missing-13

いやぁ、更新間開けちゃった('ω')
前の話読み返してない上にプロットに沿ってないから、内容におかしい事があったらすいません☆
雪のせいで色々と大変だよぉ(ノシӦωӦ)ノシ!!!

あたい、雪のことずっと許さない( ˙-˙ )!!絶対に、絶対だ!

……原稿やろ。

web拍手 by FC2










目の前で揺れる琥珀色の紅茶。すずかちゃんが淹れてくれたそんなお茶を目の前に、3人は「どこから話すのが良いかしらね」なんて言って小さく息を吐いた。

急に刃を向けたフェイトちゃん。急に去ってしまった彼女が一体どうしてこんなことをしたのか、知りたかった。もしかしたら知らない間に私が何かしてしまったのかもしれない。それとも、前世の内に何かしたのかもしれない。もしかしたらフェイトちゃんは何か思いつめてるのかもしれない。前世の事、自分の事、彼女の事。もう何も知らないままではいられなかった。

もっと早くこうすれば良かった。受身でいるんじゃなくて。


紅茶の注がれたカップを握り締めて、私は真っ直ぐ前を見据える。前世からの友人である彼女達を。きっと彼女達がこれから話すその話の中にきっとヒントがあるはずだから。








missing-13










ぽつりぽつり、昔話をするみたいに。
皆が少しずつ教えてくれた。中には、フェイトちゃんから聞いた話もあったけれど。



私が彼女を初めて見つけたのは、雪の降る日のことだったみたい。その日私はお忍びでお城を抜け出して、町の様子を知りたくて大人たちに内緒で町に出た。もちろん1人じゃなくて、ちゃんと数人の共を連れて。これは多分、話し方からするに、アリサちゃんとかはやてちゃんとか、すずかちゃんなのだろう。

雪の中賑わう町を抜けて、ちょっと人気のない町外れ。私はそういうところに行くべきじゃないって言われたみたいなんだけど…なんていうかまぁ、人の話を聞かないっていうか。自分でこうと決めたら譲らないのは前世から一緒だったみたいで、結局そんな3人を引き連れて路地裏へ。


「……な、なんていうかごめん。」


ぷんすか怒りながら、当時を思い出しながら言うアリサちゃんに小さく謝罪した。


そんな町の外れの暗い路地裏で、私は寒そうに寝ている女の子を見つけたみたい。寝てるって言うか、それ倒れてるの間違いじゃないの?なんて思いながら続きを促す。


「まぁそれがフェイトちゃんやったわけなんやけど。」
「なのはちゃん、急に城に連れて帰るとか言い出しちゃって大変だったよね。」


クスクス笑いながら言うすずかちゃんに、なんていうか自分の我侭が少し恥ずかしくなった。


「ご、ごめん。」


この話は、フェイトちゃんが教えてくれた話だ。あの時のフェイトちゃんは可笑しそうに言ってたな、なんて思い出してチクリと胸が痛んだ。


「それでどうなったの?」


そんな痛みを忘れようと続きを促すと、やれやれと続けるのはアリサちゃん。


「どーもこうも、城に連れて帰って暫くフェイトの面倒見てたわよ。」
「め、面倒…?」
「高熱出して寝込んでるフェイトを自分の部屋に連れ込んで甲斐甲斐しく。」
「……そう、なんだ。」


貧しくて苦しんでいる人が沢山居る中でその子、フェイトちゃんだけにそんな優しくするのはあんまり良くなかったみたい(それは何となくわかる)だけど、まぁ決めたら人のいう事聞かない私だから、その後の事は容易に想像がついたわけで。


結局、フェイトちゃんが目を覚ましたのはその数日後。…ってことは私がその時彼女を連れて帰らなかったらフェイトちゃんはきっと大変なことになってたんだろう。そんなことにならなくて良かったと心の中で小さく息を吐いた。


「目が覚めてからが大変だったわよね。」
「せやね。」
「……な、なんで?」


じろりと真っ直ぐに私を睨むアリサちゃんの隣。


「なのはちゃん、急にフェイトちゃんの事従者にするなんて言い出したから。」


従者と言うのは、なんていうのかな?付き人みたいな感じかな?まぁつまり私は、その時随分なわがままを言ったみたいで。


「結局フェイトはなのはの従者として色んな教育を受けたわ。」
「そう、なんだ…。フェイトちゃん…嫌がってなかった…?」


不意に、フェイトちゃんの冗談めかして言っていた言葉を思い出す。


「んー、最初はあんまり乗り気やなかったみたいやったね。」


顎に手を当てて言うはやてちゃんは「でも」なんて続ける。


「何日かしたら、急になのはちゃんとフェイトちゃんが仲良うなってなぁ。」
「そういう事。私たちが知らない何かが、あんたたちの間にあったのよ。」


それが何だか知らないけど、なんてちょっとだけ拗ねたように言うアリサちゃんが少しだけ可笑しかった。


「急にお城に連れてこられて、もちろん周りの視線とか態度は辛かったと思うけど、その頃からフェイトちゃん、ちょっとだけ変わったんだよね。」


お姫様が町の路地で死にかけていた子供を拾ってきた。それだけできっと彼女は城の中の好奇の視線を浴びるようになったと思う。そう思うとちょっとだけ胸が痛い。自分のした事に罪悪感が少し沸いた。


「フェイトちゃん、私の事殺したいほど恨んでたのかな。」


そんな心の気持ちが思わず口に出たって言うか。思った事をそのまま口にしちゃって、慌てて私は口を閉じる。…けど、他の3人はどうしてか怒ったような顔。


「……そんなわけ、ないでしょ。」


それから最初に口を開いたのはアリサちゃんで。ちょっとだけ悔しそうな、そんな顔だった。


「あの時フェイトちゃんに見せられて私の頭にフラッシュバックで浮かんだ光景は、私の記憶にはない事やった。」


それから、ぎゅっとカップを握って言うはやてちゃんにすずかちゃんが小さく頷いた。少しだけ困ったように笑って、それから口を開く。


「フェイトちゃんだけが知っている何かがが、あるんじゃないかな…?」
「っていうと…?」
「うん。私の勝手な推測なんだけどね。」


フェイトちゃんだけが持っている記憶。フェイトちゃんだけが知っている何か。皆が知らない何かがあって、それを知っているフェイトちゃんだけがあんな行動をとったんじゃないかな?なんて、すずかちゃんが笑う。


「それが何かはわからないけど、もしこの推測が当たってるなら…。」


一人で無理しようとするフェイトちゃんを止めたい。そう優しく紡ぐすずかちゃんはちょっとだけ泣きそうな顔。


「そやね。もし本当になのはちゃんの事、どうにかしようとするつもりなら、わざわざ私に言わんやろうし。」
「本当はフェイトちゃんも、止めて欲しいのかも。」


1人で無茶をするフェイトちゃん。もしそれが本当だったら、私も彼女を助けたい。前世の柵に囚われて苦しんでいるなら、私の力で出来るなら。


「問題は、あの男ね。」


そんな決意を受けて。腕を組んで唸るようにアリサちゃんが言った。「あの男」って言うのは、多分あの人の事だろうと思う。


「……今朝の男の人?」


私が思っている事を代わりに言葉にしたのはすずかちゃん。今朝突然現れて突然フェイトちゃんが攻撃した、消えてしまったあの男の人。




“それじゃあもしかして。君たちはあの時の事も覚えてないのかな?”






あの薄気味悪い男の人は、確かにそう言った。ということはきっと。


「あの人も、何か知ってるんだろうね。」
「そうね。」


一体何者なんだろう。


「あのさ、あの時も言ったんだけど…やっぱり私、あの人の事知ってる気がするの。」


どうして知ってるかも分からないけど。どこで会ったのかも分からないけど。それでも、私はあの人を知っている。会ったことがある。たぶんそれは──…


「前世でって、こと?」
「……うん。」


ずっとずっと昔。きっと私はあの人に会った事がある。きっと、私はその時もあの人の事が好きではなかったんだと思う。フラッシュバックした光景に沸いた嫌悪感。どんな理由があったのか、あの人が誰なのかも分からないけど。


「フェイトの事と言い、あの人の事と言い…。」


一体何が起きてるのよ、なんて。アリサちゃんが小さく零した愚痴が静かな部屋の中に木霊した。


「あの人は、私の力を狙ってる人なのかな…?」


私にあるという力。永遠の命を与えるっていう、そんな力。本当にそんな力があるのかどうかも分からないけれど。そんなものが欲しいなら、持っていけばいい。私にそんな力がある為に、彼女が、私が、アリサちゃん達がこんな思いをしているなら、そんな力なんて欲しくなかった。


「……永遠の命なんて。」


きっとそんなの、誰も喜ぶはずがない。私は、自分にしか聞こえないような小さな声でそう呟いた。
































「………。」



冷やりとした夜風が頬を撫でる。今夜も見上げた空に変わらずある星が綺麗だった。彼女がいつか言っていた、願い事が叶うというおまじない。とてもとても子供らしいく、だけど不思議と信じたくなるような、そんなおまじない。立場を忘れて、私にだけ見せる子供っぽい笑い顔がとても好きだった。



願わくば、貴女に幸福を。


沢山の事を教えてくれた大切な君に、始まりをくれた君に。








必ず守るよ。今度こそ。























───ソレガ私ノ願イ事
























Continue...













テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

コメント

非公開コメント

プロフィール

92

Author:92
なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
twitter
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR