう癖が出るらしい。なのはが言うんだから間違いないんだろうな。そんな風に返しながらチラリとなのはの方を見やる。


「なのは?」


なのはは何故か顔を赤くして私を見ていて、それから「にゃはは」と苦笑のような照れ隠しのような笑みを浮かべて。


「フェイトちゃんって普段は格好良いのにたまに私の前だけで甘えん坊だから、こ、困る………。///」


ドキドキして。と付け足して言うなのはは少しだけ恥ずかしそうに視線を逸らしていた。何となく、そんななのはに。


「それってギャップ萌え?」
「ふぇっ?///」


こういうのがギャップ萌えなんだろうか?良く分からない。けど、私もギャップ萌えというものをしたいわけで。


「なのは、私もたまに厳しく叱られたい。」
「ふぇぇっ?//」



その後なのはを困らせてしまったのは言うまでもなく、結局私が叱られることはなかったのだった。











FIN



リア充はただちに爆破せよ( ´゚д゚`)



テーマ : 日記
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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