さむい。

昨日の続き。というかおまけ?
書いてる途中で集中力が尽きたりなんかして書きたいところまで書けなかった('ω')
その後こんなやり取りがあった、みたいな感じで読んでくだされば。


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「その後、どうなのよ?」
「……ふぇ?」
「お付き合い始めたんでしょう?フェイトちゃんと。」
「う、うん…。」


社内でのお昼時。サラダを咀嚼しながらそんな風に言ったのはアリサちゃんだった。食堂で注文したご飯を食べながら。私はお弁当を持参したけど。ともかく、そんなお昼時の質問に私は小さく「そうだよ」と答える。

ちなみにフェイトちゃんと言うのは私が一目ぼれして気になっていた、とあるお店で働いていた子のこと。先日ほとんど初めて話す機会が出来て、私は勢い余って告白してしまって。それから色々あって交際を始めたのだけど。


「……まさか高校生だとは思わなかったわ。」
「フェイトちゃんあーゆー恰好してると大人っぽいもんね。」
「あれから何度か会ってるの?」
「……うん。」


根掘り葉掘りそんな風な質問攻め。心なしか周囲の人に盗み聞ぎされてるような気がしてちょっとだけ声を抑えて返す。


「一応、デートっていうか…。」


してるよ、とちょっと恥ずかしくて小声で。


「良かったわね。…まさかなのはが年下に走るとは思わなかったけど。難攻不落とか言われてたのもうなずけるわ。」


社内じゃほとんど年上だもんね、なんて言う2人。


「べ、別に年下が好きとかじゃないよ!たまたま年下だっただけだもん。……高校生だとは、思わなかったけど。」
「高校生だって知ってたらどうしてたの?なのはちゃん。」
「……え?いや、高校生だからどうってことはないけど。」


ちょっと驚いただけ。


「フェイトちゃんって高校生なのに1人暮らしなんだって。」
「珍しいわね。」
「お家の都合とかかな?」
「うん。海外出張?って言ってた。」


それから色々知った彼女の事を話し始める。遠くから見てる時と全然印象が違う彼女は接して見れば本当に高校生なんだなーなんて実感したり。


「一緒にご飯とか行ってお会計払おうとするとことか凄く可愛いんだよ。」


年下だし私が払うよって言ってもちょっと慌てたように「私が」とか言って追いかけてくるし、買い物をすると重いものを「持つよ」なんて頑張っちゃうところとか。実は恋人なんていた事がないから、実際彼女が初めての恋人なんだけど、年下って可愛いなぁとか思ったりする。けど、急に大人びた顔をしたりする時があるから、なんていうかそういうギャップも堪らないというか。


「なのはちゃん、凄く幸せそうだね。」
「今日これからフェイトちゃんの家に行くことになってるんだ。」
「もう家にまで行く仲なの?」
「ちょっと!アリサちゃん声大きいよ!///」


アリサちゃんの声に、ちょっとだけ周囲がざわついたような気がして慌てて諌める。


「……ご飯作りに行くだけだよ。もう。」
「へぇ。」
「じゃあ今日は定時で帰らなきゃだね。」
「う、うん。」


なんて言いながら、私は午後の仕事をもくもくとこなしてしっかり定時に帰って、それからフェイトちゃんの家に向かったのでした。





























「……はやて、私今日早く帰るね。」
「ん?あぁ、分かった。なんよ、用事?」
「う、うん。」


午後の授業をあと1時間を残して、窓際の席で私は前の席の親友に小さく呟く。今日はバイトもなくて、日直の仕事もない。そわそわしながらそう言うとちょっと珍しく思ったのかはやてが「用事?」なんて言うわけで、私はちょっとだけ小さい声で答えた。


「きょ、今日はなのはさんが家に来るから…。」
「あー、噂のなのはさんか。」


一拍置いて。


「え?もう家にまで連れ込むようになったん?」
「へ、変なこと言わないでよ!違うよ!///ご飯作りに来てくれるって言うから…。」


なのはさんというのは先日交際を始めた女の人だ。実は良くバイト先に来る人で、少し前から気になっていて、この間初めて声を掛けられたと思ったら告白されて、ちょっと色々あって晴れて恋人同士になった。私が高校生だって知ったらとても驚いたような顔をしてたけど。


「へぇ、しっかしフェイトちゃんに年上の彼女がなぁ…。」
「……。」
「フェイトちゃんに憧れてた子多いのになぁ。」
「そんなことないよ。」


へぇ、とか何か言いたそうにこっちを見ているはやてを無視して窓の外に目を向ける。私フェイト・T・Hは海鳴高校に通う高校3年生だ。


「私も会ってみたいなぁ、噂のなのはさんに。」
「会ってどうするの…?」
「どうって…別に挨拶するだけやよ?」
「会ってもいいけど変な事言わないでよね?」


ちょっとにらみを利かせてそう言うとはやてはわざとらしく肩を落とす。きっと会ったら変な事言うに違いない。何となくその辺は予想できる。


「しっかしフェイトちゃんが付き合うような年上の人ってどんな人なん?」
「……えと。」


ほんの少し教室の中が静まったような気がして、声を落とす。


「か、…可愛い…かな。」
「ほぉ。それで?」


促されるままに彼女の事を思い出す。初めて見たのはスーツをピシッと着こなしている姿だったっけ。片側に束ねた亜麻色の髪。蒼くて綺麗な瞳。やっぱり年上だから話してても凄く落ち着いてて、だけど時たま見せる子供っぽい所とかも可愛くて。


「フェイトちゃん顔ニヤけてる。」
「……ぅ。」
「フェイトちゃんがそこまで入れ込む人ってどんななんやろーなぁ。」
「声大きいよはやて。」


とにかくなのはさんとはまだ付き合い始めて数日。正直高校生だって知った時なのはさんは驚いてたみたいだし、色々不安な面もある。やっぱり子供だとかそんな風に思われたりしないかなとか。だけど無理に背伸びするのも格好悪い気がするし…。


「フェイトちゃんも大人の階段登るんかなぁ…。」
「なにそれ?」
「いやぁ年上の恋人が家に来るんやろ?明日休みやし、泊まってったりするんかなぁって。」
「と、泊まってなんていかないよ…!まだ付き合って数日だもの!///」
「顔赤いで?」


机の下でさっきから変な事を言うはやての脚を蹴る。


「あんまりがっついてるみたいに思われたくないから、そういう事はしたくない。」
「ほぉ…。」
「恋人いた事なんてないからどうしていいか分からないんだよね…。」


その点なのはさんは大人だし、もしかしたら今までに誰かと付き合ったりとかそれ以上の事をした事があったりするんだろうか。考えるのもちょっと、嫌だけど。


「フェイトちゃんはフェイトちゃんのままでええんやない?」
「……ん。」


さんざんからかった後にそんな事を言うはやてに、私は机に突っ伏したままそう返す。もうすぐ最後の授業が始まって、放課後になる。早目に帰ったら部屋を片付けなければ、なんてぼんやり考えながら、息を吐いたのだった。






ちなみにその日の夜急に雨が降ったりなんてして、何だかんだあったりしてなのはさんが私の家に泊まることになってしまって、はやてに助けを乞うメールをして無視されたということがあったのは余談だ。













('ω')










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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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