パロの続き

以前書いたこれの続きっぽい物。

不良フェイトちゃんと優等生なのはちゃんの幼馴染無敵すぎて禿げ萌える。ちなみに大抵の場合短編って続くとがっかりなものが多いと思うんですが…(^p^)ご、ごめんねっw
別物として考えても良いような……(脱兎

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「最近良く学校来るようになったのね。」
「ふぇ?」


授業中の友達のそんな言葉に、素っ頓狂な声が漏れた。ほんの少し、いつもよりひっそりしているような教室内で、教室中の皆が気にしている人物へと視線を向けて苦笑して。


「もしかして、フェイトちゃんの事?」


と、小さく返す。教室内の皆が気にしている人物こと、フェイトちゃんは学校内で有名な不良生徒。そして私の幼馴染だ。普段ほとんど学校へ来なかったフェイトちゃんがここ最近真面目に学校に来て授業を受けている。それが他の子達には驚愕しうる事実で、それと同時に皆ビクビクしてかなり気を使っているみたい。


「そうよ。……ってかあの仏頂面なんとかならないの?教室の温度冷えまくりじゃない。」


かなり不機嫌そうなフェイトちゃんの様子に皆が恐怖してるみたい。


「……別にあれ、怒ってるわけじゃないと思うんだけど…。」
「そうなの?」
「多分ね、話しかけるなっていうオーラを出してるんじゃない?ほら、フェイトちゃん面倒臭がりだから。」


ここ最近学校に来るようになったフェイトちゃん。数日前に「不良はどちらかというと格好悪いと思う」と教えたのが原因な気がするけど真面目に学校に来るようになったのは凄く良い事だよね。なんて思いながら机に頬杖をついて外を睨んでいるフェイトちゃんを微笑ましく見る私に。


「まぁ、ここ最近の様子を見れば分からなくもないけど…。」


溜息交じりにそう返すアリサちゃん。ここ最近フェイトちゃんが学校に来始めてから、明らかに学校内の女子たちがほんの少しざわめき始めていて。フェイトちゃんの下駄箱に手紙が入ってたりなんて日常茶飯事だし女子の集団に話しかけられて少し困惑してる姿も何度か見かけた。そんな数日のストレスもあって、多分あんな顔をして近づくなオーラを放つようになったんだと思うけど。


「フェイトちゃん普通にしてると格好良いしねー。優しいし。」
「まぁ、なのはには格別優しいと思うけど。……付き合ってるの?」
「はい?」


そんな流れでそんな質問。思わず変な声を上げてしまった。


「だから。フェイトと。てっきりそうなのかと思ってたけど?一時期噂にもなってたし。」
「噂…?知らなかった……。」
「たまに一緒に帰ってるようなことあったからじゃないの?」
「うーん、付き合っては…いないと思う。何というか…えっと。」
「ははぁん、友達以上何とか未満ってやつね。」


ニヤッと嫌な笑みを浮かべたアリサちゃんは「フェイトも不器用っぽいしねー」なんて笑う始末。そんな訳で、私も何か仕返しをしてやりたいと思うのは当然のことなの。


「そう言うアリサちゃんは、すずかちゃんとどうなの?」
「ばっ……か、じゃないの…///!」


不意打ちの質問に「ば」だけやたら大声を張り上げたアリサちゃんは顔を真っ赤にしながら、段々声を小さくして。最終的に申し訳なさそうな顔をして「悪かったわ」と呟いた。すずかちゃんっていうのはアリサちゃんの幼馴染で、どうやら最近ようやく恋人同士になれたみたい。


「あー、まぁ……なんにせよ、問題起こさないようになったなら良かったわね。」
「そうだねー。ようやく進学の事真面目に考えるようになったのかも。」


そんな風にクスクス笑ってあっという間に休み時間が終わって。そう言えばフェイトちゃん、学校では必要以上に話しかけて来なくなったな、なんてぼんやり思い起こした。学校にあまり来なかったときは、たまに学校に来るたびに私に何かと聞きに来たりしたから。まぁ預かってる書類とかが多かったからかもしれないけど……それはそれで寂しいな、と思ったりもする。家が近いしお互い親がほとんど外出してるから一緒に夕飯を食べたりして学校外では基本的に一緒の様なものだけど。なんだか学校ではほんの少し避けられてるような。

ノートを取りながらぼんやりと窓際の席のフェイトちゃんに視線を向けてみる。私の席からだと顔は見れないけれど、頬杖をついているフェイトちゃんの髪が風に吹かれて、とても綺麗だとも思った。それと同時に、何人かの女子生徒がフェイトちゃんの事を見ていることに気付く。不良であり学校にほとんど来なかったフェイトちゃんに興味津々って感じかな?美人さんだし、気になるのも分かるけど……。


「─────じゃあここをテスタロッサ。」


不意に、フェイトちゃんを名指しした先生の言葉が耳に入った。きっと彼女を指名する先生なんてこの人しかいないとも思えるシグナム先生は、挑戦的な顔でフェイトちゃんを名指しして黒板に書かれた問題を指差すわけで。この先生は変にフェイトちゃんを意識してるみたい。ライバルみたいな感じで。先生が生徒にライバルっていうのも、変だけど。


「…………。」


名指しで指名されたフェイトちゃんが問題を解けるかハラハラする心境で見る私は、さしずめ保護者に近い気分なのかも知れない。返事をせず面倒臭そうにゆっくり立ち上がったフェイトちゃんは黒板に書かれた問題を、すらすらと解き始めて、あっという間に書き終わるとチョークを黒板の下にポイッと投げた。


「流石だな。………いつもぼんやりと外を見つめているから大方恋しい相手でも想っているのかと思ったが私の話も聞いていたようで何より。」


それから腕を組んで、席に戻る途中のフェイトちゃんに不意にそんな事を言うシグナム先生は何処か楽しそうに微笑んでいて。そんな事を言われた瞬間に、フェイトちゃんの顔がボッと赤くなった。色白なフェイトちゃんだからわかりやすい。


「───図星だったか。」
「違います。」


それから手短に。フェイトちゃんはからかうようなシグナム先生にそうとだけ言うと、不機嫌そうに席に戻って、またいつものように頬杖をついて外を向いてしまった。一瞬で顔を真っ赤にしたフェイトちゃんの姿。私はしょっちゅう見てるけど、他の人は当然見たことがない。一瞬で教室内がささめき始めて、私はなんだかそれが面白くなくて。何となく授業に集中したくなくて、頬杖をついて下を向いた。




その後の休み時間は、なんていうか女子生徒がささめき合っていて少し嫌な気分。もちろんフェイトちゃんが学校に来るようになってくれたのは嬉しいし、不良っぽいけど本当は良い子だって言うのももっと知ってもらいたいとは思ってるんだけど……。


「なのは。」


この気持ちは多分独占欲。今まで独り占めしてたフェイトちゃんを皆に知られるのが、本当は何処かでいやだって思ってるのかな。私ってこんなに嫌な子だったっけ……。


「なのはってば!」
「ふぇ?」
「さっきから呼んでるんだけど…。」
「フェイトちゃん!?」


もやもや考えてるうちに目の前には不機嫌そうな顔をしたフェイトちゃんが。いつからいたんだろう。不機嫌の理由は私が聞いて無かったから、かな?


「ご、ごめん!なに?」
「今日一緒に帰れる?」
「え?あ、うん。」


いつも聞かなくたって待ち伏せしてるくせに。きょとんとしている私に少し訝しげな顔をしたフェイトちゃんは「なに?」と首を捻る。自分の顔に何かついてると勘違いしたのか、制服の上に着ているパーカーの袖で頬をごしごしする始末。まだ何も言ってないのに。


「何もついてないよ?」
「………じゃあなに?」


何もついてない事を教えると、フェイトちゃんは少しだけそんな自分が格好悪く思ったのかムッとした顔で。


「なんかフェイトちゃんが学校で話しかけてくるのって珍しいなーって思って。」


何だか可笑しくなって椅子に座ったまま目の前に立つフェイトちゃんを見上げる。と、何だか不機嫌そうで。


「………あんまり私が話しかけてると、なのはまで不良だと思われちゃうじゃん。」


それからほんの少し、私の距離からだけ分かる程度に唇を尖らせてボソッと呟いた。なんだ、そんな事気にしてたのかとちょっとだけ笑いそうになって、呆れた溜息を一つ。


「私はフェイトちゃんと違って優等生だから、フェイトちゃんと一緒に居ても何も思われないの。」
「そうなの?」
「ばーか。」


笑いをこらえられなくて、小さくそう返す。と、またしても不機嫌そうにムッとして、それから「あ、そうだ」と何か思い出したように呟いて。


「私なのはの進路希望見せて貰いに来たんだけど。」
「うん?良いけど……書き方分からないの?」
「別にそうじゃないけど。」


変なの、と思いながら机の中に手を入れて、その書類の入ったファイルごと引っ張り出す。───と同時に。


「なのはちゃん、呼ばれてるよ?」
「え?」


フェイトちゃんとの間に、とても遠慮がちに声を掛けてきたクラスメイト。そう教えてくれた子の指す方向に視線を向けると、廊下からやって来たのは生徒会長。あまり接点はないのに、以前交際を申し込まれた事があって、何かと話しかけてくることが最近多くなった人だけど……。チラッとフェイトちゃんに視線を向ける。多分私だから分かるのか分からないけど、なんだか不機嫌なような。


「えっと、ちょっと行ってきても大丈夫?」
「……うん。その間に書類借りてても良い?」
「あ、良いよ。その中。」


椅子から立ち上がる私に、「ありがと」と言いながら。気を逸らそうとしてるのか分かり易い私の幼馴染はたどたどしい指使いでファイルを開いている。


「高町さん。」
「ふぇっ」


廊下側に立って待っててくれるのかと思いきや。同学年とはいえいつの間にか堂々と別教室に入り込んできた生徒会長。


「えっと、なんでしょう?委員会で何か出してない書類とか──…」
「え、あぁ…うん。今日暇かな?」
「ふぇっ?」
「あぁ、大した用事じゃないんだけど…少し手伝って欲しい仕事があって……。」


照れくさそうに頬をひと掻きして、そんな風にいう生徒会長。若干、教室内の皆の視線も集まっていて。


「えー、と今日は………」


チラリとフェイトちゃんを見ると、フェイトちゃんはファイルから取り出した私の進路表を見ていて。不機嫌でも怒るってことはないか、って安心しつつなんだかがっかりしてる自分が居ることに気付きながら「すいません」と頭を下げた。


「ちょっと今日は用事があるので…手伝えません。」


申し訳程度に頭を下げてそう言うと少し残念そうな生徒会長は。


「うーん、それなら仕方ないか。」


と一言置いてから「ちなみにいつなら大丈夫かな?」と申し訳なさそうに苦笑した。話を聞けば私の所属している委員の書類に何か不備があったみたいで。だけど私に言われても困る。でも、フェイトちゃんを待たせてるしもうすぐ休み時間も終わってしまうので早めに話をつけようと思案して。だって折角フェイトちゃんが学校で話しかけてくれたんだから。


「じゃあ、明日な────…ふぇっ!」


明日なら多分大丈夫かな、と提案しようとした矢先。体のバランスが崩れた。というか崩された。後ろから伸びてきた腕が、私の首を羽交い絞めするようにぐいっと引っ張る。なんて言うか犯罪者が人質を取るような体勢に良く似てるな、なんて思いながら。


「ちょっ、フェイトちゃん?!」


こんな事をするのなんて1人しかいないっていうか香りだとかそう言うので分かるその人物。後ろから少し乱雑に私を引っ張ったフェイトちゃんを怒り気味に呼ぶけれど。そんな私の声も気にせずフェイトちゃんは。


「これ、私のだから。」


と、一言。緊張が走った教室内でそんな風に言うわけで。「これ」って…私の事?とか思いながらも、私は周囲の目線に我をに返る。


「ちょっと!フェイトちゃんったら!」
「なに?」
「いいから、来るの!」


我に返った私は、ひとまず注目が集まる教室からフェイトちゃんを引っ張って、なるべく人の少ない廊下へと連れ出した。ちなみに授業が始まる鐘が鳴ったけどいまはそれどころじゃないので、無視。生徒会長も、教室の空気も無視。


「なのは、チャイム鳴ってる。」
「知ってる。」
「…怒ってる?」
「なんで?」
「………あんな事言ったから。」


別に怒ってるわけじゃない。ただ、ちょっとびっくりしすぎて教室に居るのが恥ずかしかったというか、そういう感じなわけで。そういえば教室を出る時にアリサちゃんが何か含んだ笑みをこっちに向けてたっけ。



「怒ってないよ…。ちょっとびっくりしたけど…。」
「格好悪かったかな。」
「……さぁ、どうだろう?」


「格好悪かったかな」と不機嫌そうな顔で聞くフェイトちゃんに苦笑して、そんな意地悪を言った私に。また不機嫌そうに眉を寄せたフェイトちゃんは、小さく息を吐いてぽそりと口を開く。


「そういえば私、なのはと同じ大学行けるかなぁ…。」
「うーん、私が勉強見てあげれば行けるかなー?」
「……じゃあよろしくお願いします。」


教室でどうしてあんな態度をとったのかなんて聞かないで、ただ曖昧な関係のまま。むすっとしたままぺこりと頭を下げたフェイトちゃんに苦笑して。


「まぁ、さっきのはちょっと格好良かったかもしれないけどね。」
「えっ?」


私は小さく、フェイトちゃんをからかうように呟いたのだった。



余談だけど、それから暫く私とフェイトちゃんが付き合ってるなんて噂が飛び交ったりしたけど、特に私もフェイトちゃんも否定しなかったり。







I actually always think you to be cool.







FIN



フゥー\(^o^)/www



テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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