タイトルなし

何か本当に思ったように書けないけど文字数いってるからとりあえず更新します。とりあえずがむしゃらに更新しよ。なんでもいいから←

どこまで続けるか分からないけど。本当。すいません。

これの続き。


web拍手 by FC2











「フェイトちゃん、何かあったん?」
「………どうして?」


なんや、ちょっと元気ないから。なんて言って顔をのぞき込むようなはやてに、内心少しだけドキッとした。

だけどそんな内情を出さないように計らって一拍置いてから「そんなことないよ」と笑う。そんな質問された時点できっと隠しきれてないのだろうけど、今の私にはこれが精一杯。

はやてはかなり鋭い。だから、ちょっとここで会っちゃったのは少しだけ嬉しくなかった。

はやてに出くわしたのは任務招集を受けて通路を歩いていた矢先の事だった。一人で歩いていて少し気が抜けてたのかもしれない。昨夜眠れなかったせいか胃が痛い。相変わらずなのはとユーノの噂がちらほら聞こえていて、それがさらにストレスだった。

あと少し厄介そうな任務に抜擢されたのも、内心不安があった。───…もしかしたら結構疲れてるのかな、こんな事考えてしまうなんて。


「そんな事ないて…目の下隈出来とるよ?」


美人が台無しや。なんて。そういうはやてはちょっとだけ呆れた溜息。


「……そんなに酷い?」


かくいう私も、一応その辺は気にするのだ。結構いろんな人に「そういう事気にしなそう」とか言われるけど。気にはする。これは本当。


「ほら。見てみ?ちゃんと休みとってるん?」
「とってるけど…ぁ、ありがと。」


ほら、なんていって手渡されたのは小さな手鏡。はやてが手鏡なんて持ってるの、少し意外だ。ちょっとだけ微笑して鏡に映った自分と対面した。なるほど確かに疲れているように見えるかもしれない。


「そんなんなのはちゃんに見られたらまた叱られるよー?」


と、はやてが紡いだその名前にほんの少し震えた。昨日なのはとユーノの噂の話を聞いてそれからいろんな感情が綯い交ぜになって挙句の果てに自己嫌悪で眠れなかったのに。名前を聞いただけでこんなにも胸が高鳴るなんて。もうほぼ病気だ。なるべく話を逸らそうと、顔を見られたくなくて鏡を覗き込む。


「そんな…叱られなんて──…」


しないよ、と言おうとして遠く鏡に映った姿にほんの一瞬硬直した。一瞬で分かる。教導隊の白い眩しい制服。亜麻色の長い髪。それから歩き方だとか。


「お。噂をすればなんとやら。」
「………。」


私の背後、遠くを眺める様な仕草ではやてが笑った。通路でばったり3人出くわすなんて珍しい事もあるものだ。小さく息を吐いて、心拍数を整えた。


「あれー?2人ともどうしたの?」


珍しいね、なんてほんの少し頬を染めてなのはが笑う。


「おー、ちょうど今なのはちゃんの噂してたところなんよ。なのはちゃんはこれから何処行くん?」
「これから帰るところだったんだけど…」


そう言ってチラリと私を見る。


「フェイトちゃん、帰って来てたなら教えてくれれば良かったのに。」
「えっ…と、ごめん……」


私の顔を見るや否や、話途中にそんな事を言うなのはは少しだけムッとした顔をした。そういえば前の時もそうだった。航海に出て帰航の連絡をしなくて少しだけ怒らせてしまったっけ。……忘れてた、なんてことないけどなのはに「帰って来たよ」ってただ言えば良いだけなのになんでか言えなくて。


「フェイトちゃん、ちょっと痩せた?」
「せやなのはちゃんもそう思うやろ?見たって、この顔。」
「ふぇ?どうかしたの?」


そう言ってまじまじと私の顔を覗き込んだなのはは、数秒私の顔を見てそれから眉に皺を寄せた。このパターンって実は昔と変わらない。いつも私が疲れた様子を見せるとなのはは怒るんだ。それは私だって一緒で、もしかしたらもしかしなくとも私の場合はそれ以上。


「あの……」
「フェイトちゃん!また無理してない?ちゃんとご飯食べてた?」
「ぅえっ…た、食べてたよ。」
「フェイトちゃんはなのはちゃんには敵わんなぁ。」


クックと笑うはやてをひと睨みして、ちょっとだけ後ずさる。なのはは自分の事は棚上げで私にばかりそういうことを言うからタチが悪い。なのはだって絶対きっとどこかで無理したりしてるのに。私はそれがいつだって心配だ。


「ちゃんと休んでるの?寝てる?」
「もちろん…!」


何で私こんなに怒られてるんだろう。


「まぁまぁ。フェイトちゃんもちゃんとオフシフトとってる?」


こういう時、大概仕掛けるのははやてのくせに、それを宥めるのもはやてで。なんだか腑に落ちないような感じを抱きながら小さく息を吐く。なのはに関して言うならまだほんの少し不機嫌そうだ。心配してくれてるのは嬉しいのだけど…。


「一応明日はオフシフトだからゆっくり休ませてもら──」
「えっ、フェイトちゃんも明日オフシフトなの?」


フェイトちゃんも、と言うことは。つまり。


「……なのはも、なの?」


そう言った私に、なのははちょっとだけ嬉しそうにはにかんだ笑みで。うん、と頷いた。それから決まってなのははこう言うのだ。「今日フェイトちゃんの家に行っても良い?」って。昔みたいに。昔と何一つ変わらない笑顔で。もちろん嬉しい。嬉しいのだけど苦しい。


「フェイトちゃん今晩予定なかったら泊まりに行っても良い?」


ほら。無警戒に笑ってそう言うなのはに、私も笑みを浮かべて「散らかってて良ければ」と返す。私になんの警戒も示さないなのは。それも当然だ。だってなのはにとって私は────…


「フェイトちゃん?」
「なに?はやて。はやても来る?」
「……んにゃ、私明日朝早いから。また今度にさせて貰うわ。」


ちょっと残念そうに笑ったはやてはそう言って「私そろそろ行くな」とその場を後にする。「また今度誘ってな?」なんて私の背中を撫でて。


「そういえば私フェイトちゃんに聞いてもらいたい話あるんだ。」
「何だろ?」


少しだけ頬を染めてそう言うなのはに微笑を浮かべて、歩き出す。昔から何一つ変わらないなのはに何処か安心しつつ、心が痛む。昔と変わらない振りをしながらだいぶ変わってしまった自分がとても嫌で。なのはの事をそういう風に見てしまう自分が堪らなく汚く感じた。まるでなのはを裏切っているようで。


「まだ秘密。」
「そう言われると気になるよ…。」


大した話じゃないよ、なんて口元を抑えて笑うなのはに唇を尖らせて。私は少しだけ拗ねた振りをする。


大丈夫。────大丈夫。


絶対にこの気持ちは気付かせたりしない。こんな気持ちを知らせてなのはを困らせたりなんてしない。「親友」として絶対の信頼を寄せてくれるなのはを。


裏切ったりなんてしない。


例え苦しさに私の心が裂けたとしても、私はなのはを裏切らない。








そう、思っていた。



















いつまで続くか分かりません。









テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

コメント

非公開コメント

プロフィール

92

Author:92
なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
twitter
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR