missing-06

はやてちゃん視点からのなのはちゃん視点。
ちょっとまとまらない文章ですいません

そしてコメントお返事遅くなっててすいません><!
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「なぁ、アリサちゃん。」
「ん?なによ、はやて。」


ぼんやりと遠目になのはちゃんとフェイトちゃんが仲睦まじく話す姿を見ながら、まるで昔に戻ったみたいやな、なんて思いながら。ふと、沸いたのは変な疑問だった。

考えると、妙に落ち着かなくなる。けど、その不安が何なのかさっぱり分からん。


「──私らって、どうして死んだんやっけ?」
「……は?」


死の直前の記憶。いや、そんなの残ってない方がえぇけど。

なのはちゃんの事もだけど、私らの中にはそれらが「事実」として根付いてるだけで、実際その時の思い出とかはあんまり残ってないような気がする。


「どうって。知らないわよ。なのはが死んだときに一緒に死んだんでしょ。」


たぶん、と。そう付け加えて、アリサちゃんは苦虫を潰したような顔をして言った。まぁそれは分かるんやけど。なんやろ、何か引っかかるような。気のせいやろか?それに、違和感があるのはそれだけやなくて。

ちらりと、視線を2人の方へ向ける。

ベランダの外で話しているなのはちゃんとフェイトちゃん。何だか昔に戻ったみたいやなぁ、なんて思いながら。それでもちょっとだけ違和感がある。主にフェイトちゃんに。


「フェイトちゃんって、あんなに大人しかった?」


その違和感が何かなんてさっぱり分からんし、ただ単に私の勘違いかも知れへんけど。


「───は?今度は何?何か言った?」
「……いや、何でもない。こっちの話。なのはちゃんとフェイトちゃん、楽しそうやなって。」


ベランダの先ではフェイトちゃんが何か言うと、なのはちゃんがほんの少し頬を染めていた。

昔はなのはちゃんが年上だったせいか、今のなのはちゃんはなんていうか可愛らしくて、微笑ましい。あ、もちろん昔も可愛らしかったけど。ただ、なのはちゃんには「姫」っていう重圧があったからか、いつも気を張っていてそれが少し辛かったりもした。

まぁ、そんなんは過去の話なんやけどね。



「……そうね。」


「楽しそうやね」なんていう私に、アリサちゃんはちょっとだけ笑う。


「前は…2人ともどんなに想い合ってても、駄目だったから。」


今度は幸せになれると良いわね、なんて。


「やっぱ2人って好き合ってたんかなー?」
「じゃないの?多分。」


前世の事を思い出しながら、2人とも昔から我慢が上手だったからなぁ、なんて。2人が結ばれることのなかった昔を思い出して息を吐いた。


「なのはちゃんをつけ狙ってる輩に、心当たりある?」
「………ない。」
「なんで肝心なとこ、覚えてへんのやろね、私ら。」


黒い獣、私らは魔獣って呼んでるけど。魔獣を相手にしてたのは覚えてる。なのに、その魔獣を使役してた黒幕の事をさっぱり覚えていない。


「その内わかるわよ。……きっと。」
「……そか。」


なのはちゃんは、立派な姫様だった。自分の気持ちを押し殺してでも国の為を優先するような、誰もが尊敬する。そんななのはちゃんを支えてたのは私らやけど、一番の支えになってたのは恐らくフェイトちゃん。なのはちゃんの、フェイトちゃんへの信頼は絶対だったし、フェイトちゃんもなのはちゃんの為なら何でもした。そんな2人が、結ばれなかった前世。


「今度こそ守り切れるといいなぁ。」


ポツリと呟いた私の言葉に、飛んできたのはアリサちゃんのチョップ。「何すんの?」と言う前に「守るのよ!」と一括。アリサちゃんは相変わらず変わってへんね、なんて。私は前世でよく殴られた事を思い出しながら笑ったのでした。
















missing-05














「───なのはちゃん、今日は買い物とかどうするの?」
「あ、お野菜とか買おうかな。」


フェイトちゃんが騎士の1人だと知ってから数日後の放課後、帰る準備をする私にそう言ったのはすずかちゃんだった。

あの変なお化けに襲われて以来、皆は私の家に泊まることが多くなった。まぁ、幸い部屋は余ってるし、1人暮らしはちょっとだけ寂しいから良いんだけど。それにまたあの変なのに襲われても嫌だし。でもフェイトちゃんは泊まっていくことはあまり多くなくて。「フェイトが泊まっていかないなんて」とかみんなに散々からかわれてたっけ。


「じゃあ帰りに買い物行こうか。」
「ほんなら今日は私が作ろかー。」


そう言いながら、教室を後にして階下で隣のクラスのアリサちゃんと合流した。


「あれ?フェイトちゃんは?」
「ん?あぁ、ちょっと用事があるから先に行っててって。」


すずかちゃんの言葉にアリサちゃんはちょっとだけ苦笑してそう答える。最初はピンと来なかったんだけど、他の皆の反応で遅れて気が付いた。放課後の用事と言えば、彼女の事なら多分そういう事なんだろうなって。フェイトちゃん、モテるもんなぁ、なんて。

なんとなくなんだけど、胸がざわついた。今までもフェイトちゃんが誰かに告白されたとかそういう噂を聞いたりすることはあったんだけど。どうしてか今日はちょっとだけ落ち着かない。


「なのはちゃん、気になるん?」
「ふぇっ?なんで!?///」


突然のそんなはやてちゃんの言葉に図星を突かれたせいか声が裏返る。


「だって、なのはちゃんやし。」
「答えになってないよ!」


意味の分からないはやてちゃんの言葉に、さらに顔が熱を持った。「なぁ?」なんてアリサちゃんとすずかちゃんに同意を求める様な事を言って。そんな2人も「そうねぇ」なんて苦笑して。


「大丈夫よ、フェイトは多分誰とも付き合わない。」
「え?」


アリサちゃんが苦笑交じりにそんな風に言ったのでした。どうして「付き合わない」なんてきっぱり言い切れるんだろう?私を守る為に生まれてきた、なんて言ってもそう言うのは自由だと思うんだけど。

そんな風に「なんで?」なんて首を捻る私に。


「これは私たちが勝手に思ってただけだったんだけどね?」


口を開いたのはすずかちゃん。諭す様な口調で、優しい口調で。


「フェイトちゃんとなのはちゃん、多分前世では恋人同士だったんじゃないかなって。」
「………へ?」
「2人の口からはっきり聞いたわけじゃないんだけどね。」


2人はお互いの事、特別に思っているみたいだったから、なんて。私には到底想像もつかないような事を言うわけで。


「言ったでしょ?私らの中で、なのはに一番近かったって。」
「だ、…でも!私結婚してたんでしょ?」
「婚約な?っていっても政略結婚みたいなもんやったし。」


相手は父親みたいな歳の男やったしな、なんて。それは悲惨だと思う。結婚する前に死んじゃったなら、なんていうか…良かった…のかなぁ?なんて。


「2人ともはっきり公言したわけじゃないし、許されるような身分でもなかったから恋人じゃなくて両想いって感じだったかも知れないけどね。」


実際の事を知っているのは当時の2人。私とフェイトちゃん。だけど私は前世の事なんてこれっぽっちも覚えてないから、本当のことを知るのはフェイトちゃんだけらしい。


「まぁフェイトちゃんが誰かとそういう風になるとは私らにも思えへん。」


「だから安心し?」なんて、そう言って笑うはやてちゃんに、忘れかけていた顔の熱が上がる。


「わ、私まだ何も言ってないよ!///」
「なのはちゃん、分かりやすいんやもん。」


くくく、なんて笑いながらはやてちゃんは面白そうに私をからかうわけで。そんな風にしていつまでもそこで立ち話をしていたせいか「用事」を済ませてきたフェイトちゃんが途中で追いついちゃったりして。


「なんだ、皆まだ居たの?」


そんな話をしてたせいか、私は「暗くなっちゃうよ?」なんて優しく笑うフェイトちゃんの顔をまっすぐ見ることが出来なかったのでした。














だから気が付かなかったんだと思う。目の前の彼女が今にも泣きそうな顔をしていた事に。この時気付いていれば、私はフェイトちゃんに何かしてあげることが出来たのかな?























───君ニ、幸アレ














Continue...







テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
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