\ようこそ海鳴荘へ!/

違うんだ。違うんだ。色々。
追記から短編ですが何か書こうと思ってたの全然書けてないです。なんか色々駄目な内容なので、それでも良いよって人だけ、どうぞ。

今日はいい夫婦の日だけど誰かが何かやってくれるはずなので私はあえてやりません∠( 'ω')/←
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「えっと……この角を……ぁ、ここか。」


引っ越しにしては割と少なめな荷物が入った鞄を抱えた私フェイト・T・Hは、手に持っている紙切れに書いてある通りに知らない土地を歩き、とある家へとやって来た。


「ここ、だよね。海鳴荘……うん、間違いない。」


目の前の看板には「海鳴荘」と書いてある。これから大学生活の数年間、私が過ごす場所だ。済む場所を探してきたのは母さんだから変なところではないと思うけど……。でもごく普通の家だ。マンションとかそう言うのじゃなくて、家。

一軒家だけど、「海鳴荘」って書いてある。


とにかく家の前につっ立っているわけにはいかないので、少しだけ深呼吸してそれから呼び鈴へと手を伸ばす。


「ちょっと。この家に何か用?なに?またなのはの追っかけなわけ?」
「はい?」


けど、呼び鈴を押す寸前で、後ろから仁王立ちした女の人に話しかけられた。金髪の、少しだけ怖そうな女の人。腕を組んで、私を睨むように見据えている。


「えっと……」


蛇に睨まれた蛙よろしく、言い淀む私にずいっと近づくその女の人は私の胸ぐらを掴むと何故か本当に怒ってるみたいに睨みを利かせて。


「あのねぇ、なのはだって迷惑してるのよ!大体付きまとうなって何回言われたら分かるのよ。アンタは。」


それから私に向かってドスの効いた声でそうとだけ言った。……私、どうしてこの人にこんなに怒られてるんだろう…。何だか怖さと悲しさが織り交ざって悲しくなってきた。


「すいません……。」


私はポロポロ泣きながら小さく呟いたのだった。

その後にやってきた友人であり私の母さんに私が住む場所としてこの場所を紹介してくれたはやてがやって来て、誤解は解けたのだけど。









「しかしまさか帰ってきたらアリサちゃんがフェイトちゃん泣かせてるとはなぁ…」
「だ、だから悪かったってば…///」


後からやって来たはやてに招かれて、私はその家のリビングに座っている。向かい側にははやて、その隣にはさっきの女の人という位置。結局私は人違いで叱られたようで、誤解が解けた後散々謝られたというのは余談だ。


「あー、本当に悪かったわね…。ごめん。」
「いえ、良いんです!もともと私が最初に自己紹介しなかったのが悪いんだし…。」
「とりあえずフェイトちゃんの部屋は5号室な?」
「あ、うん……え?でもここ、普通の一軒家だよね?」


外から見てもそうだったけれど、中もやっぱり普通の一軒家だ。リビングにキッチン。そう言いながら首を捻ると、説明してくれたのはアリサさんだった。


「あら、何も聞いてないの?ここシェアハウスなのよ。」
「……シェア、ハウス?」
「そ。ようは、一つの家を皆でシェアしてるの。」


共同の家で部屋のみが別々。現在この家に住んでいるのは5人で当番制で家事を担当したりしているらしい。そういえばテレビとかで聞いた事がある気がする。


「じゃあ、アリサさんとはやて以外にあと2人いるって事?」
「そ。ちなみに全員フェイトの大学の先輩だから。」
「ぅえっ…!?」
「あ、大丈夫やよ、他の2人はアリサちゃんみたいに恐くないから。」
「ちょっとはやてどういう意味よそれ。」
「まぁまぁ。ひとまずこれで安心やな。フェイトちゃん武術は達人並みやし。」


な?とにっこり微笑みながらぽん、と肩に手を置いたはやてに何か嫌な予感を感じながら微妙な頷きを返す。


「そーなの?意外ねそれは。」
「一応家が道場なんで……。」


兄と、母さんの鍛えの賜物で一応武術は達人まではいかなくてもそこそこ強い方ではあると思うけど、それと一体何の関係が……?


「────…ってそれ何の関係があるの?」


思った疑問をそのまま口にする私に、はやてが「実は」と説明しかけた時玄関の方で音がした。鍵を開ける音。それから何人かの足音。


「ただいまーっ」
「ただいま。」


家に来たのは2人だった。


「お帰り。丁度良いとこに来たわね。」
「おぉ、待ってたんよ2人とも。」


ソファーに座る私をそのままにはやてとアリサさんは立ち上がって、家へと入って来た(この場合は帰って来たなのかな?)2人に手招きする。しばらくしてリビングにやって来たのは藍色の髪の、おとなしそうな女の人とそれから亜麻色の髪の女の人だった。どちらも美人だ。

後ろからやって来た亜麻色の髪の方の人は、何だか見覚えがある気がする…。いや、多分勘違いなんだろうけど、母さんの友人にそっくりだ。私の初恋の相手、というのは全くもって余談なので心の奥にしまっておくことにした。


「今日から5号室の住人のフェイトちゃんや。私の紹介で来た子やよ。」


それからはやての紹介に合わせて自己紹介をして頭を下げる。


「フェイト・T・ハラオウンです。宜しくお願いします。」
「月村すずかです。よろしくね。」
「あ、私高町なのはです。よろしくね、フェイトちゃん。」
「……た、かまち?」
「ふぇ?」
「あ、なななな何でもないですっ!///」


気の所為でも何でもなかった。この目の前の人、なのはさんはどうやら私の初恋(とは言っても子供のころの憧れレベル)の相手の、多分子供かその辺りだろう。これがバレたら「どんだけ年上好きなん」とかはやてに笑われることは必須。


「えっと、よろしくお願いします。」


そう言って無理矢理話を締めくくる。なのはさんは不思議そうに首を捻っていたけど、他の人たちは特に気にならなかったみたいで自己紹介はそれぞれ終わってひとまず私は荷物を持って自分の部屋へと移動をした。

夕飯の支度をするからそれまで部屋に居ろと言われて。ついでに自分の荷物も整理したいし。夕飯の後家事の当番を決めるって言ってたっけ。それにしても、皆良い人そうで良かった。最初はどうなるかと思ったけど。

階段を上がると部屋が3つ。どうやら2人が1階で3人は2階に部屋を持つみたい。5号室は一番奥で、隣の部屋のドアノブには「なのは」と記載してあったから、なのはさんが隣の部屋って事になる。


「それにしても似てたなぁ……。」


部屋の中は割と物が揃っていてパソコンまで置いてある。部屋にはちゃんと鍵がかかるみたいだし、そんなに狭くもない。お風呂とかは順番って言ってたけどその辺はまた後で聞こう。ベッドもどうやら真新しいみたいだった。




























それからしばらくして部屋に呼びに来たはやての後をついてリビングに戻る。


「ようこそ、海鳴荘へ♪」
「わっ!!///」


リビングに足を踏み入れる瞬間にドン、と背中を押されて部屋に入ると同時にクラッカーみたいな、パンッていうなんかそういう音。頭上から降る紙ふぶきに驚いて思わず声が出た。それからテーブルには御馳走が並んでいて、ケーキまで用意されている。


「フェイトちゃん、改めてよろしくね♪」
「歓迎会よ。さっきは悪かったわね。」
「良かったなぁ、フェイトちゃん。」


どうやら私の歓迎会を催してくれたようで、後ろに居たはやてはパーティー用の鼻眼鏡を着用していた。


「あ、ありがとうございま────…」


そう言いかけて、家の外に何かの気配を感じた。野良犬とかそういうのかもしれないけど。でも、もっと違う音。機械音というかカメラ系の。


「なによ?何かあった?」
「どうしたの?フェイトちゃん。」


私の視線が窓に釘付けになった事を訝しく思ったのか、最初に動いたのはアリサさん。カーテンは閉まってないけれど、外は暗くて良く見えない。


「ぅげっ!!」


それから、窓の外を覗いたアリサさんが、なんていうかそんな悲鳴っていうか呻り声を上げた。苦虫を噛み砕いたような顔で、カーテンを思いっきり閉める。


「なに?」
「なんや、また来たん?」
「ふぇっ」


そういえば私が最初にここに来た時も、「おっかけ」とかそんな事言ってたっけ。今さらながらになるほど、とか納得して頷いている私に、ぐいぐいと圧迫感。


「ぅえっ?」


何故かアリサさんに肩を押されて、はやてに腕を掴まれて。


「な、なに?なに?///」


急な事に疑問を隠せない私に向かって、びしっと指を指したアリサさんは。


「あんたの出番よ!フェイト!」
「はぁ?」
「追い返してきなさい!」
「せや、フェイトちゃん頼む。」


───んな無茶な!!!!


「えっ、無理だよ!えっ?はやてもしかしてそれで私をここに……えっ?」


ぐいぐい玄関に押しやられながら、というか問答無用で玄関から押しだされた。幸いにも靴は履かせてくれたけれど。ってそうじゃなくて。はやては初めからこの問題を解決するために私をここに呼んだのか。


「………はぁ。」


仕方なく息を吐いて周りを見る。と、こっちを見ている男の人と目があった。何というか体格は結構良い。チラリと言えに視線を向ける。と、皆がカーテンの隙間からこっちの様子を伺っていた。

私の心配はないのかなぁ。なんて無駄な事を考えて。


「すいません。良く分からないけど迷惑なんで帰ってもらえますか?」
「う、煩いな…!お前に何が分かるんだよ!」
「何もわからないですけど、皆迷惑してるみたいなんで……」
「煩いっっ!」
「うわっ」


ぶん、と空気を震わす音と共に、傘を振る。今日は雨なんて降ってないのに。これはちょっと通報とかするレベルなのでは…?


「おっ、と……ちょっと落ち着いてください!」
「煩い!大体お前何なんだよっ!」
「あぁ、もう。」


ブンブンと容赦なくけれども全然弱い力で振り回される傘。いい加減私も相手にするのが疲れたので(何よりご飯が冷める)タイミングよく振り下ろされた傘を片腕で掴んで引っ張り上げた。すると体のバランスを崩したその男の人が前のめりになって、そのまま膝をつく。


「本当にもう、帰ってください。」


むしろ来ないでください。とまでは言わなかったけれど、少しだけ相手の様子が変わった。一言で言うなら激昂。目の色が変わった。私も身構えて様子を伺う。

と、立ち上がった瞬間に猛スピードで握った腕を伸ばしてきた。真っ直ぐ伸ばされる右ストレートを、左半身を後ろに引いて体をずらして避けると同時に左膝を織り込んで、一発その人のみぞおちに打ち込んだ。


「ぐむっ」


苦しそうなうめき声をあげて身を屈めたその人に留めを刺すように、体を反転させて背中を向けて、私は右肘を今度はその人の胸に、打ち込んだ。強くやりすぎると呼吸できなくなるから、少しだけ加減して。


「………大丈夫ですか?」


かは、と苦しそうに呼吸するその人にそう言葉を掛けて、それから「もう来ないでくださいね」と告げる。宣告するようにそう言った私に一度視線を向けてから、その男の人は体を引きずるようにしてそのまま去って行ったのだった。


「しんどい……。お金溜めて違う所に引っ越そ…。」


それから1人道に残された私はぽつりとそう呟いた。それから家に入ると皆から労いの言葉を掛けられて。そんな感じで、私の海鳴荘での生活が幕を上げたのだった。

何だか苦労しそうだなぁ、という印象を受けながら。


















おまけ






「…………ん」


深夜。引っ越したての私は部屋のベッドでの違和感を感じて目を覚ました。引っ越したてなわけで、寝付けないのは仕方ないかも知れないけど。もぞりと寝返りを打って、私はそのまま目を閉じる。

目を閉じて、直ぐに目の前で聞こえる寝息に気が付いて目を開けた。


「っわぁっ!?///」


目の前にはすやすや眠るなのはさんが居た。何故かほぼほぼ下着に近い姿で。こ、ここって私の部屋だよね?


「な、なのはさん!?起きてくださいっ!///」


それにしてもいつの間に私の部屋に……?てゆーかどうして…?


「なのはさんっ!ここ私の部屋ですよ!///」
「んー…」
「な、なのはさぁんっ!(泣」


余談だけど本当の苦労は此処から始まった。(主になのはさん絡みで)















FIN


書きたかったのは5人でシェアハウスって話。本当はなのはちゃんが凄く酒飲みなダメなお姉さん設定で酔っ払ってフェイトちゃんにべったりみたいな設定だったんだけど怒られそうなのでやめました☆
あとはフェイトちゃんの初恋の相手がなのはちゃんのお母さんで、ってとこはこの後に広げていく予定だったんだけど気が付いたら5000文字超えてたのでもうやめます余白足りません\(^o^)/ww
フェイトちゃんの初恋の人がなのはちゃんのママだって知ってむくれちゃう年上なのはちゃんが書きたかったんですけど私がここにこれを記すには余白が狭すぎる!!!!アァーン(ノД`)ww


何か書きたいとこ全然書けてない失敗∠( 'ω')/
でもせっかく書いたのでうpします。もっと内容の詰まったやつ書きたい。がんばるます。



テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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フェイトの初恋はなのはママ→なんか面白くないなのは→オロオロ振り回される年下フェイト。…こんな日常がすぐ側にあったら、はやてちゃんじゃなくてもからかいまくりですね( ´ ▽ ` )はやくアルコール度数強めの甘い酒を準備するんだ、はやて←
Twitterの件ですが、ご指摘の通りほぼ同じ名前でやっております。こっそりと管理人さんもフォローさせていただいてましたm(_ _)m職業柄ツイート時間に偏りがありますが、見かけたらからかってやって下さい(笑)
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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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