即興

お返事更新してから15分くらいでなにも考えずに書いたので内容がない。

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「お二人はもしかして───…」


付き合っているんですか?という質問に、私は小さく息を吐く。今は本局のラウンジで親友であるフェイトちゃんとのんびりお茶を飲んでいた所。この手の質問は正直結構多いから、もう慣れた。

そうして大抵こんな質問をされたとき。


「……いえ、よく誤解されるんでるけど。私となのははただの幼馴染ですよ。」


決まって、私が口を開く前にフェイトちゃんが苦笑気味にそう答える。いつも、私が何か言う前に。そんな言葉に、質問をしてきた名前もよく知らない男性局員が「そうですか」とどこか安堵にも似た息を吐いて、それから今更ながらに「失礼な事を聞いてすいませんでした」と言って去っていった。失礼だと思っているならそんな質問しなければいいのにと心の中で溜息を吐いて、それから。目の前でちょっとだけ困ったように笑う彼女と目が合った。


「今の人、なのはの事好きなのかな?」


静かに持ち上げたカップに口をつけてそんな風に言う。ほんの少し眉をハの字に下げて、静かに優しい声で。


「どうだろ。……フェイトちゃんじゃないの?」


私もコーヒーの入ったカップを口元へ持ち上げて、それから小さくそうとだけ言った。ほんの少し素っ気ない言い方をしてしまったかもしれない。けど、フェイトちゃんはそんなことはあまり気にしてない様子で。


「なのはの方見てたから、たぶんなのはの事好きなんじゃないかな。」


そんな風に言う。どこか嬉しげに。前に、どうしてそんなに嬉しそうなのか聞いたことがあった。その時には「なのはが好かれてると嬉しいよ?」なんて言った。「自慢の親友だもの」なんて笑って。

どうして気が付かないんだろうこの人は。なぜいつも「ただの幼馴染」ときっぱり言い捨ててしまうのだろう。ちょっとくらい言い淀んでくれてもいいのに。少しくらい私の様子を伺ってくれてもいいのに。鈍感。嬉しそうになんてしないでよ、とも思う。思っても仕方ない事を思って、小さく息を吐いて。それから目の前で、窓の外の景色を眺めているフェイトちゃんに、私は何気なく口を開く。


「でも私好きな人居るから。」


それが自分の事だなんて気付かないんでしょう?フェイトちゃんは。「好きな人がいる」と言った私の目の前で驚きに見開かれた紅い瞳。きっとフェイトちゃんの目には不機嫌そうな顔をした私が写っているんだろう。


「え?……誰?」


それからちょっとだけ間を置いたあと。少しだけ狼狽したような様子でそうとだけ言った。


「さぁ、誰でしょう?」


いい加減、鈍感にもほどがあるよね?と。そう言いたい気持ちと一緒に、私はカップの中のコーヒーを飲み干した。









Give me a break.








テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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