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なのへー

(^p^)ご、ごめんねっ!←

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「今日から少しの間だけ臨時でこの学校の教員になりました、フェイト・T・ハラオウンです。───えぇっと、こういう挨拶慣れてないんだけど、まだまだ実習の身なので、色々教えてくださいね。」


教壇に立ったその人は、少しだけ頼りなげにはにかんで、そう挨拶をした。さらさらの綺麗な金髪を腰元で結わえて、それから白く綺麗な肌。外国の人形をイメージするような白磁の肌を少し赤らめてそう言ったその「臨時教諭」はとても綺麗な人だった。その人が教室に入って来ただけで部屋の空気が変わるほど。


フェイト・T・ハラオウン 先生。


どこか頼りなげな若い先生で、だけど強烈な印象に残る人。単に私だからかも知れないけれど。何より印象的だったのはその人の瞳だった。紅く、燃えるような色。穏やかそうなその瞳なのに、どうしてかそう思える色で。深く、だけど澄んだ色。ほんの少しだけ寂しそうにも思えるその瞳がとても気になったのだった。


体よく言えば、それは一目惚れだった。

















「はぁ?本気?」
「────…ぅ、まだ…わかんないけど。」


そんな先生の挨拶があったその日の放課後。私は、私と親友達だけが残る教室内で項垂れて机の表面に頬を押し付けていた。それから何故か微妙に怒られているような。


「意外やわー、硬派の、あの難攻不落のなのはちゃんがまさかの一目惚れやなんて。しかも先生に。」
「いや、だから…気のせいかも知れないってば…///」
「まーでも、あんな美人な先生やったら分からんでもないけど。」
「だ、だからっ…///」
「何にしたって相手は先生なのよ?第一、───…」


とん、と軽く机を叩いたのはお友達のアリサちゃん。で、「まぁまぁ」と宥めるように笑うのがはやてちゃん。2人とも小学校来の幼馴染で親友なの。


「そんな事言うたって、アリサちゃんかてすずかちゃんと付き合っとるやろ?」
「んなっ!///黙れ!」


そんなアリサちゃんをからかうように、やや下品な笑みを浮かべてつんつん、とアリサちゃんの小脇を肘で突いたはやてちゃんに。真っ赤な顔をしたアリサちゃんが固く握りしめた拳をはやてちゃんのお腹に放つ。


「だ、大丈夫……?」


そんな見事なボディーブローを受けて。声にならないような声を漏らしたはやてちゃんは「く」の字に折れ曲がったあと、力なく床に膝をついたのでした。


「な、なのはちゃ……私がここで死んだら、部屋のいやらしい本は…誰にも見られんように処分して───…」
「はいはい、阿呆な事言ってないの。あんたが悪いのよ、あんたが。」


いつもいつもすずかの名前を引っ張り出して。と腕を組むアリサちゃん。ちなみにすずかちゃんと言うのは、アリサちゃんの年上の恋人さんのこと。


「まぁまぁ2人とも。そろそろ見回りの先生が来ちゃうよ?」


そう言って鞄を持ち上げた時。


「───…あれ?まだ居たの?もう暗くなっちゃうよ?」


チャリチャリ、と鍵の音をさせて。やって来たのは臨時教員の、フェイト先生だった。挨拶の時には来ていなかった長い白衣を着て。突然のその人の訪れに、緊張の所為か、どうしてか言葉が上手く出て来なくて。


「今帰るとこやったんですよー。」


そんな私の様子を悟ったのかはやてちゃんがにっこり笑って上手くカバーしてくれた。こういう時のはやてちゃんは正直とてもありがたい。はやてちゃんって年上の人と話すのが上手だから。


「あ、そうなんだ?───…私もちょっと、見回りでここまで来るの遅くなっちゃって。」


それから申し訳なさそうに困ったように笑って「ごめんね」と紡ぐ。悪い事というわけじゃないのに謝るなんて、とその困ったような苦笑にやっぱり頼りなげな印象を受けた。人が良い、そんな先生。


「フェイト先生の事やから、大方他の生徒の質問攻めにあってたんちゃいますー?」
「ばっか、あんたさすがにそれははっちゃけ過ぎでしょ!」
「ふぐっ」


調子にのってなれなれしくそんな質問をしたはやてちゃんに本日二度目のボディーブロー…はさすがに先生の手前、さっきよりは少しだけ優し目だった。


「ぅわ、八神さん、大丈夫?あ、バニングスさんも、さっきの質問なら気にしなくて大丈夫だから。ってゆーかその通りだし。」
「せ、先生もう名前──…」


2人の名前がすらっとその唇から紡がれて、思わずそう言ってしまった。ここに来てようやく言葉を発した私に視線を向けて。


「もちろん。覚えてるよ、高町さんも。」


先生は優しく微笑んだ。


「思ったより大人しいんだね。」
「────ふぇっ?//」


それから良く分からない事を言って、ぽふ、と私の頭を撫でる。正直それだけで心臓が跳ね上がりそうで、きっと赤くなっているだろう顔を見られたくなくて少しだけ俯く。


「あ、話してる場合じゃなかった。ほら、今日はもう帰らなきゃ。閉めちゃうよ?」


そんな私の心を知ってか知らずか。先生はチャリン、と鍵を鳴らして少しだけ悪戯に微笑む。私が赤くなってることにはどうやら気付いてないみたい。良かった、けど…それはそれでちょっと残念。───そんな風に思うなんて、どうやら私ってば本当にこの先生に気があるらしい。


「た、大変!今日約束してたんだった──…!はやてもなのはも!帰るわよ!」
「ほんなら、また明日。フェイト先生。」
「えっと、──…さ、さようなら。//」


ぺこりと一礼して教室を後にして。


「うん。皆気を付けて帰ってね。」


ひらひらと手を振るその先生に別れを告げて、学校を後にした。




















「なんっか、あの先生なのはに気があるんじゃないの?」
「はいっ?///」
「おお、私もそう思ったわ!なんや、普通頭撫でるか?」
「いや、それは──…で、で……」
「何か違う気がするのよね、他の生徒を見る目となのはを見る目。」


帰り道。腕を組んで、難しそうな顔をしながら呟いたアリサちゃんの言葉。それに賛同するように頷いたはやてちゃん。2人の言葉にびっくりしすぎて、私は思わず鞄を落としそうになった。


「そんな事ないよ!///──…だって、さっきが初めての会話だよ?気のせいだよ。」
「そう言われたらそんな気もするけど。」
「それもそうね。」
「──────…なにそれ2人とも。」


期待させて落とすってこの事だよね。やや声のトーンを落としてそう返した私に吹き出す2人を余所に、私は小石を蹴り上げた。


「てゆーか、ただドキドキしてるだけだから、好きとかじゃ……ない、よ?」
「それ恋やろ。」
「恋ね。」
「だから、まだわかんないってば!///」


どうしてこう、2人とも私の話題で盛り上がろうとするのかな。


「あー、それじゃあ私こっちだから。2人ともまたね。」
「気を付けて帰るのよ、あんたいっつもぽーっとしてるんだから。」
「おお、気ぃつけてなー。」


それから別れ道に差し掛かって私は2人と別れた。きっとこの後も2人は私の話題で盛り上がるに違いない。なんて思いながら2人の方角に背中を向けて歩き始めた。







「─────ただいま。」
「あら、おかえりなさい。」
「お母さん、ただいま。お店手伝おっか?」
「そうね、お願いしようかしら。」



それからすぐに家に着いて、私は家でやっている喫茶店の手伝いに専念して。なるべく先生の事を考えようにしたのでした。




































「──── 先生、……あの……」
「あら、フェイトちゃん。どうしたの?」
「お、お世話に…なりました。」
「フェイトちゃんも、卒業おめでとう。これからも頑張ってね?」
「先生も。教師の仕事、やめても…頑張ってください。」



あの時、「ありがとう」そう言って笑ったその先生はとても幸せそうで。だから言えなかった。もともと言うつもりなんてなかった気持ちだけど。だって先生は結婚していて子供もいて。その時の私はまだ高校生だった。抱いていたのは浅はかな恋心。

そんな出来事を過去にして教員としてこの町に戻って来た私に。



「えっと、──…さ、さようなら。//」



そう言った彼女は、先生に本当にそっくりで。姿を見た瞬間、名前を聞いた瞬間に確信した。先生の子供だって。


「───…今さら、何考えてるんだ…私。」


許されるはずもなかった初恋の、初恋相手の子供が生徒にいる。だから何だと言うんだろう。諦めたはずの、終わったはずの初恋。今日一日で。自然と視線で彼女を追ってしまっていた自分が酷く浅ましく汚く思えた。

コツンと。彼女たちが去った教室の窓に額を押し付けて瞳を閉じた。


「高町、先生。」


私は一体、何を考えてるんだろう。最低だ。これからの教員生活に、何となく波乱の予感を感じて。私は深く息を吐いて、その教室を後にしたのだった。










FIN☆←





はー疲れたどっこい_(┐「ε:)_

最近SS書かないことに慣れてしまって、なんかどやされないと書けない病←。

ちなみに今回のSSはなのはちゃんのお母さんに恋してたフェイトちゃんが先生になって、なのはちゃんがフェイトちゃんを好きになって、フェイトちゃんがなのはちゃんすk…でも過去の自分の気持ちと混同してるんじゃ?自己嫌悪うおおおな話でした。


続き?


はん(´・ω`・)?←
…痛っ!痛いっ!ものを投げないで:(;゙゚'ω゚'):!←

テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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