ぽかぽか

ひっさびさになのフェイ書いた(^o^≡^o^)!
とはいえ小ネタみたいなもんですが。

もうすぐ忙しさが落ち着いてくるのでございます。。。
追記から小ネタみたいなSS。

もう春ですね!すごいぽかぽか!!92の頭もぽかぽかw!

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「あぁ、なのはちゃん。ここに居たん?」
「あ。はやてちゃん。」


2回のノックの後、この部屋に訪れたのは幼馴染で親友でもあるはやてちゃんだった。はやてちゃんは、この部屋…つまりフェイトちゃんの執務室なのだけど、そんなフェイトちゃんの執務室に居る私を見て、瞳を瞬いて、それからちらりとフェイトちゃんの顔を見て何だか含んだ笑み。はやてちゃんのその視線の先、フェイトちゃんに目を向けるとフェイトちゃんは少しバツが悪そうな顔で視線を泳がせる。

私はその仕草の意味が分からなくて、ただ首を傾げただけ。


「なのはちゃん、もしかしてずっとここにおったん?」


探したんよ、なんて相変わらず微笑んだまま。とはいえ、私には何のメッセージも届いていないし、それほど急ぎの用事もなかったんだろうな、なんてはやてちゃんの様子から伺えた。だって急ぎだったら何かしら連絡がくるはずだから。


「うん。私も午後は殆ど仕事なかったから。」


それに。なんて一瞥するのはこの部屋の主。珍しく私を部屋まで呼んで、仕事中いつもならそんなに長く時間を拘束しないフェイトちゃんが珍しく私を拘束するものだから、つい嬉しくてすっかり長居してしまったというわけ。拘束と言っても、もちろん物理的にではなくて、ちょっと話が盛り上がっただけ。いつもなら用事を済ませたらすぐ「時間をとらせてごめんね」なんて言うくらいだからそれが嬉しかったわけで。


「恋人同士の時間なら幾らでもとれるやろ。」


そんな私たちに、そう言ったのははやてちゃん。はやてちゃんは私たちに、というよりはどちらかというとフェイトちゃんに向かって言っているようで、私はますます首を捻る。


「……ちょっと、私も今日は時間空いてたから。」
「ふぅん…?」


そーなんや?なんて。はやてちゃんは何だか楽しそうだった。


「何かあったの?」


そんな2人のやり取りが良く分からなくて、私は首を捻る。フェイトちゃんが私をこんなに帰そうとしないのって珍しいって思ってはいたけど、もしかして何か理由があるのかな?なんて。どちらかというと、仕事中は私がフェイトちゃんと離れたがらない方で、フェイトちゃんは「家で会えるでしょ」って笑うくらいだし。

だから多分、何か理由があると思ったんだけど。


「あぁ、実は────…」
「はやてっ!」


クスクス笑いながら口を開くはやてちゃんを邪魔するように慌てて立ち上がるフェイトちゃん。どうしてか、フェイトちゃんはほんの少しだけ顔が赤い。


「フェイトちゃんの同僚の執務官の子がなのはちゃんの事探しててな?」


フェイトちゃんはもう黙り込んだまま。


「知らんかった?」
「ふぇ?」


聞くところによると。


「──…告白?」
「そ。結構噂になってたんやけど、なのはちゃん知らんかったんやね。」


声を殺して笑うはやてちゃんに、フェイトちゃんは黙り込んだまま。ちょっとだけ耳まで赤くしたままそっぽ向いてしまった。


「えーっと、じゃあフェイトちゃんがなかなか私を帰さなかった理由って──…」


今日に限ってそうだった理由って。そう言いかけた途端、はやてちゃんの端末がデジタル音を鳴らす。


「あ、ちょっとごめんな。」


そう言って端末に出るとすぐ後ろの扉から部屋の外に出てしまって、部屋には変な沈黙が訪れた。フェイトちゃんは相変わらずそっぽ向いたまま。


「………ねぇ、フェイトちゃん。」
「なに、かな?」


はやてちゃんじゃないけれど、何だか可笑しくて口元が緩みそう。


「えっと、はやてちゃんが自惚れさせるような事言うから可笑しくなっちゃった。」


歩を進めて、座っていた来客用のソファーから、フェイトちゃんのデスク前へ移動して。机に手をついて、フェイトちゃんの目の前に立つ。フェイトちゃんは書類を広げて読んでいるふりをしていた。ふりかどうかは分からないけど、なんだかいつもの仕事している時の顔じゃないから、多分読んでないと思う。そう言うと、フェイトちゃんは観念したのか視線をこちらへと向ける。

どうやらこういう事みたい。私に告白しようと、フェイトちゃんの同僚の人が私を探していて。自惚れかも知れないんだけど、フェイトちゃんはそれが嫌だったのかな?そうだったら嬉しいけど、私をこの部屋に読んでその人の告白を防いだって言うか。フェイトちゃんには珍しい、子供っぽい独占欲。──だったらいいな。なんて。


「……えと。」
「それとも。」


私の言葉になんて返そうか言い淀むフェイトちゃんを目の前に。


「それとも、自惚れてもいいのかな?実はすごく愛されてるって。」


普段そういう分かりやすい態度を取らないフェイトちゃんだから。何だか珍しくて嬉しくて、可愛くてわざとそんな風に言ってみた。何だかポーカーフェイスのフェイトちゃんだから、珍しくてついつい意地悪したくなる。


「えっ…っと……」


これ以上ないくらい赤くなるフェイトちゃん。子供の頃はすぐに赤面してたフェイトちゃんだけど、大人になったらあんまり分かりやすくこんな風になる事がなかったから本当に珍しい。しどろもどろになってそわそわしているフェイトちゃん。こうなったらとことん意地悪したくなるって言うか。私も、たぶん浮かれてたんだと思う。フェイトちゃんのやきもちっていうか、独占欲が嬉しくて。


「ちゃんと言って?」
「えぇっ?」


動揺が目に見えて分かるフェイトちゃんは声が上ずっていて、「何を?」なんて言う始末。傍から見たら多分、イチャついてるとか言われるんだろうけど、ここまで来たら「愛してる」って言って欲しいっていうか言わせたいっていうか。ちょっとした勝負みたいな気分になってきちゃって。少しの膠着状態の後。


「い、言わなくても分かるじゃない。」
「言ってくれなきゃ分からないよ?」


そんな押し問答の末に、フェイトちゃんがほんの少し逡巡して、それから観念するように肩を竦めた。どっちかって言うと私の方が譲らない性格だから、そういうところよくわかってるフェイトちゃんが先に折れて。一瞬視線を彷徨わせた後、小さく口を開く。私にはそれが待ちわびた瞬間だったわけで。


「愛し──…」
「いやぁ、長電話って切るタイミングがなかなか掴めなくて大変やねぇ。」


フェイトちゃんが口を開くのと、はやてちゃんが部屋の扉を開くのはほぼ同時だったわけでして。見事に私たちの空気をぶち壊す様に「ごめんな」なんて言いながら、電話を終えたはやてちゃんが戻って来たのでした。

ほんの少しだけ不機嫌に唇を尖らせた私と、ちょっとだけホッとしたような顔をしたフェイトちゃん。


「………2人ともどうしたん?」


しんとした部屋の中に、はやてちゃんのそんな言葉だけが木霊したのでした。



















(∫°ਊ°)∫ みたいな。







テーマ : 日記
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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