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掘り出し

なんだろ。全然書いた記憶がない(°∀°)w
失くしたUSBと違うUSBが出てきましたので。晒してみましょう。
似たような設定の話があったので恐らくその時期に書いたものかと。結構昔ですね。

しかし意味の分からない文章な上に途中でやめた形跡があるので、なんて言うか暇つぶしに読んでやるか程度に読んでくだされば幸いです。ちょうざっくりしか書いてないので細かい設定とか曖昧です。

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古びた洋館。もはや廃墟と言っても言い過ぎではない、そんな建物を目の前にして、私は息を深く吐いた。

この世には私達人間と、もう一つ種族が存在する。人間と似た姿、なのに似て非なる存在。それがヴァンパイアという種族だった。


「なのはちゃん、準備はええか?」
「……ん。行こう。」


きゅっ、と手を握り締めて、一歩を踏み出す。その古びた洋館に昔から住み着いているというその存在を確認する為に。

私の名前は高町なのは。とある機関に所属する、ヴァンパイアハンター。ヴァンパイアハンターって言うのは、一言で言うならヴァンパイアという生き物を排除、或いは捕獲するための機関に所属する人たちの事。一重に、悪いヴァンパイアしか居ないわけではないけれど、彼らは世の秩序を乱すのが大半。


「それにしても本当にこんな所に居るんかな。」


伝説の化物なんて、と小さく息を吐いたのは、同僚でありチームを組んでいる八神はやてちゃん。職場での立場を抜けば幼馴染のような存在である彼女はちょっとだけ息を吐いて「いややなー」なんておどけて見せた。

この古い洋館へ来たのは勿論仕事でなのだけど、その仕事というのが実は厄介なわけで。


「本当かどうか分からないけど、もし調査の結果が本当だったら放っておけないよ…。」


この洋館に居ると判明したのは1人のヴァンパイアで。しかも文献によれば遥か昔、同族のヴァンパイアを大量に殺戮したという曰くつきの存在だった。ついでに言うならばヴァンパイアの中でも厄介な始祖と呼ばれる種で、所謂ボス的な存在らしい。巷で言われてる通り、ヴァンパイアって言うのは銀が弱点で、心臓に杭をさされたりすれば死んじゃうんだけど、この始祖という者は。


「不死身のヴァンパイア相手にどうしろって言うんよ。」


そう、不死身。噂によれば、何度かここへ来た賞金稼ぎとか、或いは同業のヴァンパイアハンターの大半が返り討ちに合うほどの強さだとか。そりゃ、そうだよね。だって何百年も生きてきたヴァンパイアなんだから。しかも始祖なら魔力だってもちろん強いだろうし。


「とりあえず捕獲って無茶な任務だよね…。アリサちゃんももうちょっと無茶のない仕事与えてくれたら良いのに。」


容易く「捕獲してきなさい」なんて言った上司の顔を思い浮かべてもう一度溜息。過去に同族を大量に殺戮して、挙句の果てに始祖で不死身のヴァンパイアをどうやって捕獲しろっていうのか。一部ではその首に賞金がかかっているくらい厄介なヴァンパイアなのにね、なんてぼやきながら一歩ずつ歩を進める。

きっとそれほどのヴァンパイアなら私たちがここへやって来たことにも気が付いてるはずなのに、一向に私たちの邪魔をする気配なんてない。それどころか。


「罠じゃないとえーけど。」
「すんなり入れちゃったね…。」


それどころか完全に放置と言った方が良いかも知れない。「どうぞご自由に」状態。あっさろ屋敷に招き入れられた事に神経を尖らせながらひとまず奥の部屋へと進みこむ。いつでもヴァンパイアを撥ね退けられるよう、魔力を集中させて。

手入れのされていない古びた洋館。本当にこんな所にそんな人物がいるのか眉をひそめた。埃をかぶった階段の手すりや破れたカーテン。完璧にお化け屋敷に近い気がするまるで生活感のない屋敷。そんな屋敷の一際奥にある部屋に気が付いて、なんとなく何かの気配を感じて。息を飲んで静かに重い扉を押し開けた。古びた金具が軋む音と一緒にほんの少しの埃臭さ。


「………また、誰か来たのかな?」


扉が開いた瞬間、暗い部屋の中で小さくそう言う声がした。破れたカーテンが付いた窓際で、床に小さく座り込むその影はゆっくりと動いてようやく暗闇になじんだ目が、その人物の形を捉える。


「誰や?」
「それはないんじゃないかな?人の家に土足で上がりこんで。」


声に不快を表してそう言った人物は、膝を折って小さく座り込んでいた体を伸ばしてゆっくりと顔を上げた。ちょうど陽が場所で、眩しく光る金髪とそれから、特徴的な紅い瞳。人間のようでいて纏う空気が非なるものだと一目でわかる。とても綺麗な容姿で、どこか儚げでいて、物憂な顔をしたその人物は。


「一体ここへ、何しに来たのかな?」


ふい、と私達に興味が失せたように視線を逸らして、ぼんやりと壁へもたれかかった。


「貴女が、フェイト・テスタロッサ…?」


震えそうになる声を抑えてそう言うとこちらへ向けられた紅い瞳。気怠そうな緩慢な動きなのに、その人物からは流石ヴァンパイアの始祖とも言うべきか、その気になったら意図も容易く私たちを排除出来るほどの魔力が伺えた。


「そうだね。そんな名前だったかな。最近あんまり名前で呼ばれないから忘れちゃった。」


彼女はそう言うと、ふふ、と小さく笑みを漏らしてまた視線を何処かへと向けた。一体彼女はいつからここにいて、どれだけの間1人でいたんだろう。


「あー、なんや。なんか拍子抜けやわ。」
「は、はやてちゃん?」


途端、つまらなそうにそんな風に口を開いたのははやてちゃんで。はやてちゃんは維持していた戦闘態勢と、張りつめていた気を一気に緩和させた。


「もっとごっついの想像してたわ。普通に美人さんやん。」
「ちょっと!仕事してよもう!」
「君たちの仕事って、私を殺すこと?」


特に私たちに興味もなさそうな彼女が、「仕事」という言葉に徐に顔を上げた。「殺すこと?」なんて物騒な事を口にしながら、浮かべていたのは柔らかい微笑。思わず息を飲むほどの。


「殺すことって、そんな物騒なもんとちゃうよ?」
「なんだ。そうなの。」


始祖を殺すだなんて。始祖と呼ばれるその存在の命を絶つ術なんて解析されていないのに。


「私らはあんたら始祖を殺す術を知らん。だから、どっちかって言うと捕獲が仕事やね。」
「なんだ残念。やっと来たかと期待したのに。」


クス、と笑ってそのヴァンパイアは窓の外、空を見上げながら言う。


「私を殺してくれる人物を、待ってたんだけどな。」
「し、死にたい…の?」


そのヴァンパイアが口にした言葉は予期せぬ言葉で、困惑を露に口にした。私の質問に対して答えはなく、あるのはただ綺麗な微笑。綺麗な微笑なのにどこか寂しそうな顔で、そのヴァンパイアは「そうだね」と小さく呟く。


「死にたがりのヴァンパイアなんて初めて見たなぁ。」
「……死ねないというのもなかなかに厄介でね。」


妙に人間臭いその始祖は、はやてちゃんの言葉にそうとだけ言って、ゆっくりとその金髪の長い前髪を掻きあげる。掻き上げた前髪の間から、端麗な造りの顔が伺えて、見とれそうになって慌てて首を振った。


「死に方も、知らないの?」


知っているようで実は全く知らないヴァンパイアの、始祖という生き物。彼女たち自身も、もしかしたら自分たちの事を良く知らないのかもしれない。だとしたら、それはとても辛いだろうと、なんとなくそう思った。


「私たちはね。」


けれどその問いかけに。彼女はゆっくりと口を開いた。まるでおとぎ話を話して聞かせる様な優しく甘い口調で、何かに酔う様な声音で。


「長い一生の中で、一度しか誰かを愛さないんだ。」


ちょっとだけ悲しそうな顔でそう言うヴァンパイアの声は酷く優しかった。急にそんな事を話はじめた彼女の言葉に、私もはやてちゃんも口を挟むことをせず、ただ続きを促す。


「そして我々始祖の命を奪えるのはね。」


彼女が抱いているのは「死」への羨望なのだと、その彼女の顔を見た瞬間理解した。


「その人物だけなんだよ。」


つまり。彼女の心臓に銀の杭を刺したとして。その人物が彼女に何の縁もない者だった場合、それは意味を為さないわけで。


「つまり愛する誰かに、杭を刺されたときようやく死ねるっちゅーことか?」


難儀やなー、なんて言うはやてちゃん。初めて聞いたその話は、ロマンチックというよりはどちらかというと酷く悲しいお話だった。


「なかなかロマンチックでしょう?だから、私は死ねないってわけ。あぁ、久々にまともなお客さんが来たからかな、随分長々と話してしまったね。」


話をしたのはほんのわずかな時間だったのに。それでも長いと感じたのか、彼女はゆっくりと立ち上がる。すらりとした身体で、腰まで伸びた金髪。街を歩いていたなら誰もが振り返るような容姿で。


「久々に話したから気分が良いんだ。」


だから、と付け足して。


「大人しく捕獲されても良いよ。……その代わり条件がある。」
「条件…?」
「退屈だし、ヴァンパイアハンターの手伝いでもしてあげるよ。」


その代り。


「その代り、私に死をもたらしてくれないかな?」


柔らかい微笑を浮かべたまま紡がれた言葉はそんな言葉。死に焦がれたそのヴァンパイアは、柔らかい微笑を浮かべた後、少しだけ切ない顔をして「悪くない案のはずだよ?」とだけ言った。柔らかい物腰と、低く心地良い声。

本当に文献にある通りの人物なのか、疑問が沸いた。同族を大量殺戮したというアンパイアなのか。綺麗な微笑の合間に時折見せる悲しそうな顔を見て。沸いたのはそんな疑問だった。













FIN




多分この奥にたくさんの設定があったと思う。

フェイトちゃんが大量の殺戮をしたとか言う話も実は悲しい事実があって、みたいな。
お互いいつの間にか惹かれあっちゃって「私を死なせて?」っていうフェイトちゃんと「やだ」っていうなのはちゃんとかそんなあれ?私このころ病んでたのかなw?


多分書いたの1年くらい前かとwだので、内容も覚えてないw



ゆっくり落ち着いてSS書きたいなぁ…_(」∠ 、ン、)_





テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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初心者ですが宜しくお願いしますorz
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