こねたみたいな

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なんで急に…

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こういう席に誘われると、いつも思うことがある。ちょっとだけ騒がしい喧噪と、アルコール独特のお酒の匂い。それに入り混じったほんの少しの煙草の煙。嫌いではないけれど、特に得意ではない匂い。かといって、もちろん嫌というわけではない。そういった感情を顔に出すことも勿論しない。ただ。そう、ただ苦手なだけ。


「フェイトちゃん、大丈夫か?」
「ん、うん。大丈夫だよ。」


私の気配に声をかけてきたのははやてで。現在はいわゆる、忘年会というものに呼ばれているところだ。苦手は苦手でも、いつもならこんなに嫌な気持にはならないのに、なんて自分に苦笑した。ちらりと視線を向ける先、恋人の姿がとても気にかかる。おそらくこんなに落ち着かなくてもやもやした気持ちになるのは、多分、なのはがほかの局員にちょっかい出されているからだろう。なんて。いじけている私は少しばかり格好悪い。


「……なのはちゃんのこと、気になるん?」
「いや、べつにそんなことは…。」


図星をつかれて思わず目をそらす。目を逸らした視線の先、あんまり減っていない琥珀色のお酒に手を伸ばす。正直お酒ってそんなに得意じゃない。だけど、気を紛らわすように少しだけグラスを傾けた。

なのはと私は恋人同士。そんな恋人がほかの男にちょっかい出されているとすれば、それは、面白くないっていうのが当たり前(だと思う)なわけで、なのはは嫌なこととか顔に出さないから、ちょっと心配だ。何か変なこと言われてなきゃいいな、とか。私たちの関係を公にしているわけじゃないから、それは仕方のないことなんだけど。


「フェイトさん、お酒苦手なんですか?」
「えっ?いや、そんなことはないけど…えっと。」


苦笑するはやてに向き合っているすぐ横で。急に話しかけられて、少しだけ上擦った声が出た。話しかけてきたのは、確か教導隊の子だ。前になのはと一緒に歩いているのを見たことがある。けど、名前を知らなくて、相手は私の名前を知っているのになんだか申し訳ない気分。


「フェイトちゃんは昔からこういうの苦手やったからね。」
「そうなんですか?ちょっと意外です。」
「…家では少しくらい飲むよ。」


たまにワインとかそういうのをなのはが買ってくるから。と心の中で続けて、小さく息を吐いて、もう一度なのはのいる方へと目をやる。と、さっきまでいた場所になのはが居なくて、ついには視界に捉えることも出来なくなったかと肩を落とした。


「何話してるの?」
「おー、なのはちゃんやっと解放されたん?」


けど、次の瞬間には後ろでなのはの声と肩に触れる手。いつの間にかこちらに移動してきたらしいなのはに、ちょっとだけほっとした息が漏れた。なのはが来ると、隣にいた教導隊の子がなのはに席を譲るように移動して、ここで私はようやくなのはと隣同士で座れたわけで。


「なかなか逃げられなくて参っちゃった。」
「大丈夫?なのは酔ってない?」
「にゃはは、飲んだふりしてるだけでそんなに飲んでないから大丈夫だよ。あ、はやてちゃん、呼ばれてる。」
「うぇっ、しゃーないなぁ……。」
「行ってらっしゃい。」
「はやて、飲みすぎないようにね?」


観念したような唸り声を上げて、はやてはグラス片手に呼ばれた席へ。そんなはやてを見送りながら盗み見るなのははお酒のせいか、ほんの少し頬が赤い。


「私たち、ちょっと早めに出ようか。」
「……そうだね。」
「フェイトちゃんつまんなそうだし。」
「そ、そんなことはないよ。ただ…」


なのはが遠かったから、なんてことは言うまい。恥ずかしい。そう思って再びグラスを口元へと運ぶ。と、またしてもなのはに先ほどまでちょっかい出していた局員がこちらへと寄ってきて。


「結局高町教導官の好みのタイプってどんな人なんですか?」


軽口めいたそんな質問。お酒のせいでもあると思うので、その辺は無礼講。ただ、質問をされている当の本人の恋人としてはそんな軽々しさと質問の内容に、ちょっと眉が寄る。心が狭いなって自分でもつくづく思うけど。


「えー…と、」


困ったようなちょっと言い淀むなのはは、少しだけ考えるような仕草をして、ちらりと私を見て。


「やっぱり強い人かなー?」


なんて笑う。その拍子に体がびくりと反応しそうになって口を結んだ。床についた手に、なのはの手が触れたから。いつの間に近くに伸ばされていたのか、テーブルの下でなのはと指が絡むのが、なんとなく恥ずかしい。他人から見えない位置だからか、なんでなのか。


「つ、強い?」
「うん。フェイトちゃんを超えるくらいの人。」


冗談っぽくそういうなのはに、そんな人そうそういませんよ、なんて返す局員。何事もないように話しながら、私の指をなぞるなのはに私はなんていうかドキドキしっぱなしで。お酒のせいで相乗効果有りというか。指に指を絡めてくるなのはが、ちょっと煽情的で私は気を逸らすのに一生懸命。だったから、正直なのはのしてる会話とか、あんまり聞いてなかった。

いつの間にか途中隣にいた教導隊の女の子もその話に混ざってたし、「ちなみにフェイトさんの好みの人ってどんな人ですか?」とか聞かれた瞬間になのはに突然手をつねられたりしたり。そんなことがありながら、何とかその忘年会なる会場を抜け出した。なのはとはやての機転で抜け出せたという方がより明確かも知れないけど。それはさておき。







「……フェイトちゃん、酔ってる?」
「え?いや、そんなに飲んでないよ。」


まっすぐ歩けるし。なんて続けてなのはと歩く帰路。「タクシー使う?」なんて言った私に「歩こう」なんて言ったのはなのはで。なのはは少しだけ上機嫌。お酒のせいかな?


「なのはにつねられたところ、まだ痛い。」


ちょっとだけピリピリする手の甲をさすりながら唇を尖らせるとなのははちょっとだけ笑って「ごめん」と可愛く笑う。


「フェイトちゃんでれでれしてるからつい。」
「し、してないよ。」


絶対、って付け足したらなのはが可笑しそうに笑った。


「それに、急にあんなこと。だれか見てたらどうするの?」
「だってフェイトちゃんってばすごく不安そうな顔してるんだもん。見られてたらその時はもう公表しちゃおうよ。付き合ってますーって。」


騒ぎになるから隠しとけって言ったのははやてだけど、私たちとしては公表してたほうが変な虫もつかなくていい。できることならそうしたい。それはなのはも同じ考えなのかな、なんて思った。

少しだけ火照った体に、夜風が気持ちよくて息を吐く。


「あー。なのはの爪の痕ついてる。道理で痛いわけだ…。」


つねられた箇所に赤い爪痕。どれほど本気でつねったのだろうと、可笑しくて少し笑った。


「そんなに強くしてないでしょ?見せて。」
「ほら。」


ちょっとだけ眉を寄せてそういうなのはに、証拠と言わんばかりに爪の痕を見せる。となのははまじまじと私の手を見て「ほんとだ」なんて呟く。


「痛かった?」
「……声出さなかったの褒めて欲しいくらいには。」


ちょっと笑ってそう言う私に、なのははちょっと悪戯っぽい顔をして私の手を掬うように掴んで口元へ運んで。


「なの……は」


ちゅ、と口づけ。


「痛いの治った?」


それからにこりと笑ってそんなことを言うわけで。


「そ、そういうのは家に帰ってからにしてよ…///」
「じゃ、帰ったら続きしてあげる。」
「えっ…///」
「手、繋ご?」


私は、そう言われて差し出された手に指を絡めた。指を絡めた瞬間に腕に抱き付いてきたなのはにドキドキしながら歩く帰路。







その後家に帰って、続きをしてもらったかどうかは内緒の話だ。






fin







家に帰った後は目隠しプレイをしました^^^^
フェイトちゃんが目隠しをしてなのはちゃんの体を探る特殊なプレイをします。続きはwebで(∫°ਊ°)∫



テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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初心者ですが宜しくお願いしますorz
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