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妄想

\(^o^)/

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某月某日。私に、許嫁が生まれた。

それは、私がこの世に存在して150年と少し経った年の事。今から15年前の話になる。







「………はッ、──…はぁっ…」


私の名はフェイト・T・H。悪魔という種のテスタロッサという貴族の家に生まれた。その後色んな経緯があり、同じく貴族であるハラオウン家の養子になって、現在はハラオウンの姓を名乗っている。

ちなみに私達、悪魔 並びに対になるもう一つの天使という種族はとても長命だ。容姿はある年齢から変わらなくなる(まぁこれは自分の意志で年齢を変えられる)が、幾世紀をまたぐほどの長命である。

あぁ、話が逸れてしまった。

そんな悪魔であり貴族の私は現在猛烈な勢いで通路を駆けていた。本局と呼ばれる、私が勤めているその場所の通路を、人にぶつかる事も気にせず。大抵は私の階級と地位を考慮して、前を歩いている下級悪魔が避けるけれど。兎にも角にも全速力で、片手にはくしゃくしゃに握り締められた手紙を持って、私は100年来の親友であるすずかの部屋へと急いでいた。




「す、すずかっ!!!」
「フェイトちゃん、扉を開ける時はノック。エリート幹部のフェイトちゃんらしくないよ?」
「ご、ごめん。じゃなくて──…」


部屋に入ると、少しだけ驚いたような顔をして。すずかは藍色の瞳を数回瞬いて、それから可笑しそうに微笑んだ。私が何で焦っているか知っているくせに。


「い、許嫁に。会うんだけど。」


きっかり5秒の沈黙。私がそう言うと、沈黙の後、自分の机に置いてあったコーヒーに口を付けてにっこり微笑んで。


「普段の仕事では1ミリも表情変えないのに、どうしてそれだけの事で慌ててるの?フェイトちゃん。」


クスクスと口元を抑えて上品に微笑んだ。そんな風に笑うすずかに、少しだけ 私は羞恥で身が縮んだ。


「だって、私の許嫁……まだ生まれて15年しかたってないんだよ?── しかも」
「天使の子、でしょう?」


そう。私の許嫁は、種族の少し異なる天使の貴族の家に生まれた女の子だ。しかも生まれたのは15年前。15年。人間にするとまぁまぁ成熟期とでもいうのだろうか?だけど私たちの間では違う。まだまだ赤ん坊同然。


「ど、どうしよう。」
「………なにを?コーヒーでも飲んで落ち着こう?フェイトちゃん。」


そう言ってすずかに目の前の来客用のソファーに座るように促されて、私は腰を下ろす。すずかも自分のカップを持って対面のソファーに腰を掛けた。


「フェイトちゃん、その手に持ってるのは?」
「………母さんから届いた手紙なんだけど。」




フェイトへ。この間久しぶりに展開の桃子さんの家に遊びに行ってきました。あなたの許嫁のなのはさんももう15歳で大変可愛らしかったので、折角なのでお見合いして貰いたいなと思います。

───略───





つまり手紙の内容はこうだ。許嫁の女の子が凄く可愛かったと。そういえば私と、その許嫁の子はまだ1度しか会ったことなかったので、折角だから会いなさい、と。

平たく言えば許嫁とお茶でもしなさいなる命令書だった。




「素敵だね。」
「いや、そうじゃなくて……大体私仕事忙しいのに──…!」
「そういう仕事ばっかりのフェイトちゃんだからリンディさんも心配して許嫁を決めてくれたんじゃないかな?それより会ったことあったんだ?」


私が許嫁であるその子に会ったのは1度だけ。


「前に会ったときはまだ赤ん坊だった。抱いたらまるで親になった気分だったよ。」


目の前に置かれたコーヒーカップに口を付けて肩を竦めると、すずかは可笑しそうに微笑んだのだった。


「それで?悪魔の中でも聡明で冷静で皆の憧れの的でもあるフェイトちゃんは私に何を聞きたいの?」


目の前のすずかは凄く楽しそうだった。半分遊ばれているような気がするけど、気にしている場合ではない。


「すずかにしか聞けない事なんだけど。」
「うん。」
「ど、どうしたら良いかな?」
「………えっ?なにが?」


漠然とした私の質問。大よそすべての質問をひっくるめた私の質問に疑問符を浮かべたすずかに、私は「だから」と言葉を続けた。


「すずか……確か恋人は天使だったよね?」
「うん。」
「て、天使って脆いんでしょう?」
「……まぁ、体の作りは私たちの方が頑丈だけど。」
「さ、触ったら怪我するんじゃ───…」
「そこまでじゃないよ?刃物とかで触ったら怪我するかもだけど、手で触るなら大丈夫だよ?えっと、フェイトちゃん、天使と面識ないんだっけ?」


私の質問を、始めは楽しんでいたすずかだったけど、私の言葉に少しだけ焦ったような顔になった。


「だって15歳だよ?も、脆いんじゃ──…?」
「そりゃあ、100年以上生きてる私たちに比べたら赤ちゃんみたいなものだけど、15歳ならもうほとんど成熟してるよ。」


ちょっと落ち着いて?と言いながら苦笑するすずかは、コーヒーカップを口元に持ち上げて呆れたようにため息を吐いた。


「フェイトちゃん……150年以上生きて来て、どうして女の子の扱い方とか学んでこなかったの?」
「興味なかったし。正直今もないけど──…。」
「だからクロノ君みたく朴念仁って言われるんだよ?」


クロノというのは私の兄だ。すずかは少しだけ眉を吊り上げて、「めっ」とでも言いたそうな顔でそう言うと、「注意点だけ言っておくね?」と親切な笑顔を浮かべた。


「フェイトちゃんの許嫁のなのはちゃんね?」
「……うん。」
「私のアリサちゃんのお友達なんだって。」
「えっ?そうなの?」
「うん。それでね…?フェイトちゃんがなのはちゃんの事泣かせたりしたら私が間接的にアリサちゃんに怒られちゃうと思うの。」
「…………。」
「だから、フェイトちゃんがなのはちゃんの事泣かせたら、私も怒っちゃうかも。」
「そっ──…えぇっ!?」
「あ、どうせならプレゼントでも買ってあげたら良いんじゃないかな?なのはちゃんに会うのに。」
「プレゼントって?」


コーヒーを飲み干して、変な脅しをつけられたので逃げようとゆっくり立ち上がった私に出された「プレゼント」の提案。その言葉に視線を向けると、すずかはにっこりと微笑んで。


「さぁ?自分で考えなくちゃ。」


なんて意地悪な事を言った。そんなすずかに小さく溜息を吐いて、私はあんまりアドバイスを貰えなかったことに肩を落としながら部屋を出る。すずかは出る間際に「なのはちゃん可愛かったよー」と一言投げかけたのだった。

会ったことあるなら最初に教えてくれれば良いのに。



許嫁であるなのはに会うのは数日後。15歳の天使の子にプレゼント……。一体何が妥当なんだろう。ぬいぐるみ?は子供っぽ過ぎるだろうか?花束?─────…ないな。恥ずかしい。



そうして私は暫く悩み続けた挙句、アクセサリーという至ってベタな物をプレゼントに選択した。



そうして会った私の許嫁殿は、なんというかまぁ可憐で。やっぱり子供で。どう扱ってよいか分からなくて出逢って1時間で泣かせてしまったのは言うまでもなくて、彼女が泣き止むまでに私が泣きそうになったのも言うまでもない。


150歳の年の差は、中々に大変だと思った。その日、また会う約束をして帰宅した私は通販で「女の子との上手な付き合い方」なる本を購入したのは余談である。















FIN






なのはちゃんは生まれながらに許嫁が居てしかもその相手が悪魔界で超有名なフェイト様だから憧れさえ抱いててフェイトちゃんを見る目がキラキラです。そんなキラキラな目に、どう接してよいか分からないフェイトちゃんはタジタジです。

なのはちゃんは割と乙女思考ですぐふにーって泣きそうになるけど、なのはちゃんが泣くとどうして良いか分からないフェイトちゃんの方がさらに泣きそうになります。不器用朴念仁(だけど仕事は超出来る)なフェイトちゃんが書きたいだけの話。

暫くしてなのはちゃんがやきもちとか妬いて拗ねて泣いたりしても泣いてる理由が分からなくて「???」って超頭を悩ませるフェイトちゃんとか。でもいつの間にか天然でなのはちゃんの機嫌をよくしちゃったりとか。逆にフェイトちゃんが自分でやきもち妬いてもやもやしても「風邪…?」とか勘違いして胃薬飲んでたり…!


というとこまで妄想した。
















テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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初心者ですが宜しくお願いしますorz
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