\(^o^)/

\(^o^)/これの続きな感じで書いてみたけども


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「えーっと。」
「なぁに?」
「私の部屋は……?」


そう言った私にきょとんとした顔を浮かべて。それから指差した。「ここ」と言って、この部屋を。どうやら「ここがそうだけど?」と言いたいらしい。


「ちょ──…」
「それと、これ。」
「んぁ?」
「貴女の制服ね。」


そう言って手渡されたのは、今現在目の前の彼女がかっちり着ている白い制服。エリートである機動六課の制服だった。


「はぁっ?」
「な、なに……?」


思わず大声が出た。まず最初に。私はこういう規則だとかそういったものに縛られるような事が大嫌いだ。それに、どうして私がここに住むようにならなければならないのかって事と。その部屋が、どうしてこの子と一緒なのかって事。つまり私の教育係として相部屋になっただとか、そんな風にまとまったらしい。部屋には寮とかによくあるような二弾ベッドが備わっていた。部屋もわりかし広いけど。そもそも他人と一緒の部屋だなんて。プライバシーも何もあったものではない。

それに。


「私入隊するなんて言ってないったら!」
「だから、言ったでしょ?国家命令だって。」
「だ、…でも…」


いくら国家でも個人の主張と言うものがあるはずだ。押し付けられた新品の白い制服を持ちながら、唇を少しだけ尖らせた。


「それに、まさかハラオウン家の人だったなんて。」
「───えっ」


何故それを、と口ごもる。私の家(まぁ養子なのだけど)は魔法に関する結構な名家だ。──兄は機動六課の上層部で提督として働いているし母も同様、上層部。今まで私の主張を尊重してこういう方面に私を引っ張り出そうとしたことはなかったけれど。


「リンディさんに頼まれてるの。」
「か、母さんに?」
「そう。娘が遊び歩いてばっかりだから、ってね。」


腕を組んで「分かった?」なんて。どうやら今回ばかりは母さんも味方してくれないみたいだ。そういえば最近やたらと「恋人とか出来たのかしら?」なんて言われたけど。


「とりあえず、ほら。それ着て?」
「やだ。」
「………んー、無理やり着替えさせられたいのかな?」
「…………。」


優しげな微笑を浮かべて、さらりとそんな事を言う。どうやら想像以上に厳しい人らしい。エースって呼ばれるくらいなんだから実力もあるし厳しいんだろうな。結構可愛い顔してるのに。


「わかったよ。着れば良いんでしょ、着れば。」


何とか様子を見て逃げ出そう。母さんに泣いてお願いとかすれば何とかなるかもしれない。それかクロノを懐柔して。うん、そうしよう。しぶしぶ着替え始めた私を残して、エースと呼ばれる、そのなのはは部屋を出ようとして背を向けて。


「あ、逃げようとすれば直ぐ分かるからね?」


と、言い忘れたことを付け足すように微笑んで、部屋を出て行った。酷いじゃないか完璧に軟禁だ。まぁ魔法が使える人材を保護する要目もあってなのだろうけど。でも私こんなの望んでないし。第一自分の事くらいは守れるし。


「……何でこんな制服…。」


相当動きにくい。なんだこれ軍服みたいじゃないか。あーやだやだ、とか思いながらシャツのボタンを緩めて深く溜息を吐いた。これは早めに出させて貰おう、と決めて。



「着替え終わったよ。」


それから渋々、皺のない新品の制服に袖を通して部屋を出た。待っている間に資料を読んでいたらしい相当真面目なんだろうなのはは、私が出たと同時にパタンと資料を閉じた。


「サイズとか問題ない?」
「んー、まぁ。」


軍人みたいで気持ち悪いけど。なんて言いかけた私の胸ぐらを、何故かなのはがぐいっと掴んで引いた。引っ張られて「ぐぇ」なんて変な声が出る。


「きゅ、急に…何す」
「ちゃんとボタン閉めるっ!」
「はぁ?」


だらしないでしょ、なんて言いながらぷちぷちと私のシャツのボタンを閉めて「ネクタイも」なんてギュ、っと思い切り締めこんで。不覚にもそんなところにドキッとして、慌てて視線を逸らす。そういえば色んな子と会ってもこういう事ってされたことないな。───じゃなくて。


「ちょっ…苦しい…!」
「だらしない着方しないで。もー…」


本当にクロノ君の妹なの?とかぶちぶち言いながら。「血は繋がってないから」とか言いかけて、止めた。自分の生まれが少しだけ特殊なので、なんていうかそう言うの知られるのは面倒臭い。


「夜は少し外に出ても良いの?」
「────許可が出たらね。」
「誰の?」


そんな事にも許可が要るのか。それって凄く面倒臭い。行先とかも言わなきゃいけないのかな?これだからお国のエリート機関なんて嫌なんだ。誰の?と聞いた私に、にこりと可愛い微笑みを浮かべて。


「私の。」

なのははそうとだけ教えてくれた。


「じゃあ許可頂戴。」
「用事はなぁに?」
「………デート。」
「ふぅん、恋人居たんだ?」


ちょっとだけ意外そうにそう言ったなのはに、首を振る。


「うぅん。恋人じゃないけど。」
「……恋人じゃないのにデートなの?」
「まぁ……あ、でもそういう事はするけどね?」


なんて、冗談めかして言ったことがまずかったらしい。


「最っ低!」
「はぁ?」


なのはは顔を真っ赤にして怒った顏。どうやら恋愛経験だとかそういったものがないみたいだ。エリートだし、そういう悪い遊びとかしないタイプそうだし。ちょっと私の周りには居ないような新鮮なタイプだと思った。可愛いかも知れない。


「絶対許可なんて出さないから。」
「────は?」


ぷい、と背を向けて「案内」を続ける為に通路を行くなのはを慌てて追いかける。


「ちょっと、待って!なのは。」
「なに?」
「許可出してくれないと困る。」
「恋人じゃないんでしょう?じゃあ良いじゃない。」


はぁ、と少しだけ呆れた溜息を吐いて先ほどとは打って変わって冷静な顏。少し冷たい顏ともとれる。


「良くないよ。」


憂さ晴らしも出来ないとか、正直ストレスが溜まる。何よりずっとこんな所に缶詰にされたら私は多分ストレス死するだろう。


「あ、それとも」
「ぇ?」
「今夜キミが相手してくれるの?」


つい、と下顎に触れて、顔を近づけてそんな冗談。そう言ったら、恥ずかしがって許可とかくれちゃうかなぁ、とか思っての事だったんだけど。さっきの反応とは違って、今度は結構冷ややかな反応だった。


「───ぇ?」


ヒュン、と伸びてきた桃色の魔力光に縛られて、その苦しさに思わず一瞬息が止まった。良く見れば出来栄えの良いチェーンバインドに拘束されていた。その事実に、ますます目が点になって目の前の人物に視線を向けた。


「……優しく案内されたかったら、大人しくついて来てね?」


分かった?なんてにこりと微笑んで。こんな状況でそう言われたら頷くしか出来ないじゃないか。っていうかなんだこの状況。


「ちなみに相部屋だからって変な事したら───」


いま、「叩き潰す」って言った気がする。いや微笑んでいるから気のせいだろう。エースって呼ばれてるだけあって精巧な作りの魔力拘束をするなぁ。なんてそんな事考えながら。私は引っ張られるままにずるずると、彼女の後をついて歩いた。

その後会った機動六課の面々に「なのはちゃんに犬のお散歩みたくされてた子やな」みたいな印象をもたれてしまったりもして。


ひとまず私は「なのはから外出許可を得る」という選択肢を諦めたのだった。

















FIN




実はフェイトちゃんはかなり特殊な生まれ方してて地味に狙われててフェイトちゃんの保護が目的とかだったら美味しいなって。

プロジェクトFの、ほら。そういうの。


(∫°ਊ°)∫ みてーな?





テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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