がっしゃがしゃ

コメントで更新なくて寂しいなるお言葉を頂いたのでがしがし書いてみました!
嬉しかったですw更新頑張ります(*‘∀‘)!

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「……はぁ。」


小さく息を整えて、大きく呼吸をして目の前の扉を開く。


「いらっしゃいませ。」


ほどなくして、落ち着きのあるいつものそんな声が聞こえて胸が跳ねた。黒いサロンを巻いて、白いシャツ。薄金色の綺麗な髪をしたその人はとても綺麗な微笑を浮かべて「こんにちは」なんて言ってくれたのだった。









「………で?」
「ふぇ?」
「さっきのが言ってた奴?」
「う、うん…。」
「なのはちゃんが一目惚れなんて言うからびっくりしちゃったけど、凄く綺麗な子だね。」
「う…。」
「ほんと。社内であれだけ騒がれても動じないわけが分かった気がするわ。」


カクテルグラス片手にそう言う同僚で親友の2人が口々に言う言葉に、ちょっとだけ顔が熱くなった。私、高町なのはは会社勤務の所謂OLというもので。会社帰りに、たまに来るバーへとやって来た。理由はというと、話の通り、ちょっと気になっている人が居て、まぁ…その人に会いたかったのと、親友の2人が「見てみたい」なんて言う冷やかしを言ったから。


「いくつなのかしらね?」
「なのはちゃん、聞いたことないの?」
「な、ないよ…。あんまり話もしたことないもん。」


誤魔化すようにそう言いながら、グラスに口をつける。遠目に見る彼女は一生懸命カクテルを作っているようだった。


「まさか名前くらいは知ってるんでしょうね?」
「一応知ってるよ…。フェイトって、呼んでる人が居たから。」
「なのはちゃん、顔赤いけど大丈夫?」


知っているのはフェイトという名前。それから、シフトの時間が割と短くて早くに帰ってしまうという事。だから、仕事が早く終わった時じゃないとこのお店に来ても彼女は居ない。


「……す、ストーカーみたいじゃない…?」
「そんなことないわよ。…まだ。」
「って事はもうちょっとしたら帰っちゃうんじゃないの?フェイトちゃん。」


「ちゃん」付けで呼んだすずかちゃんに私もアリサちゃんも思わず動きが止まった。「さん」ではなくて「ちゃん」と呼んだから。


「なんでちゃん付けなのよ。友達なの?」
「えへへ、何となく。……ちょっと年下っぽくない?」


そう言われてもう一度彼女の方へと視線を向ける。すずかちゃんが言った通り、彼女はちょっと年下かも知れない。私たちが22歳だから、21歳か20歳くらいかな?なんだか、たまに見せる笑顔がちょっと幼く感じる時があるから。

そうこうしている間に、彼女が目配せして周囲のスタッフの人に挨拶し始めた。時間を見れば8時過ぎ。もしかしたらそろそろ帰ってしまう時間なのかもしれない。ちょっと残念に思うと同時に分かりやすく肩が落ちた。


「お会計するわよ!」
「……ふぇっ?」


静かに見送ろうと思った矢先。両隣の2人が勢いよく立ち上がって、私は思わず変な声を上げた。2人ともいつの間にか上着を着ているし、気が付いたら帰る準備万端。


「も、もう帰るの?」
「帰るわよ!あの子追うんだから。」
「今日こそ少しくらいお話しなくちゃだよ、なのはちゃん。」
「えっ!!!…いいよ!ちょっと!///」


なんて強引な。止める間もなく2人は荷物をまとめて勝手に私を置いていくわけでしかもお会計してないし!と思いながら、会計を済ませて後を追う。出来れば何事もなく彼女を見失って「残念」とか笑って済ませたい。なんて、そんな風に平和を願う私を余所に、店の外には人影が3人。



「………なに、してるの。」


2人に捕まった彼女は私服なのか、少しだけ袖の長いパーカーを羽織っていて、こうやってみるとやっぱり年下な感じ。ちょっと新鮮だ。


「こんにちは。」
「ふぇっ、こ…こんにちは。ご馳走様でした!」


ちょっと怒り気味に2人に声を掛けると同時に、にこりと笑ったままの彼女がそんな風に挨拶してくれて、私は思わず上擦ったようなちょっと落ち着きのない声でそう言った。御馳走様でした、なんて私の言葉に「どういたしまして」なんて人当たりの良い対応。近くで見るとますます綺麗な顔だった。


「えっと…」


助けを求めるようにアリサちゃんとすずかちゃんの方を見ると2人は素知らぬ顔で私の視線を無視。すぐ近くに居るのにこっちに関わらないように壁を作っているような感じだった。

微妙な空気が流れて、ちょっとそわそわする私と人当たり良く微笑して「最近よく来てくれますよね」なんて言う彼女。「覚えててくれたんですね」なんて言おうとして、でも恥ずかしいのでやめた。


「お仕事、この辺なんですか?」
「あ、うん…。帰り道…なので。」
「そうなんだ。」


じゃあこれからも来てくれるかな?なんて笑ってそう言う彼女は、不意に何かに気が付いたような顔をして、一歩近付いて、そっと手を伸ばす。触れたのは私の前髪。さらりと触れるようにして驚いた私と目が合うと。


「ごみ、ついてたよ。」


ちょっとだけ子供っぽく微笑して「急にごめんね」なんて言うわけで。それがきっかけかどうかなんてよくわからないんだけど、とりあえず緊張はしていたんだと思う。なんて言っていいか分からなくて。


「あ、あのっ!///」
「……ぇ?」


目は瞑ってたから、彼女がその時どんな顔をしてたかは分からないんだけど。


「つ、付き合ってください!」


咄嗟にそんな事を叫んでしまったわけで。正気に戻った時にはアリサちゃんもすずかちゃんも驚いた顔でこっちを見ていたし、目の前の彼女ですらちょっと驚いた顔。とんでもない事を叫んでしまった。気が付いた時には遅かった。どうしようと頭を巡らせて、視線を巡らせてアリサちゃんとすずかちゃんに助けを求めようにももう遅いし、小さく息を整えて。

私は背を向けて、全力疾走したのでした。脱兎のごとく、っていうのが一番良い表現かも。恥ずかしくて、穴があったら隠れたいって言うかもう死にたい。駆け出して、小さい細道を抜けようとして。


「待って!」


後ろからいつの間にか追いついたのか、腕を掴まれて制止した。足も速いんだなぁ、なんて感心しながら「もうお店いけないなぁ」なんてぼんやりそんな事を思う。追いかけて来た彼女はちょっとだけ頬を染めて、肩で息をしていた。アリサちゃんとすずかちゃんはまだ追いついていない。というか、気を使って追ってこないでくれたのかもしれない。振られるところなんて、出来れば見られたくないし。


「……えっと、あの。」


しどろもどろに視線を巡らせる彼女はちょっとだけそわそわと「その」とか「あの」とか口にして。


「わ、私で良いの、かな?」
「……ふぇ?」
「さっきの言葉、もし冗談でないのなら……、えっと…実は私も、前から気になってて。」


ちょっとだけ頬を染めてそう言う彼女は困ったように笑って頬をひと掻きして。


「もし良かったら…付き合って欲しいです。」


それからそんな風に言ったのでした。勢いで告白してまさかこんな風になるとは思ってなかったけど、正直恋愛経験もない私には夢のような出来事。彼女と話を出来ただけでもすごい事なのに。


「よ、よろしく…お願いします。」




それが彼女との馴初めのお話。……なのだけど、実はまだ少し続きがあって。アリサちゃんとすずかちゃんの所へと戻る途中、申し訳なさそうに口を開いたのは、フェイトちゃんの方だった。


「えと。なのは…さん。」
「え?」


とても言い難そうに頬をひと掻き。どうしたのかと顔を向ける私に、申し訳なさそうな紅い瞳を向けて彼女は口を開いた。というか「見て欲しいんだけど」なんて出したのは小さい手帳。


「………なぁに?これ。」


手渡された手帳にはフェイトちゃんの顔写真。写真写り良いなぁ、なんて視線を滑らせて、隣に綴られた字を読む。


「もしかして、気付いてないかなって…思ったんだけど。」


書いてある文字に目を瞬く。書いてあるのは「海鳴高校3年」の文字。海鳴航行って言えば、私の母校だ。っていうか。


「え?高校…生…?」
「やっぱり、知らなかった…?」


ちょっと申し訳なさそうな顔。


「あの、付き合うって……私、高校生でも良いのかなって…」


そう言うフェイトちゃんのパーカーの下をよく見れば制服。よく考えれば高校生だからお仕事も早目に帰るのかと、今更ながら気が付いて。


「ええぇぇぇえぇっ!?///」


驚いた声を上げた私に、フェイトちゃんはちょっと申し訳なさそうに「やっぱり分からなかったんだ」なんて小さく呟いたわけで。


とはいえ高校生だからやっぱりなしで!なんて言う訳もなくて、ただ驚いただけなわけで。こうして私は、現役高校生とお付き合いなるものを始めることになったのでした。









FIN











高校生にして実は一人暮らししているというフェイトちゃんの家になのはさんが通ったりとかそんな事があるのはもうちょっと先のお話で、お泊りとかするうちにフェイトちゃんがなかなか奥手でもやもやするなのはさんとかのお話をいつか書いたりフェイトちゃんの視線でのお話をいつか書いたりしたい(ӦωӦ)隣で寝てて、フェイトちゃんの寝顔を見てきゅんきゅんして歳の差にちょっと不安を抱いたりしてしまうなのはさんを。

学校で最近恋人が出来たとか噂になっているフェイトちゃん。フェイトちゃんの恋人って年上の女の人らしいよ!みたいになってる言われてるフェイトちゃんを!!そして同級生ははやてちゃん!




(^o^≡^o^)




テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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