お焚き揚げる

書き途中注意><!
前に書いたやつ。
えろくて病んでるの書こうと思ったのですが何か書き終わらないので。

すいませんw

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「………あっ」


ぼんやりしていた頭で、ピリッとした痛みに声を漏らした。

蝕むようなじわりとした痛みに遅れて指先にほんの少し、血が溢れた。赤く薄っすらと流れたそれを見て小さく息を吐いて、私は紙で切った人差し指の先の血を拭いて、次の書類に目を通す。なるべく人差し指を使わないように。

だけど仕事に全然集中できなくて、いくら書類に目を通して考えてみても、私の頭が考えてしまうのは別のこと。


「フェイトちゃん…。」


紡ぐのはここには居ない恋人の名前。ついさっき、ほんの数分前に見た光景が目に焼き付いたままで、胸に鉛が沈んだような気持ちになる。

何でもないって分かってるのに、こんな気持ちになる自分が嫌。

普段ならあんまりすれ違う事もない本局の通路。長期航行から帰って来たフェイトちゃんと偶然鉢合わせた事が嬉しくて少し気持ちが浮かれていたからかも知れない。或いは久しぶりに彼女の顔を見て、浮かれていたか。

だけど知らない女の子の局員とほんの少し親しげに話すフェイトちゃんを見た瞬間に、思わず眉を寄せてしまった。彼女のタイを直したその子と、ちょっとだけ困ったように笑ったフェイトちゃんの姿が、物凄く嫌だった。


こんな事を考える自分がもっと嫌。いつもなら多分、何とも思わない(そりゃあ少しは嫌だけど)事なのに、こんなに暗く考え込んでいる自分が嫌だった。

フェイトちゃんは何も悪くないのに、今フェイトちゃんの顔を見たら何か変な事を言ってしまいそうで、出来れば会いたくない。


なのに会いたい。


二律背反。気持ちの悪い黒い感情がじわじわと湧き上がって息が詰まりそう。もしかしたらじっとしてるからこんな事考えちゃうのかもしれない。身体でも動かせば少しはも晴れるのかな、なんて手に持っていた書類を机に投げ出して、腰を浮かせた。幸いこの時間、トレーニングルームは空いている。もう遅い時間だし、残っているのは私だけ。少しくらい使っても構わないはず。それならば。


そう思って腰を浮かせた矢先だった。


シュッという空気音と共に、扉が開いてヒールの音。雰囲気と、音と気配で誰が来たかなんてすぐ分かる。一番会いたくて、出来れば会いたくない人。


「なのは、まだここに居たんだね。」


もう帰ってるかと思ったんだけど、なんて言いながら一通り部屋を見渡して、誰も居ない事を確認して「忙しいの?」なんて労わるような声。私は腰を浮かせたまま、立ち尽くして思い出したように返事をした。そう言えば今日はフェイトちゃん、お仕事早く終わるって言ってたっけ。なんて思いながら。


「にゃはは、もう少しお仕事して行こうかなって。」


机の上に投げ出した書類を広い上げて、角を整える。出来るだけ何事もなかったみたいに、いつも通りに振る舞って。けど、やっぱりフェイトちゃんは鋭くて。目を合わなかったことが不自然だったのかな?前髪にさらりと白い指が絡んで、思わず肩が震えた。


「な、に……?」


どうかした?と顔を上げた先、心配そうに揺れる紅い瞳と視線が絡む。


「私が居ない間に何かあった…?」
「…何もないよ?」


何でそんな事聞くの?と笑うと、前髪に触れていた指が今度は頬に触れた。長くてとても綺麗な指。家以外でこんなに触れてくるフェイトちゃんは少し珍しい。いつもならどこで誰が見ているか分からないからって、あまり触れては来ないから。


「フェイトちゃん、もう帰る?私も帰る準備するけど…」


頬に触れていたしなやかな指が私の輪郭をなぞるように揺れて。それからほんの少しだけ、アルコール臭がすることに気が付いた。ほんの微かな匂い。フェイトちゃんの事なら私は多分、どんな細やかな事にも気が付いてしまうと思う。それは多分、フェイトちゃんが私に「何かあった?」なんて聞いたのと一緒で、フェイトちゃんも私の事に、勘が良い。


「なのはが帰るなら、私も帰るよ。」
「じゃあ帰ろうかな。フェイトちゃんも帰航したばっかりで疲れてるでしょ?」
「……ん。」


フェイトちゃんがここにやって来たことで、トレーニングをすることは諦めた。まだ完全に消えない胸のうちのじわじわと蝕む感情を静かに押し込めて、私は机の上の片付けを始めた。「すぐに終わるから待ってて」とフェイトちゃんの顔を見る。よく見たらフェイトちゃんはちょっとだけ疲れたような顔。


「フェイトちゃん、もしかしてかなりお疲れモード…」


なのかな?なんて苦笑気味に言うけれど、フェイトちゃんは私の顔を見てはいなくて、もう少しだけ下に視線を向けていた。私もつられるように同じ方へと視線を向ける。


「なのは、血が出てる…」
「あぁ、ちょっと…さっき紙でね?絆創膏くらい持って歩いてたかな?」


見ていたのはついさっき紙で切ったその指先。拭いたのに薄っすらと血が滲んでいて、目ざといなぁなんて苦笑して傷を隠す。ことフェイトちゃんは私の怪我に敏感だ。私が大怪我をして堕ちた時から、酷く敏感。だからあんまり傷とかそういうのは見せたくない。

けれど、そんなフェイトちゃんの顔を見て高揚する自分が居る事も否めない。彼女が心配してくれることが嬉しい。たとえどんな些細な傷でも。……なんて、歪んでるかもしれない。


「貸して。」
「ふぇっ」


つい、と攫われた手に、思わず小さく声を漏らした。昔こうやって絆創膏を貼ってくれたことあったっけ、なんて小学生の頃の思い出を思い出して小さく苦笑して、フェイトちゃんの意のままに手を預ける。けど。


「ッ…ぁ」


伝わったのはピリッと言う痛み。指先を包む温かくぬめりのある感触。這うような動きの熱。


「ふぇ、フェイトちゃっ…ん!」


小さくて薄い傷口をなぞるようにフェイトちゃんの舌先が動いて割って入ってくるように唾液が絡む。私の手を両手で包むように持って食むように指を舌で撫でるフェイトちゃんを止めることもせず、小さく痺れる痛みとその痛みがもたらす快感に小さく眉を寄せた。


「…消毒終わったよ。」
「ッ、ん」


それから暫く舌を這わせていたフェイトちゃんの言葉に、「あぁ」と彼女の指先に染みついたアルコール臭の事を思い出す。フェイトちゃんの唾液に濡れた指先の赤い傷は薄れていて、痛みもなんだかよく分からなくなっちゃって。


「絆創膏貼るだけで良いのに。」
「嫌だった?」
「……。」
「誰か来たらどうするつもりだったの?」
「入った時に鍵閉めておいたから大丈夫。」


抜け目なくしっかりしたフェイトちゃんの悪戯っぽい言葉に、私は息を吐く。それなら大丈夫かな、なんて立ち上がったまま、フェイトちゃんの袖を引いた。


「……なに?」
「座って。」
「え、でも帰るって。」
「良いから、座って。」


表情に疑問符を浮かべたまま、私の言う通り、さっきまで私が座っていた椅子に座ったフェイトちゃんは「帰らないの?」と首を傾げる。


「フェイトちゃん、タイ、解いて?」
「……え、どうして?」
「なんでも。」
「………。」


視線を右往左往させて、泳がせて。じっと見つめるなか、フェイトちゃんが渋々右手で首元のタイを解く。おかしい所なんて何一つない動作。


「これでいいの?」
「うん。じゃあ次はもう一度タイをつけてみて?」
「……。」


そんな注文を付けるとフェイトちゃんがあからさまに眉を寄せた。私の悪戯に怒った、というのとはちょっと違う。苦い顔、というのかな?多分痛みとかそう言うので体が不自由なんだと思う。


「フェイトちゃん。」
「…ッ…う」


少し強引に、ぐい、と肩に触れるとフェイトちゃんが顔を顰めて喘ぐ。そんな声に、やっぱりねと小さく息を吐いた。道理で消毒のアルコール臭がすると思った。


「怪我…したの?」


だからあの時、私が見た時に知らない子がタイを直してたのかと納得した。普段だったらきっと自分でやると思うから。だから私もやきもきしたりしたんだけど。それとして。


「見せて。」
「……大したことないよ?」
「いいから。」


ちょっと強引にシャツのボタンを外して、強引に上着とシャツを剥ぐ。そこに広がっていたのは白い包帯と、ほんの少しの赤い染み。


「包帯…とってもいい…?」
「うん…。」


フェイトちゃんが首を縦に頷かせるのと同時に、私は静かにその包帯に手を伸ばして、触れた瞬間にフェイトちゃんが小さく震えたのに気が付かないふりをして、ゆっくりと包帯を外しにかかったのだった。















……続かない(∫°ਊ°)∫



フェイトちゃんの傷口に舌を這わせたり噛んだりしながらえろい事求めるなのはさんが書きたかったんだと思うんですがもう書けないのでお焚き上げ。



















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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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