(・ヮ・)

すいません、なんてことないただのこねたでした。
がっつりなのはBD見てたらなんか…魂が抜けてしまいました。。。

そろそろパロ書きたい所存。

web拍手 by FC2







───カチ、カチ、カチ、とリズムよく時を刻む秒針の音がやたらと部屋に響くような気がした。

音の主である時計を見ても、さっき見た時から時間は全然進んでなくて、私は音のない部屋のソファーの上で、彼女のクッションをきつく抱く。何となく彼女の香りがするような気がして、彼女が近くに居る様な気がしてだけどそれだけじゃ足りなくて小さく息を吐く。


「……遅い。」


不満に1人呟いてみても「ごめん」といつものように困った顔で言う彼女は居なくて。どうにも時間をやり過ごせなくて、仕方なくテレビを点けた。もう遅い時間。きっと私が見たいような番組はないだろう。

そう思ったのも束の間、玄関で鍵の開く音がした。思わずソファーに深く沈めていた体を、勢いよく起き上がらせて。


だけどやっぱり。そのまま身体をソファーに沈めこむ。


だってこれじゃ、まるで子供みたいだ。それに私ばっかり彼女を待ってるみたいで、何だかずるい。

玄関先で聞こえないくらい小さく「ただいま」と呟いた彼女の声にそわそわして、きっと尻尾が生えていたら犬みたいにブンブン動いてるに違いないけど、あえてソファーで寝たふりをした。







「なのは、寝てるの…?」


足音を忍ばせて、リビングにやって来たフェイトちゃんの小さく伺う様な声。ソファーに丸まって、じっとして動かないで居る私にちょっとだけ綻ぶような気配がした。

ずっと待たされてたんだから、今度はこっちが寝たふりをして待たせる番。なんて勝手に一人でそんな事を思って寝たふりをしていたんだけど。フェイトちゃんが上着を脱いだのが気配と音で分かった。

それから。



「ただいま。なのは。」


多分、寝たふりを信じたんだろうな、って思うんだけど。そっと、本当にそっと触れるか触れないかくらいの、優しいただいまのキスが頬に触れて、フェイトちゃんは寝ている振りをした私の前髪をひと撫でして上着を掛けに寝室へと向かう。

ずるい。そんな事されたら寝たふりなんて出来るはずないのに。

頬にキスされた瞬間に、私の寝たふりタイムは終わって。上着を掛けに行ったフェイトちゃんの後を、足音を忍ばせて追いかける。



「──わっ?なのは?」


勢いよく、突進宜しくフェイトちゃんの背中目掛けて抱き着いた。クッションじゃない、残り香じゃないフェイトちゃんの香りと感触。柔らかくて暖かい。


「……遅い」




背中にこつん、と額を付けてそう言うと。


フェイトちゃんが少しだけ笑ったような気がした。













(・ヮ・)




テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

コメント

非公開コメント

プロフィール

92

Author:92
なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
twitter
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR