ぱろ

(∫°ਊ°)∫いやん

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さぁさぁと、小雨の降る夕暮れ時。珍しく早く仕事が終わった私はちょっとだけ寄り道して帰ろうと街の中を歩いていて。そこで、小さな喫茶店の前で雨宿りしている女の子を見つけた。高校の制服に黒いパーカーを羽織ってちらちら空を眺めている女の子。傍目にも綺麗な子で、腰まで伸びた綺麗な金髪。

誰かと待ち合わせかな…?

なんて思ったのも束の間。遅れてやって来たらしい同じ学校の制服の女の子と合流したみたいで、恋人なのかな?とか微笑ましく思う。だけど。耳に届いたのはパチン、という音だった。


「………ふぇ?」


その音に、思わず顔を上げて、その場所に視線を向けてみる。

見ると、何か言い合う…というか待っていた金髪の子が一方的に何か言われて、それから怒っていた女の子の方がフイ、とその金髪の子を置いてまた走り去ってしまった。どうやら微笑ましいとかそういう話じゃなくて修羅場だったみたい。高校生のくせに、なんて思って。そのまま通り過ぎようと思った瞬間に目が合った。合ってしまった。綺麗な紅い色。───なんだけど、何だか捨てられた子犬みたいな瞳で私をじっと見ていて。とても横を素通りできる状態じゃなくなってしまった。


「だ、だいじょう…ぶ?」


結局どうすることもできなくて、通り際に口から出たのはそんな言葉だった。近くで見ればますます綺麗な子だ。頬に赤い手形が付いていなければ。整った顔立ちに高い身長。私より大きいんじゃなかな?


「痛い、です。」
「えぇ……?」


綺麗な顔立ちなのに今にも泣きそうな顔で。母性本能を擽るようなそんな顏でそんな風に言うその子はよく見れば雨宿りする前に雨に濡れたのか、髪が濡れていた。


「…………………………私の家すぐそこなんだけど、タオル貸そうか?」


たっぷり考えて、それから迷いに迷ってそう言ってみた。見ず知らずの高校生を家に招くなんてどうかしてるけど、捨てられた犬みたいな顏で見られて放っておくわけにもいかなくて。そもそもひょいひょいとついてくるかも分からないし、と思って。


「ありがとうございます。」
「………………ぁ、うん。」


結局ひょいひょいとついてくることになってしまったのだけど。


「私、フェイト・T・Hです。高校3年です。」
「あ、私高町なのはです。」


会社帰りで思わぬ広い物をしちゃったな、なんて苦笑して、なぜかちゃっかり私の傘に彼女を入れて家へと向かう事になった。何だか変なことになっちゃったな。かといってあそこで声をかけないなんてこともできなかったし。


「あ、ここが私の家なんだけど……あー、凄くぬれちゃったね…えと、上がってく?」
「良いんですか?」
「…………え、うん。」


っていうか知らない人の家に上がっちゃって大丈夫なの?とか心中で突っ込みながら家に上げてタオルとか出してあげて。制服の上着を乾かしている間、何も出さないわけにもいか無いのでコーヒーを入れてあげた。


「えーと、フェイトちゃんだっけ?」


コト、とテーブルにコーヒーを置きながら。そう聞くとタオルで髪を拭きながら顔をこっちに向ける。近くで見れば見るほど綺麗な顔だなって思った。


「なんですか?なのはさん。」
「湿布か何か、いる?」


ちょんちょん、と自分の頬を指してそういうと、フェイトちゃんはちょっとだけ苦笑して「大丈夫です」と答えた。まぁ、本人が大丈夫なら良いんだけど…。────ん?


「な、何?」


大丈夫、という言葉と同時に。犬が飛び掛るみたいに飛び掛られて、思わず体を仰け反らす。子供が抱き着いてくるようなそんな感じで。っていうかこれは普通押し倒されたって、言うんだけど。

とん、と床に背が当たって。重力にならって垂れた金髪がほんの少し私の頬に触れた。少し湿って冷たい髪。見ず知らずの高校生に押し倒された。


「なのはさんって、綺麗ですね。」
「はっ?///」


にこって微笑んで。子犬みたいな顏で。


「ちょっ、ちょっと!!──────やだッ!///」


圧し掛かるように徐々に顔を近づけてくる彼女の鳩尾に、思わず膝を打ち込んだ。下からの攻撃だったしあまり強くはしなかったつもりなんだけど、結構深く入ったのか。


「……………ッ…ッ……!!!」


お腹を押さえて小さく蹲る彼女。っていうか同情の余地はないよね?親切心で家に上げて制服まで乾かしてタオルまで貸してあげたのに。っていうかあったばかりの大人を押し倒す高校生って──…。


「言っておくけど、悪いのは貴女だからね!///」
「…だって………」
「だってじゃないの!一体何考えてるの!」


正座させてお説教する私に向かって半泣きの彼女は「高校生だし思春期だし」とかわけのわからないことを言う始末。


「良い匂いがしたからつい……」
「………………犬じゃないんだから。」


何となくあの女の子に平手打ちされてた理由もわかる気がする。なんて小さくぼやいた私に。


「あぁ、あれは私が浮気したから!」
「尚悪い!!!!」
「痛ぁっ!!!(泣)」


人差し指を立ててそんな風に言うフェイトちゃんの頭に拳骨を落としこんで、それからコーヒーが冷たくなるまでお説教をした。初対面でどうしてこんなことになったのかは分からないけど。


これがフェイトちゃん(18)と私(24)の出会いだった。
















(^p^)みたいな。


その後もちょくちょくなのはちゃん家に来るようになったフェイトちゃん。

節操なしでいやらしいことに興味津々むしろしたい!わんわん!隙あらば!みたいな健全な高校生のフェイトちゃんと、そんなフェイトちゃんに困ってるOLなのはちゃん、みたいな。でもだんだんフェイトちゃんの方がなのはちゃんスキー!で余裕なくなってきてもやもや_(:3」∠)_みたいな。






み た い な 





なんか最近SS書けないなぁ……_(:3」∠)_




テーマ : 日記
ジャンル : アニメ・コミック

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フェイトちゃん可愛い。

もやもやして、なのはさん家にくる回数の少なくなったフェイトちゃんに、今度はなのはさんが寂しくなるみたいのを想像しました。


はじめまして。
主(あるじ)といいます。

実はHALF of half さんの隠れファンです。
毎日楽しんで見させてもらってます。
(あれ、隠れじゃなくなった、、、?) 

コメントで、お伝えするのも何かと思いましたが、
僕も今更なのフェイブログをつくりました。
「memoir なのは日記」という名前です。

あと、リンクをさせていただきました。
駆け出しの新米ですが、よろしくお願いします。

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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