こねた

ほんの小ネタ。

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「すき。」



はっとして我に返ったのは、そんな言葉を口にしてからきっかり10秒ほど後の事だった。私の突然の言葉に目を丸くしてこっちを見ているフェイトちゃん。思わず握っていたフェイトちゃんの手を離して何か言葉を探そうとして。


「てっ、手。……フェイトちゃんの手、柔らかくて好きだなって。」


慌てて口から出たのはそんな言葉だった。幼馴染のフェイトちゃんと、フェイトちゃんの部屋で一緒に勉強をしていた今日、何気なくフェイトちゃんの手に手が触れた瞬間に思わず零れてしまった。「好き」っていう気持ちが。誤魔化す様にちょっとだけぎこちなく言った言葉に、フェイトちゃんは一瞬きょとんとして。


「私も、なのはの手。好きだな。」


それから柔らかい笑顔を浮かべて、そんな風に言ったのでした。ぎくしゃくした私の気持ちが少しだけ落ち着くような、余計にざわつくような綺麗な笑み。例え手でも「好き」って言われたことが嬉しくてちょっとけ頬が熱を持った気がした。


「あ。────飲み物持ってくるね。」
「ふぇっ?」
「ちょっと待ってて。」
「う、うん。」


それからテーブルに並べられたグラスが空になっていることに気が付いたフェイトちゃんが、立ち上がる。「待ってて」という言葉に素直に頷いて、フェイトちゃんが部屋を出ていった瞬間に深く深呼吸をした。



「……………ば、バレるかと思った……。///」


フェイトちゃんへの私の気持ち。思わず零れるほどの溢れそうな「好き」。なのに、今のところ伝えるつもりもない気持ち。



─────思わず「好き」って言った瞬間、フェイトちゃん驚いた顔してたな。



フェイトちゃんが出ていった後のフェイトちゃんの部屋で 私はコツン、とテーブルに額を当てた。
























“すき”



不意になのはが口にした言葉に思わず声を失った。
いやいや流石にありえない。そうだ、なのはも「手」って言ってたし。「手が」と言われてようやく我に返ったわけなのだけど。妙に心がそわそわして落ち着かない。

変な期待しちゃいけないのに。


「………び…っくり、した………」


それでもその一瞬だけは、なのはが私の事を「好き」って言ってくれた気がして、片想いが報われたような気がして。とにかく心臓が止まるかと思った。


「あー…ッもう……」


なのはを部屋に置いてやってきたキッチンで、私は熱を持った体を冷まそうと、冷たい水を一気に飲み干した。



















みたーいな(∫°ਊ°)∫





テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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