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だっらだら

小ネタみたいな。

だっらだらオチもヤマもなーんも考えないでただ書いたら案の定ぐずぐずした内容に(∫°ਊ°)∫内容は考えてから書かないと駄目ね(^o^≡^o^)すんませんw

明日か明後日はえろいの書くぞー!!!

\オーッ!!/

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はぁ、と深い溜息を吐くと同時に指先にピリッと言う痛みを感じて視線を落とす。と、指先に僅かに滲む赤。


「………。」


微かな傷なのにじわりじわりと蝕むように痛覚を刺激するその傷にもう一度溜息を吐いて、机の引き出しから絆創膏を取り出して指に巻いた。どうにも仕事が上手く進まなくて、私は椅子の背もたれに背を付けて伸びをした。

なのはと喧嘩をして、もう10日も口を利いていない。

集中力が極端に低下していることの原因と言えばきっとそれが原因だと思う。こんなになのはと話をしない事なんて、普段なら有り得ないから。喧嘩の原因なんて、覚えていないくらい些細な事だった。喧嘩と言うよりは、なのはが怒っている、という方が正しいかも。


「はぁ…。」


何でこうなっちゃったんだろう。冷静に考えてみても分からなくて、頬杖をついた。普段なら私の家に寄ってくれたりするのに、この10日間なのはは家に来るどころか連絡さえくれない。口を利いていないどころか顏さえまともに見ていないわけで、日々の疲れに付け加えて憂鬱な気はますます膨らむばかりで。

何日か経てばいつも通り普通になってくれるかな、なんて思っていたんだけどそんな事はなく。


「フェイトさん、どこか調子でも悪いんですか?」
「………そんな事は、ないんだけど。」


ごにょごにょと言い淀む私に補佐官は。


「なのはさんと喧嘩したんだったら早く謝っちゃったほうが良いですよー?」


なのはさんって実は凄く人気なんですから。なんて不穏な一言を付け加えてちょっとだけ笑う補佐官に、私は思わず手元の書類をおとした。そんな事もちろん分かってることで。

可愛くてスタイルも良くて実力もあって。そんななのはを野放しにするなんて危険な事この上ない。


「────ッ、私、ちょっと行ってくる……」


そう思ったら変な汗が流れてきた。どうしてもっと早く行動を起こさなかったのか、数日間の自分を叱咤しながら黙って見送られて部屋を出た。もしかしたら私が側に居ない隙にになのはに近づく影だってきっとあるだろう。誰にも渡したくないなんて酷く愚かしい独占欲に火がついて、私は更に歩く速度を早めた。何時もならほんの少しの距離にしか感じないその場所までの道のりが焦りの所為で凄く遠く感じて、ついでに言えば足がもつれて急ぎ足になれなくて。


なのはが居るその場所に辿り着くころにはほんの少しだけ額に汗が滲んでいた。開口一番に謝ろう。それからなのはが怒っていた理由を聞こう。そう思ってなのはの姿を探す。どうしてか大勢いる中でその姿だけは直ぐに目について慌てて声を掛けようと思って。


「…………、…」


口を開きかけて、そのまま閉じた。どうやら少し遅かったらしい。視線の先、誰だか知らない教導隊の仲間と楽しそうに話すなのはの姿があった。久々に見るなのはの笑顔は私ではない人間に向けられて、体の神経が凍ったように感じた。ちょっとした事で、些細な事で喧嘩して怒らせて10日も放っておいたら愛想も尽きるかも知れないな、なんてちょっとだけ自嘲めいた事を思って。


「シャーリー、今日暇かな……」


そのまま声を掛けることもせず、その場に背を向けた。そのあと自分に向けられたなのはの視線に気づく事もなく。なんだか逃げるようにしてその場所を後にしたのだった。


































「───で?ちょっと飲み過ぎなんじゃないですか?」


そんな経緯を引きずって。カウンター席で隣から困ったようにそう注意する声に「うん」とだけ返す。カラン、と音を立てたグラスの氷を見つめて、それからぐいっと流し込むように琥珀色の液体を飲み込んだ。

嫌な事があったらお酒に逃げる、という手法をとってみたところで格好悪さは割増だ。シャーリーに「付き合わせてごめん」と情けない謝罪をしながら深く息を吐いた。そういえばお酒飲をむなんて結構久しぶり。前に飲んだ時はなのはと一緒だったな、なんて。お酒に逃げようとしたところで思い出すのはいつだってなのはの事で。隣で止めるシャーリーを横目に、私は一気にグラスの中の飲み物を飲み干した。



それからしばらくして、実際どれくらいの時間が経ったか正直良く把握していないけれど。どうやら結構酔ってしまったらしく、ぼんやりと手元のグラスを見る。空のそのグラスは中の氷が解けてほとんど水になっていた。


「さっき迎え呼びましたよ。……立てます?フェイトさん。」


やや呆れ声の補佐官に視線を向ける。まともな思考回路ではないその頭でなんとか謝罪の言葉だけ思いついて口にした。今日何度目の謝罪だろう、なんて考えるのはそんな事。


「フェイトちゃん」


それからどうやら本格的に私は酔っているようで、ついに幻聴まで聞き出した。───と思ったら。


「あー、ごめんね?」
「いえいえ、急に呼びつけちゃってすいません。」


後ろで繰り広げられる会話に顔を向ける。と、そこに居たのは私服のなのは。なのははちょっとだけ苦笑してシャーリーに「ごめんねー」なんて謝っている。それから「お会計はフェイトちゃんのカードで払うから良いよ」なんて止めるシャーリーを無視して私の財布からカードを取り出して、お会計を済ませて「ほら立って」なんて。

夢にまで見た恋人の登場だ。なんて崩壊しかけの思考回路でぼんやりとなのはを見ていると頬をぺしぺしと叩かれて。引っ張られるままにすごすごと。親に手を引かれる子供みたいに、なのはに手を引かれて店を出た。


「もー、駄目じゃない。」


シャーリーに迷惑かけて。と言う言葉に、そういえばシャーリーとはいつ別れたんだろう、なんて思ってまぁいっか。なんて思う。ついさっきの記憶が抜けることは酔っ払いには良くあることで、変なところだけ冷静なのも同様。


「なのは。」


怒ってないの?という言葉を飲み込んで、なのはの揺れる髪をぼんやり見つめてとぼとぼ歩く。そんな私の姿は端から見たら酷く情けない様子だろうな。


「フェイトちゃん、遅いんだもん。」
「え?」


私のマンションについて、自分の鞄から私の部屋の合鍵を出して家の扉を開けるなのはは「もう、散らかして」なんて。聞き返した私には答えず床に脱ぎっぱなしだったシャツを拾い上げる。何だか久しぶりの光景にトクン、と胸が跳ねた。


「お水、飲む?」
「……ん。」


千鳥足でふらふらとリビングのソファーに腰かけて。ちょっとだけ甘やかすような口調のなのはに頷いた。お酒の所為か、久しぶりになのはと話す所為か酷く甘えたくてそんな自分が少し情けなくて。お酒の熱もあって少しだけ視界が滲んだ。


「もう。あんまり強くないんだから飲み過ぎちゃだめだよ?」
「……ん。」


もう怒ってないんだろうか?それとも。


「なのは、怒って…る?」


ほんの少し怯える様にそう聞いた私に、なのはは少しだけ苦笑を浮かべて、それから「ごめんね」と紡いだ。フェイトちゃんの事、試したかったの。なんて。酷く反省した顔で、悪戯を白状するような顏。


「や、もちろん最初は怒ってたんだよ?」


それから、ポカンとした私の顔を見て慌てて弁明するように続ける。


「そうしたらはやてちゃんが、ちょっと怒ってるくらいじゃなくて少し不安にさせるくらいにしないと駄目だって」


そう言うから、と言い訳するみたいに指を弄って。少し酔いが醒めた頭でどうやらはやての入れ知恵だったらしいと理解した。良く分からないがなのはに私を試させたんだろう。ホッとしたような、なんていうか複雑な気持ちだ。


「じゃあ、怒ってるわけでは……ないの?」
「んー、まぁ。」
「なんだ。てっきり───…」


私の他に誰か良い人でも、なんて。そう言いかけて口を閉じた。目の前にはちょっとだけ上機嫌な笑顔のなのは。


「てっきり?」
「……いや、別に…」
「他の?誰かに?」
「そ、そんな事言ってないよ。」
「なぁーんだ。ちょっとくらい不安になってくれたかと思ったのに。」


不安になって、逃げるようにお酒を飲んでた事を知ってるくせに。からかうような視線を感じて水を飲む。まだアルコールの所為で頭がぼんやりしたけれど、さっきに比べればだいぶまともな思考回路。10日ももやもやしていたのに試されてただけなんてショックだ。今度は私が怒る番でも構わないだろう。


「なのは」
「ふぇ?」


なのはが何処かの誰かにとられたら、なんてあれだけ心配したんだから仕返ししたって良いはず。なんて思っていたのに。


「結婚し──」
「ふぇっ!?///」


なのに。


「────ぁっ?」


口から出たのはそんな言葉。こんな事言うつもりなんてなかったのに。頭の中にほんのちょっと沸いたそんな言葉を思わずうっかり口にしてしまっていた。


「今、何て──?」
「何でもない。嘘。何でもない。」
「えー?今なんて言ったのー?」
「なっ、何でもないったら!//」




どうやら私が仕返しをするターンは来ないようだった。
























FIN




たまにこんな俗っぽいなのフェイも。みたいな。




テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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