にの( ˙-˙ )

なので、続きを書いてみました。
ちなみに「いち」は2011年あたりのものでその後どう続けたかったのか全然覚えてなかったので勝手に続きを書いてみました。なので、こう…続きに違和感があります( ˙-˙ )

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「なのはちゃん、聞いた?」
「うん?何を?」


はやてちゃんが少しだけ慌てたような顔をして私にそう聞いてきたのは、私がフェイトちゃんの話を聞いた数日後のことだった。何がどうしてそうなった、とか細かい話は聞いてないし聞く権利もない。ただ私が話に聞いたのはフェイトちゃんが最近陸士部隊の男の人と交際を始めたって言う話だった。

そんな話を聞いて、胸がチクリと音を立てて痛んだ気がした。


「フェイトちゃんが──…」


とぼけた振りをして「何が?」と聞いた私にそこまで言って。


「知ってるに決まってるか。なのはちゃんやしな。」


はやてちゃんはその先の情報を口にすることをやめた。多分、それは私の事を気遣ってだと思う。


「相手ってどういう人なのかな…?」


何となくそんな質問が口をついて出た。フェイトちゃんの恋人。気にならないはずがない。フェイトちゃんと恋人同士である関係をやめたのは、もうずいぶん前のこと。言いだしたのは私だった。ほんの少し、その時のことを思い出して唇を噛む。


“………謝る事だけ、させて貰える?”


何か悪いところがあったなら。そう言って困ったような顔をして、泣きそうな声でそう言ったフェイトちゃん。フェイトちゃんに何も悪いところなんてない。何一つ。だけど。


「幸せに、なってくれるといいな。」


だけど、私が相手ではフェイトちゃんに家族を作ってあげられない。女の子同士では、なんて。そう思ってした選択。それが正しかったのか、私は今でも分からなくて。あの日、言いたそうなことがたくさんあったのに全て飲み込んで無理をして優しく笑ったフェイトちゃんの顔を、私は多分ずっと忘れないと思う。優しい彼女が幸せになってくれるなら、私は嬉しい。


「なのはちゃん、後悔してない?」
「……どうだろ。」


良く分からない。ただ、局でフェイトちゃんを見かける度に跳ねる私の心は、今でもきっと前以上に彼女が好きで。時々フェイトちゃんの温かさとかそういうのを思い出して泣きそうになる。


「なのはちゃんってそんなに不器用やった?」
「………。」


全部を知ったようなはやてちゃんのその言葉に私は黙る。もっと他に選ぶ道なんてものがあったなら、そっちを取ればよかったのかな、とか。自分勝手な後悔なら少しだけある。けど。今更そんなの言う権利なんてないし。


「フェイトちゃんが──…」


彼女がその相手を選んだなら、それでいいんじゃないかな?と言いかけて。途中で言葉を止めた。


「あれ、2人とも珍しいね。」


こんな所で、なんて。局の通路ですれ違う眩しいほどの金髪。フェイトちゃんは書類を手に歩いていた。


「おぉ、フェイトちゃん何処行くん?」
「ん。ちょっとクロノの所に。」


呼ばれてて、なんて苦笑するフェイトちゃんに、はやてちゃんが笑う。


「さては噂の彼とのことか?」
「ど、どうかな。」


さらに苦笑するフェイトちゃんと目が合った。目が合って何も言わないのも変だし、ギクシャクする前に何か話さなくちゃと、慌てて口を開けて。


「フェイトちゃん、その陸士部隊の人とはどうなの?」


言葉にしてしまった、と一瞬思う。何も自分の傷口に塩を塗り込むような質問しなくてもいいのに。なんて。言った後で「ごめんなんでもない」と言おうとしてフェイトちゃんの顔を見て息が止まるかと思った。


「……どう、かなぁ。」


すぐに苦笑を浮かべてさっきまでの顔を隠す。一瞬見たその顔は、少しだけ暗いようなそんな顔。何か考えているような、そんな。はやてちゃんがフェイトちゃんのその表情を見たかどうかはわからないけど、何となく嫌な予感がした。上手くいえないけど、胸がざわつくような。


「正直に言うと、なんでこうなったのかよくわからないんだけどね。」
「え?じゃあ交際するつもりはなかったってこと?」


もう一度苦笑を浮かべるフェイトちゃんにはやてちゃんが少しだけ慌てたような声で聞く。私も、フェイトちゃんの言葉に思わず顔を上げた。


「えと。なりゆきって…言うのかな?」


困ったような顔をしてそう言うフェイトちゃんは時計を見て、それから少し慌てたような顔。何とも言えないような顔をした私と目が合うとフェイトちゃんはちょっとだけ優しく笑う。「心配しないで」って言うみたいに。


「ごめん、ちょっと時間ないからもう行くね。なのはもはやても、またね!」


今度ゆっくりご飯でも行こう。なんて言って慌てたように足早にその場を後にするフェイトちゃんの背中を見送って。私は小さく息を吐いたのだった。





















「……。」


ずっとここの所もやもやが続いている。何が原因だろう、なんて悩む必要はないくらい理由は明確。ずっとフェイトちゃんの事が気にかかっている。というか、一度フェイトちゃんと、噂の彼が歩いているところを見てから余計だったかもしれない。なんだか、歩いているフェイトちゃんが全然楽しそうじゃなかった。

何かを我慢するような、耐えているようなそんな様子。そりゃあフェイトちゃんに別れを告げたのは私で、彼女と私がそういう関係だったのはもうずいぶん前のことだけど。だけど、私だったらフェイトちゃんがそんな顔をしてたら。


「……はぁ。」


そこまで思って、思考することをやめた。だって私にはそんな資格も何もないし。だけど、私が知っているフェイトちゃんは違ったと思う。あの頃、付き合ってた時はもっと楽しそうに笑っていた。

彼女の事を思って別れたとかそんな事いうつもりはないけど。


「なんでこんなにもやもやするかなぁ…。」


もちろん嫉妬もあると思う。フェイトちゃんを渡したくないって根本の気持ち。したがって、フェイトちゃんと交際を始めたっていう男の人の事があまり良い人に思えなかった。あまりにも身勝手な考えだと思うんだけど。そもそもフェイトちゃんが誰かと付き合うっていう事が考え付かなかった。そんなこと考えたくもなかったし。とても自分勝手だなって思いながら通路を歩く。


「あ。」


そんな中。少し前の通路を歩くフェイトちゃんの姿を目撃した。少しくらいなら話しかけたっていいかな、なんて思って足早に追いかけて声を掛ける。


「フェイトちゃんっ」
「…っ」


声を掛けて、振り向いたフェイトちゃんの顔を見て。


「ど、うしたの……?顔…」


ほんの少し頬が赤い、フェイトちゃんの顔。どこから見ても分かる、叩かれたような跡。何があったか容易に想像がつくそれは、勿論任務での怪我とかそういう次元の怪我とかではなくて。


「な、なのは?」
「………ッ」


えっと。なんて慌てて言い訳しようとするフェイトちゃんの腕を掴んで、私はすぐ近くにある医務室に入った。後ろで何か言っているフェイトちゃんの言葉を無視して。

医務室には幸い誰も居なくて。というか誰も居ないという事が珍しいんだけどそんな事はどうでも良いので、とりあえずフェイトちゃんを椅子に座らせて、救急箱を出す。


「あの……なのは?」
「………誰にやられたの?」


聞くまでもないけど、聞いた。湿布を貼ったら目立っちゃうかな、なんて思いながら結局薬箱をしまって、濡れたタオルをフェイトちゃんの頬にあてた。


「ありがと…」
「それで、誰にやられたの?」
「…言わなくても、分かってるんでしょ?」


ちょっと困ったような顔に小さく唇を噛んだ。


「なんで。…フェイトちゃん、それで良いの?」


私はそんなの嫌。フェイトちゃんにそんな事をする相手がフェイトちゃんの恋人だなんて絶対に嫌。


「良く、分からない。」


そもそもなんで交際するようになったかもよく分からないから。なんて笑う。我慢してる姿が、どこか昔の献身的な彼女の幼少期を思い出す。けどあの頃のような寂しい悲しい目をしているわけじゃない。


「けど。」


自分で何とかするから、大丈夫だよ。そう笑ってフェイトちゃんは言う。タオルを抑える私の手に、少しだけ冷たいフェイトちゃんの手を重ねて、目を閉じて「ありがとう」と言うフェイトちゃんが。



やっぱり私は、とてもとても 好きだと思った。




















つづかない。かも。つづく。かも。要望あったら。

何があったかわからないけど相手の男を許さない( ˙-˙ )
けど万が一続くとしたら格好良いフェイトちゃんで終わらせたいと思います。







テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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