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無題2

あれ?明日バレンタインじゃん(ӦωӦ)

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「………どーゆー事よ。」
「は?何が?」


私の担当で、親友でもあるアリサの言葉に私は視線を向けず、言葉だけで返した。私の視線の先にはパソコン。アリサは私が渡した原稿と、それから庭先を交互に見ているようだった。


「あの子よ。あの子。───親戚か何か?」
「……あぁ。近所の知らない子。」


アリサのその言葉に視線を向けるとどうやら今日も来ていたようで、庭先で女の子がしゃがみ込んでいた。

数日前、私の家に入り込んできた小学生のなのははあれ以来マメにここにやって来ては猫に餌をあげたりしているみたいで、私は特に話しかける事もなくただ放っておくのみで。思ったほど煩わしくはないのでそれ以来ずっとそのままだ。


「はぁ?……迷子かなにか?」
「いや。何か猫飼ってるみたい。」


そう話しているうちにアリサのでかい声が聞こえたのか振り向いたなのはは、私たちに気付くとペコリと礼儀良く頭を下げる。つられてアリサも頭を下げたのが少し笑えた。


「あんた子供嫌いじゃなかった…?」
「嫌いだけど?」
「良く許可したわね……。ちょっと、驚き。」
「許可も何も浸かってない庭であの子が勝手に猫育ててるだけだし。あとは荷物置く場所くらい?」


そんなにうるさい子供じゃないから、トイレ位なら貸しても良いとは思ってるけど。ともあれなのはは私が言ったことを忠実に守って、ただ猫の世話だけしに来ているみたいだった。


「ふぅん。おかしな事もあるもんね……。」
「放っておいてよ。子供だからすぐ飽きるよ。」
「てゆーかフェイト、放っておいて良いの?あの子の事。」
「良いも悪いも。ただ勝手に私の家の庭であの子が勝手に猫育ててるだけだし。それだけの事だよ。放っておくに限るでしょ。」


そう言いきって一息つこうと机の上のコーヒーに口を付けた。


「そうじゃなくて。あの子はやてに絡まれてるけど。」
「────…ぶはっ!なんではやてがここに来てるのさ!」


「はやて」という名前に視線を外へと向ける。──と、そこに居たのはこれまた私の親友で、もう一人の編集担当でもあるはやてだった。はやては珍しい物でも見つけたような楽しげな顔で、しゃがみこんでいるなのはに話しかけていた。

はやてはいつも面倒な事を増やすから困る。


「はやて!何してるの!」


ずかずかと縁側に進んで窓を開けて声を上げた私に、少しだけ困惑気味に顔を上げたのはなのはで。隣のはやては上機嫌な笑顔を浮かべていた。この顔は多分ロクな事を考えてない顔だ。最悪。


「何って。フェイトちゃんの隠し子かと思ってな。」
「んなわけあるか!」
「なぁ、なのはちゃん。折角やし、上がってお姉さんらとお茶でも飲まへん?」


私の事なんて軽く無視したはやては事もあろうかそんな事を言って、その小学生を家に誘い込む。正直冗談じゃないと思った。ただ庭で猫を飼ってるだけの子供と、これ以上接点なんて欲しくないのに。

だけど、そう思った私の心を読んだのかそうじゃないのか。


「えっと、お庭を借りてるだけなので…。」


と。その子は少しだけ申し訳なさそうに笑ってぺこりと頭を下げる。仕草も言動も、少しだけ大人びていて子供っぽくない子だ。それからまた、猫を追いかけるように走っていってしまって。


「なんや、偉いしっかりした子やね。」
「………勝手に家に上げようとするのやめてくれる?」
「フェイトちゃんってばケチんぼやな。」
「私は子供が嫌いなの。………っていうか普通知らない家の子供を家にあげるか!」


このご時世に。と付け足す。


「まぁ、フェイトの言う事も一理あるわね。……って言いながらあの子を庭に入れてるのが疑問だけど。」
「あぁもう2人とも煩い。あの子より煩い。──大体用事ないならもう帰ってよ。」


私原稿やるんだから。と強調して言うと、それをサポートする役割である2人には何も言い返せるわけもなく。


「私今来たばっかやよ?」
「まぁ締め切り前に原稿貰えたわけだし寝不足そうな顔してるし今日はお暇するわ。ちょっとは休みなさいよ?どーせ寝てないんでしょうから。ほら、はやても帰るわよ。」
「だから、私今来たばっかやって。フェイトちゃん晩ご飯とかどーするん?」
「あんたが遅れて来るから悪いのよ。」
「夕飯なら適当に食べるから良いよ。」
「2人ともなんか冷たい!? 折角家の片づけしよう思ってゴミ袋とか買ってきたのに──…」


ロクに自分の夕飯の用意も家の掃除もしない私の為にちょくちょく来る2人だけど私の顔に疲労の色でも見えたのか、原稿を受け取るとそのまま休むように言って家を後にした。はやてに関して言うならアリサに引きずられて出て行った形になったけれど。


「───…ッふぁ……」


時計を見ると夕方の5時を回っていて。昨日の徹夜が体に響いたのか、2人が帰った後の静かな家で急激な眠気に襲われた。それもそうだろうこの年になるとやはり徹夜なんてきついし。


「少し寝よ……。」


そうして私は仕事部屋の隣に移動して。ソファーの上でだらしなく体を倒すとそのまま眠りに落ちた。夕飯の時間には起きて、すっかり洗い物の溜まったキッチンを片づけるつもりで。










なのに。


起きた時には既に夜の10時を回っていて、私の体には掛けた覚えのない毛布が掛かっていた。ついでに言うならキッチンは綺麗になっていて、挙句にキッチンには少しだけ小さめのおにぎりが2つ。丁寧にラップをして置いてあった。


「…………。」


最初ははやてかアリサがやったのかとそう思ったのだけど。どうやら違うらしい。子供ながらの気遣いだったのか、はたまた庭のお礼のつもりだったのか。


どうやらやってくれたのはなのはみたいで。


「……参ったな。」


私は少しだけ苦笑して、置いてあったおにぎりを手に取った。



















まだなのはちゃんの事とか全貌が見えまへんが。

テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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