はにとら

もう7月ですね!あっという間に!こわっ!
小ネタです追記より。短いYO
web拍手 by FC2





しまったと思った時にはもう完璧に遅かった。油断した。敵の策にはまってしまったのだと、すぐに理解した。


「……ぅ、あ。」


ベッドの上、完璧に罠にはまった私は、頭上でにこりと微笑んでいる彼女に上擦った声で喘いだ。ずっと隠し通してきたこと。もう少しで完璧に騙しとおせると思っていたのに、最後の最後で油断した。私に馬乗りになったなのはは綺麗に微笑を浮かべたまま私を拘束したままで。私は視線を必死に巡らせて、言い訳を考える。けれど良い案は全く浮かばなくて、小さく非難がましく声を絞った。


「い、色仕掛けなんてずるいよ…なのは。」


思えばなのはのこんな風に誘ってくるなんて珍しかった。


「騙される方が悪いの。」


非難がましく紡いだ言葉に、少しだけ上機嫌にそう言って、なのはは私の唇に人差し指を当てる。そんな仕草も色っぽくて、ちょっとだけドキッとしたのは内緒だ。

つい先日の航行で、ほんの少しだけ怪我をした。大怪我というわけではないその怪我。何気なく過ごして隠し通すつもりだったのに、私の恋人はなかなかに鋭く、ついには色仕掛けで油断を誘って私の秘密を暴く始末。これは恐ろしい作戦だと思った。


「……えっと、」


何て言おうかと思案して。


「大した怪我じゃないんだよ?」


考えに考えた挙句、浮かんだ言い訳はそんな言葉。これだったら初めから正直に言った方が良かったのではないだろうか。なんて自分で情けなく思いつつ、頭上のなのはを見る。シャツの隙間から覗く胸元に一瞬目が言って、慌ててバレないように逸らした。……けど、まぁバレてしまうのは仕方ないわけで。私の視線に気が付いたなのはは、微笑したまま無言でシャツの胸元のボタンを閉めて「残念でした」なんて言う始末。


「知ってる?フェイトちゃん。」
「な、なにを…?」


艶っぽい表情。甘い声音。優しく唇に触れる指先。変に期待してしまって、体温が上がる私を余所に、なのははにこりと笑ったままささめく。


「ハニートラップ。」
「………え?」


すっかり満足した顔で。「浮気じゃなくてよかった。」なんて。そもそも浮気なんて疑ってたの?なんて目を向けた私に笑って。


「じゃ、おやすみ。」
「えっ」


そう言って、にっこり微笑んでなのはは私を押さえつけていた手を離して背を向けて隣に倒れこむ。ちょっとだけ変な期待をしていた私は、思わず「え」なんて声を上げてしまうわけで。


「な、なのは…?」
「おやすみ。フェイトちゃん。」


可愛らしい声で「おやすみ」なんていうなのはに、その後許してくれるまで謝り通したというのはまた別の話。











FIN









怪我したこと隠してたのになのはちゃんの色仕掛けにかかって油断してでれでれして怪我を隠すことを忘れてすっかり暴かれたフェイトさんください。





テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

コメント

非公開コメント

プロフィール

92

Author:92
なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
twitter
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR