お久しぶりですね( ˙-˙ )

何か頭に描いてたのと全然違くなっちゃった…。
やっぱ日を置くとネタが腐りますね。
(何か思ったのと違う…。)

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「───はぁ。」


夕暮れ時、ずっとこっちを見ている視線に気が付いた。けれど、その視線に気が付かないふりをして、ずっとやり過ごす。随分と慣れたその「無視」は私が小さい頃から得意とするもの。「無視」といったら些か響きが悪いけれど、それも仕方がない事で。


「……多いなぁ。ここ。」


本来、普通の人には見えないその存在。所謂、霊だとかお化けだとか。或は化物なんて、そう呼ばれる存在が私には見える。それは多分、私の家柄とか血筋の問題なのだけど。それはさておき、私は徹底してそれらに関わる事を避けていた。


この世界には、霊なるものの存在が多数居て、それらは生きている人々の世界に何かしら悪さをしようとする。(もちろん良い霊というのもそう少なくはないけれど)そして霊が起こす事件を霊災と呼ぶのだけど、そんな霊を相手に、戦ったり事件を解決に導く人たちの事を世界では退魔師、または陰陽師と呼ぶ。

そんな退魔師になる為にはいくつかのカリキュラムが組まれた学校という所へ通ったり日々精進する必要があるわけで。とりわけ才能なんてものも一応必要で。

実は私は、そんな退魔師で有名な大家の娘だ。だけど、霊とかそういうのが物凄く嫌いだった。だから、それらに関わる事を避けて生きて来たわけ。けれど私にはそういうものが視えてしまう。だから関わらないように見えないふりをして無視をする。


「早く帰ろ。」


安穏に暮らしたかった私は、感じる視線を悉く無視して足早に帰路へと就いたのだった。















「ただいま。アルフ。」
「おかえり。フェイト!」


一人暮らしの部屋に帰ると仔犬が一匹、ぶんぶんと尻尾を振りながら出迎えてくれた。


「フェイト、慣れない土地で迷子にならなかった?」
「ん。大丈夫だよ。ただ…。」


この地は霊が多いね、と小さくぼやくとクスッとアルフが笑う。


「だからついていこうかって言ったのに。」
「いやいや、目も合わさなかったから大丈夫だよ。」


実はこの町に引っ越してきて、まだ数日あまり。慣れない町の不安感と霊の多さに少しだけげんなりしたように言う私にアルフはやれやれと溜息を吐く。


「フェイトほどの力があれば何も不安になることもないだろう。」
「なんていうか、それとこれとは別だよね…。」


何度も言うように一応我が家は退魔師の名門。それに私は退魔師として少し特殊な血を引いている。だから、並みの霊なら容易く排除することが出来るのだけど。再三言っている通り、私はそれらに関わりたくない。


「私みたいな使い魔を使役できるような退魔師はフェイトの齢ではきっと居ないだろうに。……フェイトは本当に退魔師にならないのかい?」


才能だってあるし退魔師の学校だってすぐ近くにあるのに、なんて残念そうに眉を寄せたアルフは私の遣い魔。普段は他人にばれないように仔犬の形をとっているけれど、これでも実は立派な人獣だ。


「うん、ならない。」
「折角ずば抜けた力と才能があるのに。」
「力があってもやる気がなければどうしようもないよ。」


きっぱりそう言い切るとアルフの尻尾が垂れた。


「フェイトが望むなら、それで良いけど…。」


退魔師というのは先程言った通り、霊災を防ぐ人の事。

ちなみに退魔師は一応国家資格になっていて、一種の職業になっている。年齢とか関係なく登録できるので、退魔師としての学校に通いながら働いているような子も居たり。ちなみに機動六課って言うのは退魔に関する国の機関。私はまだ17歳。だから本来ならば、退魔師の学校に通うのが普通だ。まぁ、私は学校にも通わずふらふらしてるけど。


「良いんだよ、私は適当にふらふらしてたいし。母さんもそれでいいって言ったし。」


ちょっとだけ苦笑してそう言うと、アルフの耳が垂れた。どの道、私は退魔師になるつもりはない。


「それより、散歩にでも行こうか、アルフ。」
「………さっき帰って来たばかりなのに?」
「ん。なんかそんな気分。あと買物忘れてきちゃった。」
「まぁ…良いけどね。」


「良いけど」なんて言いながらアルフの尻尾が嬉しそうに揺れていて少しだけ微笑した。退魔師なんて、別にならなくても良い。ただ自分の身が守れればそれでいいかな、なんて。そんな風に思いながら、仔犬の形をとっているアルフと一緒に外へ出たのだった。





外は夕暮れ時。さっき外に出た時より夕日が低くなっていた。
























「───退屈だねぇ。」
「そうやね。」


ぼんやりと頬杖をついて窓の外を眺める私に同調するように、幼馴染のはやてちゃんが呟いた。


「やっぱり1人で任務出ようかなぁ。」
「なのはちゃんとパートナー組みたい子ならたくさん居るやろ?」


せめて誰か連れてき。なんて窓の外を眺めながら言うはやてちゃんに私は小さく溜息を吐く。


「私が一緒に行きたいって思う子が居ないもん。」


私の名前は高町なのは。退魔師になるべく学校に通う高校生。


「なのはちゃんみたいな名門の子と一緒にパートナー組むんは一種のステータスみたいなもんやしなぁ。おまけになのはちゃん可愛いし。」


結構狙われてるんよ?知ってた?なんてからかい半分のはやてちゃんを無視して私は机の上に置かれた紙パックのジュースを飲む。高町という私の家は、退魔師の中では結構な名門。だから、そういうの目当てでパートナーの誘いを受けることは少なくない。


「……未成年はパートナーが居ないと任務に出れないしなぁ…。」


退魔師関連の機関が定めた未成年退魔師におけるルールの一つ。もちろん危険を減らす意味での措置。それは未成年退魔師は2人1組で任務でないと任務に出れないという事だった。もちろん力量によって出れる任務も決められてくるけれど。


「だから、誰かとパートナー組んだらええやろ。」
「んー…。」


最もな指摘を受けて、私は項垂れて机に頬を付けた。実際、はやてちゃんの言う通り誰かパートナーを組んで任務に行けば良い話ではあるんだけど。パートナーって言うのは自分の背中を預けたりする人を意味するわけで。だけど私の理想が高いのか、どうしてもパートナーを組みたいって思う相手が居なくて。


「まぁ、最もなのはちゃんの実力に釣り合うような子、近い年の子にはおらんやろけど。なんてったって高町家の神童やし?」
「てゆーか断ったりすると「お高くとまりやがって」とか言われるんだよ?そんな事言う人とは余計組みたくないよね?」


不意に昨日の事を思い出して少しだけ眉に皺が寄った。そこそこ名門の出の嫡男であるクラスメイトにパートナーを組まないかと誘われて、丁寧に、出来るだけ角が立たないように謝ったのに。結局そう言われて、人の底が知れたって言うか。なんて、昨日の事を思い出してブツブツ文句を言う自分が少しだけ嫌になったり。


「なのはちゃん、気晴らしに外行かん?」
「……外出許可とってないよ?」


退魔師の学校は全寮制。それも名門の子供たちが複数通うからか、なんていうか門番とかも多いし容易く抜け出したりは出来ない仕組み。項垂れたまま「外出許可ないし」と言う私に、なぜかはやてちゃんは楽しそうな笑み。何となく、はやてちゃんが何を考えているのか分かって私は小さく息を吐いた。


「霊体化して出ればええやろ。」
「……言うと思った。」


霊体化って言うのは言うまでもなく文字通りの意味。普通の人には見えない魔力を構築して自分を形どるっていうのかな?そんな感じ。もちろん素質のない人には見えない所謂幽霊みたいな姿なんだけど、でも実は少しだけ違う。ある程度力が強くても、私たちの姿は見えないように特殊な魔法を使っている。同学年は勿論そうだし、先生でもそうそう私たちの姿が見える人は居ないと思うんだよね。ただ難点なのは、魔力を遣いすぎて次の日がだるいってところ。


「……ちょっとだけだからね。」


それでも退屈していた私は、はやてちゃんと一緒に霊体になってこっそりと学校を抜け出したのでした。

そうして町で目が合った1人の女の子に出逢った。見えないはずの私をまじまじと凝視して、私と目が合うと慌てて逸らしたその子には間違いなく私が見えていたはず。並みの力を持っているくらいでは、多分見えないはずの私を。

その女の子は綺麗な金髪の長い髪をしていて、それから神秘的な紅い瞳をしていた。





───それが、彼女との出逢い。

















FIN






出逢う前に終わってしまった_(」∠ 、ン、)_
霊体化したなのはちゃんが視えちゃって思わず目をそらすフェイトちゃんに「視えるの?」って驚愕するとことか書きたかったんだけど、あと嫌々フェイトちゃんが学校に通うようになってとか、そんな何か書きたかったんだけどなんか思ったのと全然違くなっちゃって気に食わなかったのでやめてしまいました。すいません。

ハラオウンも大家で。だけどテスタロッサっていうのが退魔師の始祖みたいなそんな存在で、ももくちゃにされるくっそへたれフェイトちゃんみたいなの書きたかったです。

もうちょっと時間とよゆうのあるときに、なにかリベンジします。
















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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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