素敵な恋は(ry

書いてみたんだけど、色々むちゃくちゃです('∀');
なんか、色んなところを介入したら別物みたくなっちゃった…後半で少しいつも通りになってるかなぁ?クアットロさん雑すぎて完璧に偽物なので、モブだとでも思っておいてくださいw

あー、これ好きだった人ごめんなさい(ノ∀`)こんな方向性の予定はなかったんだが…。追記から。

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「ちょっと、取ってもらっても良いですか?」


そう笑顔で言われて着ぐるみを指差された私、フェイトT・Hは現在とてもピンチだった。目の前で、私がわけありで被っている猫の頭を指差して笑顔を浮かべている(目は笑ってない)なのはは、業界では大人気のアイドル声優。わけあって私の家を侵食している、いわばルームメイトというよりは紛れもない侵略者なわけで、ついでに私の事を奴隷扱いしている関係だ。

ともあれひょんなことから猫の着ぐるみを着るアルバイトをしていて、良く考えたら怒られる所以なんてないのだけど。だけど、何だかもう、なのはが怒ってる以上ピンチでしかないわけで。


「あ、あの…撮影の時間……」
「すいません、少しだけこの猫さん借りても良いですか?5分だけ。」
「わ、分かりました…!///」


私を呼びに来たスタッフさん(男)に何だか猫なで声でおねだりすると、スタッフさんもそもそも立場的になのはには逆らえないんだろう、何だか頬を染めて私を置き去りにして行ってしまった。何だか私に対する態度とえらい違いじゃないか。……別に、良いけど。それから、部屋には私となのは2人だけになってしまって、気まずい沈黙が漂い始めた。


「───フェイトちゃん?」


びくっ、と体を硬直させる私の前で腕を組んで仁王立ち。本当にさっきのスタッフに対する態度と全然違う。少しくらい私の扱いを改めてくれても良いんじゃ…なんだろうもやもやする。いや、そうじゃなくて。


「……はい。」


私は潔く返事をした。着ぐるみ越しだったからくぐもった声になってしまったけど。


「正座。」
「───へ?」
「……正座。」


それから、何故か私は床に正座を申し付けられたわけで。え?なにこれ。だけど私も相変わらずなのはには勝てないわけで大人しく猫の姿のまま正座したのだった。それから、座ったままの私の頭(猫)を立ったままのなのはが引っ張る。猫の頭が取れて、涼しい風が入って来た。


「……暑かった…」


だけど私の目の前には、両腕を組んで仁王立ちのなのはがいるわけで。


「で?どういうことなの?フェイトちゃん。」


私、なんで怒られてるんだろう…?なんて思いながら、私は素直にここに至るまでの経緯を話始めたのだった。正座のままで。


「───ふぅん。はやてちゃんがねぇ…。」
「うぅ、私だってこんなことやりたくてやってるわけじゃないよ。」
「てっきり犬が追いかけてここまで来ちゃったのかと思っちゃった。」


誰が犬……?というのは敢えて黙っておくことにしよう。いい加減足も痺れてきたので立ち上がる。もうさっきから5分以上過ぎてるじゃないか。怒られちゃうよ。


「なのはがいるなんて分からなかったんだってば…もう行くよ?」
「ふぇ?あ、うん。」


猫の頭を拾って、部屋を後に。しようとして。


「うわっ?」


何故かなのはが猫の着ぐるみのしっぽを掴んでいた。手綱みたいに。


「な、なに?なのは。///」
「フェイトちゃん何時まで撮影なの?」
「え…き、聞いてない。時間とかって決まってるものなの?」
「そりゃ決まってるでしょ。」


うーん、と少しだけ考えた後。なのはは一人で「うん」とか勝手に頷いて、それから楽しそうに言うのだった。


「フェイトちゃんが終わるの待っててあげるよ。」
「え?」
「なに?不満なの?」
「いや。さっき打ち上げどうとか言ってなかった?」
「……!?///人の話勝手に聞いてたの?スケベ!」


私の前で勝手に話し始めたんじゃないか。猫の頭をかぶり直してぶちぶち言おうとしたところで、待ちくたびれたのかスタッフさんが私を呼びに来た。


「遅いわよ!……あら?」


呼びに来たのはスタッフさんじゃなくて。なのはと同じ声優の、クアットロさん。雑誌で何度か見た事がある。クアットロさんは眉を吊り上げてやって来たけどなのはがいることに少し驚いて私と交互に見ている。


「す、すいません…!今行きますっ!」
「…ぁ、えぇ早くして頂戴。」


そんなこんなで、まさかクアットロさんが直々に呼びに来るなんて。というかこういう時普通スタッフが来るんじゃ…?


「ごめんなのは、またね!」


待っててくれるならそれはそれでありがたいけど…今はそんな事話してる場合じゃなさそうだ。私の先、スタスタと歩いていくクアットロさんについていくようにしてその部屋を後にする。なのはは何た言いたげだったけど、あとで聞こう。寧ろ謝ろう。きっと怒られそうだから。


「貴女彼女とどういう関係なの?」
「はい?」


それから、通路を歩いている途中で不意に、ぶっきらぼうにそんな言葉が投げかけられた。言葉を投げたのはクアットロさん。ややツンツンした話し方だ。


「どう…って、友達…なのかな?」
「ふぅん。」


そう言ってカツカツと階段を上がっていく。撮影用の歩きにくそうなヒールで、よくもこんなに早歩きできるなぁなんて感心しながら見上げる。それにしても何で自分でわざわざ…。


「あの子が相手だとスタッフがデレデレして全然仕事しないのよ。」
「は?」
「貴女を呼びに行ったスタッフも骨抜きにされて。おかげで私の仕事が進まないの。だから私が直々に呼びに来たの。」
「あぁ、なるほど……。」


なのはにライバル心沸々なのが凄く目に見えて分かる。なんだろう、なのはがお姫様体質だとしたら、クアットロさんは女王様体質?あんまりこの話題には触れない方が良いかな。なんて1人で静かに苦笑を漏らしたとき。


「────あっ!」
「ぅわっ!」


私の先を歩くクアットロさんが階段を踏み外してバランスを崩した。というか落ちてくるわけで。咄嗟に私は手を伸ばしてクアットロさんを抱えるようにキャッチするともう片方の手で手すりを掴む。これでこの人が怪我とかしたならばきっと私はファンに袋叩きだ。良く分からないけど、そんな予感がする。


「あぶ、な………大丈夫ですか?」


そんなこんなで、一瞬の反応でクアットロさんをキャッチした私はクアットロさんをひとまず押し戻しながら様子を伺ってみる。けど怪我はなさそう。良かった。


「え、えぇ。」
「気を付けてください。ただでさえ歩きにくそうな格好なんだから。」


なのはもこんな恰好で歩いたりとかするのかな。まぁ、なのははあー見えてしっかりしてるからこんなことはなさそうだけど。結構大変なんだなぁ、声優さんって。なんて考えながらとりあえず撮影の場所まで来た。


撮影場所は、なんていうか圧巻の一言。プロの現場っていうか、ピリッとした空気が走る。雑誌に載ってる1枚の写真を撮るのに、何回も撮り直したり。なのはもこんな風に撮ってるんだろうか?なんて。


「お疲れ様でした!」


ひとしきり何度も写真を撮ってようやく撮影が終了した。私は浴びたスポットライトと、それからこの猫の着ぐるみの所為で発狂寸前。ただでさえ暑いのは苦手なのに。はやてめ…本当に恨むから。


「───、暑かった…」


限界をとうに超えていた私は撮影が終わった瞬間にその猫を脱ぎ捨てる。これ毎回やってる人は本当に凄いと思うくらい辛かった。本当に。髪も鬱陶しくてばさばさと頭を振りしきる私は、不意にクアットロさんと目があった。クアットロさんは冷たい飲み物を差し入れされていた。いいなぁ。こっちを見ているクアットロさんも顔が赤いから、まぁ彼女も暑かったんだろうな。とりあえず私もうこれ脱ごう。


猫の着ぐるみを脱ぐために隣の小部屋へやって来た私はとりあえず猫を脱いで、Tシャツとジーンズという、朝来た格好に戻った。エアコンの聞いていない部屋でも涼しく感じるって、やばくないかな…。


「お疲れ様。」
「あ、…お疲れ様です。」


部屋で1人、大きく伸びをしていると部屋にクアットロさんが入ってきた。ちなみにこの部屋は控室みたいな感じになっていて、小部屋と言うほど小さくはない。普通の、楽屋みたいな感じ。


「あ、この部屋使いますか?」


直ぐどきますね、なんて言って部屋を出ようとした私だったけど、何故かクアットロさんに掴まった。もしかして撮影途中で気に入らない事があったんだろうか?怒られる?なんて考えたのも束の間で。


「ぅえっ…!?」


私は何故か椅子に無理やり椅子に座らされて見下ろされている。さっきなのはに正座させられたのを彷彿とさせる角度だ。今日はもう、怒られる日なのかな…。


「な、なんでしょう?」


びくびく聞く私の目の前、相変わらず顔を赤くしたままのクアットロさんは。


「好きになっちゃった。」


そんな風に言ってウフッと微笑んだ。ちょっと恍惚としたような微笑みで頬に手を当てて。なんだか怖い目でこっちを見てそう言ったのだった。


「えっ…えと…?」
「だってマスクの下は王子様なんだもの。」


相変わらずウフフと微笑みながら。徐々に迫りくるわけで。微かに良い香りがする。


「ちょっ、ちょっと…近いんですけど…!///」


ちょっと動いたら触れそうな距離。唇が。


「うふふ…」
「も、もしもし?///」


やばい。とても近い。抵抗しようにも、仮にも声優である彼女を突き飛ばすなんて私には出来ないし…。そういえば私告白はされてもこんな風にアグレッシブに押し倒された事なんてないかも。これは……やばい。


「く、クアットロさんっ!」


流石にギリギリラインを越えて迫りくる彼女に本気で焦って、私は彼女の肩を押した。───と同時に。バン、と言う音。音の原因は扉が乱暴に開けられた事。


「あーーーーー!」


途端にけたたましい声が響いた。相変わらず、そんなけたたましい音でも、思わず聞き惚れるような声。……の主は。


「な、なの……おぶっ!?///」


そんな悲鳴?と同時に鞄を投げてきたわけで。思わずクアットロさんが飛びのいたので、私の顔にクリーンヒットした。鼻の奥がツンとする。痛い。


「クアットロさん、撮影終わったんでしょ?」
「……えぇ。」


冷ややかに笑顔を向けるなのはは確実に、お怒りだ。それは凄く分かる。対するクアットロさんも冷ややかに、というか涼しげな笑顔でなのはに対面してて、恐ろしい。私もう二度とこの現場には来ない。


「帰るよ。フェイトちゃん。」
「えっ……痛たたたたた?ちょっ、なのは…?」


どうやら私に怒っているのか…?なのはは私の耳を引っ張るようにしてずんずんと進んでいって。


「またね?」
「えっ…あの……痛っ!」


またね、とひらひら手を振るクアットロさんに言い淀んでいると掴まれている耳が、さらにぎゅむっと強く掴まれて、私は情けない声を響かせてその場を後にしたのだった。














「………なのは?」


ほぼ強引に外に出てくるとようやく耳は話してくれたけど確実に不機嫌ななのはがいて。はやてはというと、なのはに声を掛けられて先に帰ったみたいだった(メールが来ていた)。それにしてもどうしたものか。まぁ、正直なのはが来てくれて助かったけど…。


「なのは、さん?」
「………。」


かなり不機嫌だ。そう言えば打ち上げは行かないんだろうか?ちらりと、そこでようやく私の顔を見たなのはは、私と目が合うと不機嫌そうな蒼い瞳を一変して驚いたように見開いて。それから口元を抑えて。


「ふっ、あはっ……!」


笑った。人の顔を指差して。


「な、なに…?」
「フェイトちゃん、鼻血!鼻血出てる!変態みたい…」
「なっ!?……違っ…これはさっき…」


なのはにぶつけられた鞄が原因としか思えない。と思ったんだけどそこまで言いかけてなのははピタリと笑うのをやめた。


「なぁに?どうせクアットロに迫られて変な事考えてたんでしょ、スケベ。」
「ち、違……ふぐっ!//」


それからハンカチ?を私の鼻に押し付ける。窒息させるつもりだったんだろうか?なんて考えながら、そのハンカチを受け取って鼻を抑える。


「なのはの鞄が顔に直撃したの!///」
「どうだか。奴隷のくせに鼻の下伸ばすなんて100年早いの。」
「だから、違うったら……!///」
「あの仕事受けたのも本当はクアットロ狙いだったんじゃないのー?」


クスクス意地悪を言うようにそんな風に言うなのは。
そんな風に言って背を向けるなのはに、私は少しだけムッとして。


「私別にあの子のファンじゃないし。」


と、ぶっきらぼうに言った。けどよくよく考えたらこれって結構地雷発言だったわけで。「ふぅん?」とか言いながら振り向くなのははさっきまでの不機嫌な表情は浮かべていなくて、どちらかというといつも通りの上機嫌かつ悪戯っぽい顔を浮かべていた。


「じゃあフェイトちゃんは誰のファンなの?」


クスッと笑って。あざとく上目遣い。言わざるを得ないような、でも言いたくないような。だってそれって敗北宣言っぽいし。まぁ、毛頭勝てるはずもないけど…・。少し甘えるような声が耳に残って、なんだかこっちが恥ずかしくなってきた。


「………べ、別に。///」


辛うじてそう答えた私に、相変わらずクスクスと笑うなのはは。


「教えて?フェイトちゃん。」
「ぅぐ…」


腰が砕けるような甘く可愛い声で、そんな風に囁くわけで。分かっててやってるから余計にタチが悪い。私顔赤くなってないだろうかと不安になってわざとらしく顔を隠すようにして鼻にハンカチを当てた。本当はもう鼻血も止まってそうだけど。というかハンカチ汚したから後で何か言われるんだろうな。


「誰かって、言ったらなのはかな…。」


それから、最終的になのはに押し負けて小さくボソッと呟いた私の言葉になのはは。


「鼻血出しながら言われると犯罪臭がするよね。」
「んなっ!///」


さらっと酷い事を言って笑ったのだった。結局なのはの不機嫌の原因はよく分からなかったけど収まって良かった。その後のなのはは割と上機嫌で。途中帰り道でコンビニによって「明日久々にオフなんだー」なんて嬉しそうに言いながらお酒を数本買う始末。


「なのはお酒飲めるの?」
「そりゃ飲めますけど?」
「え、これ結構強いけど大丈夫……?」


結局帰り道で重い荷物を持ったのは私だけど。ここで止めておけばよかったと思うのはもう少し後の事。お酒の怖さを知るのも、もう少し後の事。とりあえずはやてに恨み言を綴ったメールを返信して、私はやや上機嫌ななのはと一緒に、私は帰宅の途に就いたのだった。











FIN






フラグなんかじゃないんだからねっ!///←





テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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初心者ですが宜しくお願いしますorz
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