スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2

(∫°ਊ°)∫だばー

あ、幼女のやつ書かなきゃ。

web拍手 by FC2









某月某日。仕事帰りの夕暮れ時。私、高町なのはは道端で黒い塊を見つけた。ほんの少し赤く汚れたそれ。良く見るその黒い鳥は、怪我をしているのかじっと道端で塊のように動かなくて、何となくそっと近づいてみる。


「カラスなんて触らない方が良いよ?」
「えっ、で…でも。」


そうそこに居たのは怪我をしたらしいカラス。だけど普通とちょっと違う。カラスの目の色が紅かった。宝石みたいに綺麗な紅。


「カラスなんて汚いし不吉じゃないか。」


帰宅途中に後からやって来た、同僚の男の子にそう言われて少し戸惑ったけれど。


「でも怪我をしてるのは可哀想だよ。」


私は彼の制止も聞かず、そのカラスを抱き上げて、それから家へと連れて帰ったのでした。








「…………えっと、こんな感じかなぁ。」


家に帰宅して。


鳥のけがの手当てなんてしたことがない私は、とりあえず効くか分からないけど人間用の薬を塗って、不恰好に包帯を巻いてあげた。


「あなた、大人しいのね。」


カラスってもっと怖いと思ってた。あんまり人間には好かれてない種類の鳥。だから、ちょっとどうしようか迷ったんだけど。されるがままにじっとしているそのカラスを見つめながらそう言うと、そのカラスは言葉が伝わってるのかなって思うくらいじっと私を見つめ返してくる。


鳥かごなんてないし、とりあえず怪我をしてるからって思いつきで連れて帰って来ちゃったことを反省しつつタオルを数枚敷いて、そこに居させるようにして。段々どうして良いか分からなくなって、私は友人であるはやてちゃんに電話をしてみたのでした。

























「なんよ、急に呼び出して。」


私かて仕事でへとへとなんよ、と唇を尖らせたはやてちゃんにちょっとだけ申し訳なく思いながら、カラスを拾った話をしてみた。カチャカチャとコーヒーを回しながら話を聞くはやてちゃん。


「───でね、ちょっと珍しい子なの。」
「珍しい?白いカラスとか?」
「うぅん、黒いカラスなんだけど、目が紅くてね?」
「─ッ!?、ゴホッ……!!」
「にゃっ!?大丈夫?」


やっぱり目が紅いカラスなんて珍しいのかな、その事を口にした瞬間、はやてちゃんが咽た。


「ちょぉ、そのカラス何処?」
「ふぇ?えっと隣の部屋で……あのね、凄く大人しい子なの。」
「見せて。」


そう言って立ち上がると、そのカラスを休ませてある部屋へと向かう。はやてちゃんはもう学生のころからのお友達なので正直遠慮とかそういうのはお互いしない仲。隣の部屋に行くなり、大人しくじっとしているそのカラスをまじまじと見つめて。


「なのはちゃん、これ、私が預かってもえぇ?」
「ふぇ?えっと、……うん。でも何で?」


まじまじと暫く眺めた後、その子を指差して言うはやてちゃんはちょっとだけ額に汗を浮かべていた。


「なのはちゃん、冗談屋とか思わないで聞いて欲しいんやけど。」
「うん?」
「これはカラスのお殿様や。」
「…………はい?」


たっぷり1分くらい間を置いてから。そう返すとはやてちゃんは続ける。


「いや、私の家が代々変わった仕事してるのは知っとるやろ?」
「ふぇ、あ…うん。」


変わった仕事、というのはちょっとだけ俗世離れした仕事で。私は普通のOLだけど、はやてちゃんは家が代々、妖…つまり妖怪退治とか除霊とかしている家系なの。まぁ、私もそれを知ったのは学校を卒業した後だったけど。それ以来、何かと困ったことがあると私ははやてちゃんに相談していたりする。


「えっと、つまりこの子もそういう系の何かなの…?」


妖怪のような存在、という意味で。


「あー、カラスってほら、妖怪系多いやん?」


天狗とかもカラスの一族っていうやろ?と簡単に説明してくれるはやてちゃんは、そのカラスもそれ系のものだと教えてくれたのでした。一見、普通のカラスなんだけどね、瞳の色以外は。


「んー、じゃあはやてちゃんに預かってもらった方が良いのかな?」
「悪い子とする子ぉではないけど、この子実は私の知り合いでなぁ。」
「えっ?嘘!そうなの?」


もしかして、この辺に来たのははやてちゃんに会うため、とかそう言うのだったのかな?


「せや。なぁ?フェイトちゃ……痛ッ!」


カラスの頭を撫でようとしたはやてちゃんの指を口ばしで攻撃したカラスの、フェイト、ちゃん?ははやてちゃんの手を突くとプイ、とそっぽ向く。そういう所を見るとやっぱり普通のカラスとは違くて、ちゃんと人間の言葉を理解してるっていうのが分かる。


「はやてちゃん、大丈夫?」
「まぁ、いつもの事やし、平気やよ。……にしたって……あ、なのはちゃん悪いんやけどお酒とかある?お神酒みたいな。」


私お酒なんか飲まないからないんだけど……。


「えーっと、何かに使うの?」
「んにゃ、フェイトちゃん…あ、この子が弱ってるからお神酒で妖力を………」


良く分からないけど、どうやらこのカラスの怪我を治すのに使うみたい。わざわざ来てもらったはやてちゃんに申し訳ないしな、とちょっとだけ考えて。


「えっと、そこのスーパーで買ってくるのでも大丈夫?」
「あぁ、お願いしてもえぇ?」
「じゃ、ちょっと待ってて。」


それから慌てて財布を持って、私は夜のスーパーへと足を走らせたのでした。


































「…………何してん。」


なのはちゃんがお酒を買いに出て行った後。私は目下に大人しく居座っているカラスに視線を向けた。私の言葉に、そのカラスは微動だにしなくて、何ともふてぶてしく私を無視。


「何やその姿は。」


挙句、怪我までして。そう言うと、カラスは面倒臭そうに首を動かして。


「─────…はやてには関係ないでしょ。」


なんて言う。普通にカラスがしゃべるって気持ち悪いなぁ、とか思いながら。そのカラスにでこピンした。正直言ってこんなカラスに負ける気はせぇへんし。……カラスの姿のときだったら、やけど。


「どーせ妖力使い果たしてそのザマなんやろ?」


そのカラスは私の言葉にバツが悪そうにそっぽ向いて、それから小さく家出してきたと話す。そりゃ、そうやろ。私の所にもそのカラスのお殿様の捜索願が出とったし。

このカラス、フェイトちゃんはカラス天狗の一族の殿様。まぁ、外見的には王子様の方が近いんやけど。どうやら近々お見合いをさせられるらしく、それが嫌で家出して来たらしい。だいぶ無茶をしたのか普通と桁外れにある妖力を使い果たして、今では人の姿を保つのも厳しいようやった。


「まー、気持ちは分からんでもないし?」


チラリと視線を向ける。フェイトちゃん、もといそのカラスはじっと私を見たままで。私は更に言葉を続けた。


「しばらく匿ってあげてもえぇけど?」


こうなると立場は圧倒的に私の方が有利。フェイトちゃんとは実は小さいころから友達で、良く苛められてたもんや。………ちなみにフェイトちゃんは普通は人間と全く同じ姿。よっぽど弱った時とかにカラスの姿になるわけで。実は今フェイトちゃんはかなりのピンチ。


「けど?」


やっぱりカラスが話すとちょっと気味悪いわ。なのはちゃんの前では一言もしゃべらせんで良かった。


「けど。条件付きや。」
「…………どんな?」
「妖力は封印させてもらう。」


いつもその妖力にしてやられてたわけで。妖力がないフェイトちゃんなんてただの人間同前。しかも常識のないただのばか殿や。外見だけは半端なく綺麗で格好良ぇけど。

私の条件が予想外だったのか、そのカラスは(カラスってあんまり表情ないんやけど)驚いたように見える表情をして。それから「なんだそんな事」と、その条件を飲み込んだ。












「ねぇ、はやてちゃん、お酒って瓶?紙パック?良く分からないからどっちも買って来ちゃった……」


それから。

急いで買って来たのか、息を切らせて帰って来たなのはちゃんにお礼を言ってビニール袋いっぱいに入ったお酒を受け取る。私は代々家に伝わる術を使ってそのカラスが元の姿に戻れるように手助けしてやった。










ちなみにカラスが人間(しかも眉目秀麗)になったことで部屋にはなのはちゃんの悲鳴が響いて。よほど気に入ったのか、なのはちゃんから離れんようになったフェイトちゃんがいて。

何というか、苦悩を強いられた事は言うまでもない。

















FIN



カラス天狗とかパロにあっても良いはず。

何もできない人間の世界の常識のないお殿様(王子様外見のくせに)なフェイトちゃんはなのはちゃんの会社まで勝手にお迎えとか来ちゃう感じで、なのはちゃんは嬉しいけど困っちゃうわけで。フェイトちゃんは人間の世界にはお金というものが必要だ問う事に気が付いて近所の喫茶店で働くようになります、みたいな。

ちなみにフェイトちゃんは何か無口でなのはちゃんには甘えん坊。なのはちゃん(24)を喜ばせようと必死なフェイトちゃん(外見25)だったら良いな、と思います。



はぁ。無口でイケメンで実は甘えん坊な殿様みたいな。












テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

コメント

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
プロフィール

92

Author:92
なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
twitter
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。