ツンデレーション

昔から声優×声優ってやって見たかった。
けど声優とか全く関係ない話になった(∫°ਊ°)∫

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「なのは、今晩ひま?」
「……予定はないけど明日朝早くから打合せなの。」


まさか今日も彼女と一緒の楽屋だなんて。「最悪」とまでは言わないけど、やだなって思う。

鏡越しの背後で、行儀悪く腰かける金髪。やや挑発気味の紅い瞳。同じ事務所で同業の彼女は声優という声の仕事をしている。だから共演という物が多くなって、ついでに言うなら私のマネージャーと彼女のマネージャーが恋人関係だから、余計に顔を合わせる機会が増えてるんだけど。しかも彼女とは恋人同士という役だから、なんていうか余計に最悪。

軽く囁かれたいつもお馴染みの口説き文句のような軽い誘いをすっぱり断ると背後で小さく笑う声が聞こえた。なんとなくムカついたので鏡越しにこちらを見ている彼女、フェイトちゃんの方を見ないようにして携帯を弄る。


「なのは。……なのはってば。」
「なに?」


あまりにもしつこく呼ばれて顔を上げた。鏡に映る整った綺麗な顔。まっすぐこっちを見る紅い瞳。そんな瞳にちょっとだけたじろいだ私に、少しだけ上がるフェイトちゃんの口角。


「呼んでみただけ。」


クスッて笑って、フェイトちゃんは椅子の背もたれの上に腕を置いて、頬を載せてなんでか嬉しそうで。ただ呼んだだけってなに?って。苛立ちがさらに募った。


「携帯ばっかり弄ってないで私にも構ってよ。」
「………。」


うるさいな、と小さく舌打ちした。小さい子供じゃないんだから。なんて。


「いま忙しいの。」


そう言ったと同時に弄っている携帯がメールの着信を知らせてきた。小刻みに震える携帯。着信の色で誰からのメールかすぐ分かる。そのメールの差出人は、満足そうな顔でひらひらと携帯を持った手をこちらに向けて振って、それから「見てよ」とジェスチャーした。


見てと言われて素直に見るのも、このまま見ないのも癪に障る。何をしても癪に障る。結局私は渋々手元の携帯を操作したのだった。小さく息を吐いて、メールの受信ボックスを開く。手慣れた動作で未開封の1件のメールを開封した。



「あいしてる」


と、メールを開封したと同時のタイミングに。後ろで今しがた受信したメールを読み上げた様なそんな声。ちょっとだけ低い、心地良い声。さすが声を仕事にしてるだけあって、良い声だなって。思ったのだけど。


「ばっ、かじゃないの!///」


にこやかな笑顔でそんな事を言う彼女に、思わず罵声を上げてしまった。だって何考えてるか分からないような笑顔でそんな事言うから。思わず。


「私本気だよ?」


罵声を上げてたじろぐ私にくすくす笑う声。


「なのは、そろそろ素直になったら?」
「う…うるさいっ」






彼女からの告白を保留にしている私への嫌がらせみたいに。そんな事を言い続ける彼女に、私は手元のクッションを投げつけた。


本当にもう、癪に障る。告白の返事はもう少し先になりそうだった。














(∫°ਊ°)∫ヴァッ




フェイトちゃんに転がされるツンデレなのはちゃんとか好きですね。










テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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