こそばゆい

リリカルマジカル!お疲れ様でした(^o^≡^o^)ちょう楽しかったです!

水樹さんのカラオケルームにも行けたし、色んな方となのフェイ話出来たし!
もう悔いはない!なのはちゃんとフェイトちゃんは永遠にイチャイチャしてたらいいと思いました!

追記からなのフェイ。明日辺り「さーん」更新できたらいいなと。
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「はぁ…。」


別に何か意図するわけでなく、ちょっとだけ仕事をしながら別の事を考えていた所為で。

ほんの少し、溜息が漏れた。

そんな無意識的な溜息を聞いて、目の前のソファーの対面で書面を読んでいたはやてちゃんと目が合う。目が合ってごめんと苦笑した私を見て、はやてちゃんは手に持っていた書面を机に置いた。


「どうしたん?」


疲れてるのにこんな仕事頼んでごめん、なんてちょっと申し訳なさそうに言うはやてちゃんに私は慌てて首を振る。仕事に対しての溜息だと思われたみたいで、そうじゃなくて。


「違うの。ちょっと、考え事してて。」
「フェイトちゃんのこと?」
「な、なんで分かるの?」


考えていたのはフェイトちゃんのこと。口には出してないはずなのにピタリと言い当てたはやてちゃんに、思わず顔を上げた。


「なのはちゃんがそんな溜息吐く原因なんていつもその辺やろ?」


見透かされてるのが少し恥ずかしくなって、何となく手に持っていた書類の束をテーブルに置いて、私はまだ湯気の立つコーヒーカップを持ち上げた。


「あのね。」
「うん。」


フェイトちゃんとはミッドに移住する前から交際している。だから実質、4年以上お付き合いしてるわけなんだけど。


「フェイトちゃんともう随分付き合ってるじゃない?」
「そうやなー。5年くらい?いや、4年か?」
「うん。」


ちなみにはやてちゃんは小学校からの幼馴染だから、私たちの事は良く知ってくれている。だから話し出したんだけど。それはさておき、溜息の理由。


「あのね。」
「うん。」
「私とフェイトちゃんって、キスもしてないんだよね。」


恋人らしいこと。してないなぁ、って。


「4年も付き合ってて。」
「う、…うーん。」


はやてちゃんは心底驚いたような顔をして、腕を組んで「予想外」なんて小さく呟く。私はそのまま堰を切ったように、不満って訳じゃないけどちょっと心配事を零し出した。

それはフェイトちゃんのこと。


「フェイトちゃんとお付き合いしてて、そりゃ勿論デートとかそう言うのもしてるんだけど…全然そういうことしてこないんだよ?」
「フェイトちゃん、奥手やし…。」


付き合った時も奥手だとは思ったけど。フォローするように言うはやてちゃんに。


「私、そういう魅力ないのかな…?」


そう言ってちらりと自分の胸元に視線を落とした。ここまで何も無いと、しまいには段々不安になるわけで。手を繋いだりするのだって、あんまりないし。まぁそれは人が居るから仕方ないけど。


「それだけ大事にされてるんやない?」
「……。」


大事にされてるな、って自覚はある。だってフェイトちゃん優しいから。だけど。でも。


「私って我儘かなぁ。」


もっと触れて欲しいって思う欲。触れたいって思わせたい。私が触れたい。フェイトちゃんのことを思うと切ない。私の方が絶対にフェイトちゃんを好きだと思う。

我儘だと思う?なんて聞いた私に、はやてちゃんは「うーん」なんて首を捻る。


「そんな事ないと思う。なのはちゃんもフェイトちゃんもお互いの事本当に大切にしてるし。なのはちゃん、本当にフェイトちゃんのこと好きなんやね。」


少し笑ったはやてちゃんは、私のことを茶化すわけでもなくそう言って、コーヒーに口をつける。私もつられるようにコーヒーを飲んで、それからソファーの背もたれに背を預けた。


「フェイトちゃん、お仕事で色んな人に会うじゃない?」
「ん?あぁ…航行とか色んな人と行くからなぁ。」
「うん。この間もすごく綺麗な人と一緒だったし。」


そこまで言った私にちらりと視線を向けて。はやてちゃんが少し笑った。


「な、なに?」
「いや。なのはちゃん、それはいらん心配だと思う。フェイトちゃんがなのはちゃん以外の人に目を向けるとかきっとないよ?」
「そ、…そう…かも知れないけど。」
「自覚あるんや。」
「………。」


フェイトちゃんが、私に向けるような眼差しを他の人に向ける様子が想像できない。自意識過剰というか、思い込み甚だしいかも知れないけど、愛されてるって自覚はちょっとある。


「やっぱり私が我儘なのかなー。」


ふぅ、と息を吐いて。背もたれに背を預けて少しだらしない姿勢で天井を仰ぐ。


「フェイトちゃんも罪作りやなぁ。なのはちゃんにこんな顔させて。」


くすくす笑うはやてちゃんはちょっとだけ楽しそうだった。


「だって。」
「そんなら自分からしてみるとか。」
「えっ」
「だから。キスしたいんやろ?」


自分からしてみたら?なんて言うはやてちゃんに私は首を振る。


「キスしたいわけじゃなくて…。」


触れたいって思わせたいだけ。なんて、ちょっと恥ずかしくて言えなかった。


「あー。なんかこそばゆい。」


それから独り言みたいにそう言ったはやてちゃんに、なんだか自分も恥ずかしくなる。何気なく端末を見ると、いつの間にかフェイトちゃんからメッセージが入っていてすぐに開いた。この時間にフェイトちゃんから連絡が来るなんて珍しいから。メッセージの内容は、今日は仕事が早く終わるからご飯でもどう?って感じの内容。


「今日はもう仕事終わりにしよ。」
「ふぇ?」
「フェイトちゃんからやろ?そーいや今日フェイトちゃんこの後オフだった気がするわ。」


2人でゆっくり過ごしたらええよ、なんて言うはやてちゃんはちょっと悪戯っぽく笑って「私も帰ろ」なんて言う。

結局、仕事はそこまでということになって、その後すぐに私はフェイトちゃんと合流した。こんな話をした後だと何だかフェイトちゃんと顔を合わせにくいような感じもするんだけど、それでも会いたい気持ちの方が勝るわけで。


「なのは。早かったね。」
「お疲れさま。フェイトちゃん。」


私はそのままフェイトちゃんの執務室へとやって来た。フェイトちゃんは私がもう少し時間が掛かると思ってたみたいで、残りのお仕事を少しだけ片付けていて。


「あれ?シャーリーは?」
「ん、今日はもう上がったよ。私も上がるつもりだったから。」


仕事片手にそう笑うフェイトちゃんは格好良い。綺麗で美人さんだし、なんていうかずるい。


「なのは?」
「ふぇ?」
「どうしたの?…調子悪い?」
「なっ、なんでもない!それより夕飯どうするの?」
「そう?それなら良いけど…。」


ちょっとだけ眉を寄せて「無理しないでね」と言うフェイトちゃんに。


「お店決めてないなら何か作るよ?」
「え?疲れてない?」
「平気平気。お家の方がゆっくり出来るし。」


二人きりだし。なんてちょっと邪な気持ちもあったりして。「じゃあそうしようか」なんてフェイトちゃんが言って、早々にお仕事を終えて途中で買い物をしながらフェイトちゃんの家へと向かった。










それからフェイトちゃんの家に着いて、フェイトちゃんに先に着替えを勧めて私は夕飯の支度をしていた。そこでフェイトちゃんを待ちながら思い出すのは今日はやてちゃんとお話ししたこと。

4年も付き合ってて何もないって、どうなのかなー?なんて。付き合い方も進み方も人それぞれだと思うんだけど。

ただ。触れたいって思うのは私だけなのかなって時々考えてしまう。フェイトちゃんにも触れたいって思って欲しいのが女心というかなんていうか。


「……なのは?」
「ふぇっ」


なんて悶々と考えていた矢先。いつの間にかフェイトちゃんが戻ってきてて、ちょっと変な声が出た。ラフな服装に着替えたフェイトちゃんは、手伝うよなんて言いながら冷蔵庫を開けて中からミネラルウォーターのボトルを取り出す。

そんな背中を見ても、やっぱり触れたくなる。例えば後ろからぎゅってしたくなったりするし、なんとなく足のかかとにコツンってつま先を当てたりしたくなる。

フェイトちゃんはそういうことしたくならないの?って聞いてみたりしたい。聞けるはずなんてないんだけど。


「なのは、私も手伝うよ。」
「え、あ…じゃあお皿出してくれる?」
「うん。」


そう言って、フェイトちゃんはちょっと楽しそうに後ろの戸棚からお皿を取り出した。それからフェイトちゃんにお皿を取ってもらっている間、ちょっと小皿で味見して「うん」なんて一人で満足している後ろで。


「なぁに?フェイトちゃん。」


ちょっとだけ微笑するフェイトちゃんに聞くと、フェイトちゃんはお皿を両手に持ったまま小さく呟く。


「ううん、別になんでもない。」
「なぁにそれ。」
「シチュー、楽しみだなって。」


微笑したままそう言うフェイトちゃんは何だか一人で楽しそうにしていて、楽しそうな理由も教えてくれなくて。何だか見られているこっちが恥ずかしくなってきた。


「し、シチュー味見してみる?」
「……うん。」


誤魔化しっていったらそうかも知れない。恥ずかしい顔してるのがばれたら嫌だなって、そう思って言って。小皿にシチューをちょっとだけ盛って、振り向こうとして。


「………。」


ほんの少し軽く。


「……ごめん。」


唇が、フェイトちゃんのそれと触れた。びっくりして、小皿を手に持ったまま硬直した私にごめんと言ったのはフェイトちゃんで。フェイトちゃんはちょっとだけ頬を染めて困った顔。


「ど、どうしてあやまるの?」
「急にしたから。」


急にされるとは思ってなかった。そりゃあ今日さんざんはやてちゃんに「何もしてこない」なんて文句言ったけど。それはそれで。これはこれ。フェイトちゃんはちょっとだけ熱に浮かされたような顔をしているように思える。それは私も同じなのかもしれないけど。


「……謝らなくても、いいのに。」
「うん。」


付き合ってるんだから、謝らなくて良いのに。されるのが嫌なはずない。なのに謝っちゃうのがフェイトちゃんらしいのかな、なんて思う。そんな彼女だから好き。


「なのは。」
「ふぇ?な、なに?」
「……好きだよ。」


にこりと微笑して。ちょっとはにかんで笑うこの人はとてもずるい。


「私も、……す、好きだよ。」


しどろもどろ。私はフェイトちゃんみたいに真っ直ぐ顔を見て言う事なんて出来なくて、ちょっとだけ視線を反らしてそう言葉にした。


「もう一回、しても良い?」
「き、聞かないでよ。」


駄目なんて言うはずがないのに。そういうこと聞くのもずるい。何年も付き合ってるのにキスするだけで心臓がこんなになるなんて、私この先大丈夫かな…。私がそう言うと同時にちょっとだけ笑ったフェイトちゃんは少しだけ腰を折る。ぎゅっと目を瞑った瞬間、もう一度。今度はもっとゆっくり触れた唇。温かくて、柔らかくて。こんな事ならリップでも塗っておけばよかった。なんてちょっとだけ思った。


「……。」
「なのは、顔真っ赤。」
「……ばか。」


何だろう、この空間がこそばゆい。フェイトちゃんの優しい触れ方とかそう言うのが愛おしい。「顔が赤い」なんて笑ったフェイトちゃんの余裕がちょっと恨めしくて。睨んでそう言った私に、フェイトちゃんはやっぱり可笑しそうに微笑する。

それからちょっと、何か考える様な仕草で視線を巡らせて。


「なのは、今夜…泊まっていく?」
「……ふぇっ…。」


ちょっとだけ頬をひと掻きして、フェイトちゃんが言ったのはそんな事。


そう言ったフェイトちゃんの耳がとても真っ赤で、そんなフェイトちゃんの事を見ながら私はもっと赤いんだろうな。なんて事をぼんやり思う。



その後のことは、あまり覚えていない。ただ、もしかしたら「触れたい」って思ってたのは私だけじゃなかったのかな、なんて。ほんの少し自惚れに近い気持ちが芽生えた。











FIN






否、自惚れではなかった(∫°ਊ°)∫
だんだんキスに慣れてくるなのはちゃんとか妄想したらえろい。




テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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