なのフェイ

vividお祝いに何か書きたい!
と思ったのは良いけれど何も考えてなくて(∩´∀`)∩www

最終的にヤマもなければオチもない感じです(^o^≡^o^)w
うおおおおあと数分でvivid始まる!見れないけど!なのは盛り上がってくるかなぁぁぁ!w
とても楽しいよぉぉぉぉ!

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「あ、なのは。」
「……フェイトちゃん。」


不意に声を掛けられて、私はフォークを口へと運ぶのをやめた。現在私は、はやてちゃんとランチを一緒にしている所で、そんなところにやって来たのは執務官の制服を着たフェイトちゃん。

フェイトちゃんはコートのような上着を片手にひっかけてちょっと忙しそうに「お昼中にごめんね」なんて、辺りに目配せして申し訳なさそうにそんな風に言う。


「ん、大丈夫だよ。どうしたの?」


よほど急いできたのか、ほんの少しだけ息が上がったフェイトちゃんに「お水飲む?」なんて。そんな私に、フェイトちゃんは少しだけ微笑して「大丈夫だよ」とだけ言った。


「えっと、なのは今日のヴィヴィオの迎えって大丈夫?」
「うん。私が行くから大丈夫だよ。フェイトちゃんもしかしてお仕事遅くなりそう?」
「……うん、ちょっとこれから出る用事が出来ちゃって…。夕飯の時間までには間に合わないかも。」
「そっか。気を付けてね。」
「ごめんね。帰る頃には連絡入れるから。はやても、またね。」


邪魔してごめんね、なんて言って。


「うん。行ってらっしゃい。」
「おぉ、フェイトちゃん気ーつけてなー。」


どうやら帰りが遅くなることを話したかったみたい。

メールひとつでいいのに、こういうところが律儀だなって思う。そんなところも好きなんだけど。それはさておき。フェイトちゃんが去った後、私に向けられる視線に、私は少しだけ苦笑を浮かべた。


「なぁに…?」


にやにやしたはやてちゃんの視線に、ちょっとたじろぐ。


「いやいや、こーして見てたらほんまに夫婦やなーって。」
「………。」
「どこからどう見ても夫婦みたいやのに。」
「…それ以上言ったら怒るからね?」


局の人たち皆が口をそろえて「夫婦みたいですね」なんて言うけれど。ヴィヴィオを引き取って2人で過ごす時間が増えてからはますますそう言われることが増えたのだけど。だけどだけど。


「フェイトちゃんの前では変なこと言わないでよね?お願いだから。」


実の事を言えば、夫婦でも何でもない。いや、確かに殆ど一緒に住んでるしヴィヴィオのママとして2人で頑張っているし、パッと見たら夫婦に見えるかもしれない。だけど。実際には結婚どころか付き合ってるわけでもなくて。

ついでに言えば私の片想い。それも何年越しの。


「もう私らには事実婚見たく見えるんやけどなぁ。間違ってうっかりそんな関係にとかなったこともないん?雰囲気とか。」
「………ないよ。」


言葉をぼそぼそ返しながら、手元のフォークをサラダのミニトマトに刺す。

…そういう雰囲気っていうのは、少しくらいならあったかもしれない。どうだっただろ。


「フェイトちゃんって私の事どう思ってるんだろ…。」
「さぁなぁ…。」
「はぁー。」
「こら、なのはちゃんだらしない格好しない。一応それなりには有名人なんやからね?」
「だってぇ…」


フェイトちゃんと生活を共にしてもう結構経つ。その間、私だってちょっとくらいは揺さぶりかけてるつもりなんだけど、一向にそういう話もなければ手を出してくるわけでもないし、かといって彼女自身に浮いた話なんてもちろんないし。それって安易に私と夫婦みたく思われてるからかもしれないけど。

そんなわけでつまり。


「噂ばっかり一人歩きって言うか…。」


夫婦とか結婚してるとか言われるけど実は全然ただの友達。なんて。今の関係が不満なわけじゃないけど、だけどやっぱり。かれこれ何年も片想いしてる身としては、ちょっと悲しい。

フェイトちゃんがどう思ってるのかも気になるし。あ、でもなんとも思ってないのかなぁ。フェイトちゃんこういうの鈍いしなぁ。


「もっと積極的にアピールするしかないんやない?」


くすくす笑ってそう言うはやてちゃんは少しだけ楽しそう。人の気も知らないで。


「アピールって、どんな…?」
「それは自分で考えないとダメやよ。」


唇を尖らせる私に、はやてちゃんはますます可笑しそうな顔をしたのでした。






























「ただいま。」
「あ。お帰りなさい、フェイトちゃん。」


その夜。少しだけ暗くした部屋に静かな小声。少しだけ疲れたような顔をしたフェイトちゃんは私が起きていたことに少しだけ驚いて、それから「遅くにごめんね」なんてまだどこか他人行儀な事を言う。


「遅くまでお疲れ様。」
「ありがとう。ヴィヴィオは寝てる?」
「うん。ぐっすり。」
「そっか。」


フェイトちゃんの上着をハンガーに掛けて。


「フェイトちゃん、ご飯は食べてきた?」
「うん、簡単に済ませちゃった。」
「じゃあお風呂入っちゃう?」
「そうだね。なのはは先に寝てて大丈夫だよ。」


そう言ってシャツのボタンを緩めるフェイトちゃんに「まだ眠くないから大丈夫」なんて笑ってフェイトちゃんの着替えとタオルを用意しようと動く。こういう会話とか、シチュエーションは本当に自分でも夫婦みたいだなって思えてちょっと幸せ。(っていってもほとんど妄想に近いような感じだけど。)

フェイトちゃんはやっぱり綺麗だし格好良いから局内でもモテる。今までだって多少なりいろんな人から好意を寄せられたりだってしてるはずだし。でもフェイトちゃんはそういうのに結構鈍感だから気付かないみたい。勿論、私もその内の1人なんだけど。


もうずっと、こんな風に恋人とか夫婦みたいって皆に言われてて、なのに実際の関係はそんなのと全く違くて。今更「好き」なんて、なんだか言えない。それが私の本音。こんな風に一緒に過ごせて幸せな反面、ちょっと切ないわけでして。

好きだって言っちゃえば多分簡単なんだけど、どちらかと言ったら、好きだって言われたいのが乙女心というか。フェイトちゃんが私の事どんな風に思ってくれてるかなんてわからないんだけど。そんな風に見られてない可能性だってあるわけだし。待っていればいつか好きになってもらえるのかとか、そんなのも分からないんだけど。


「……なのは?」
「ふぇっ?あ、ごめん。お風呂だよね?」


今タオルとか持ってくるね、なんて。もやもや考え事をしていたせいか、フェイトちゃんにちょっと怪訝な顔を向けられて慌ててしまった。その結果。


「ひゃっ」
「──なのはっ!」


足元につまずいて、ちょっとだけバランスを崩す。受け身くらいならとれる自信はあったんだけど、そこはさすがフェイトちゃんというか、なんていうか。私が動くより先に、私をかばうように抱き留めて上手にソファーに着地した。


「大丈夫?なのは。」
「…ご、ごめん。//」


けど、その結果。なんていうか、私がフェイトちゃんの上に座るような体制になっちゃったわけで。


「……。」
「……。」


私もフェイトちゃんも顔を見合わせて無言状態。抱き留めた所為なわけで、偶然なのだけどほんの少し胸のあたり、際どい位置にフェイトちゃんの手があった。


「ご、ごめんっ」


先に動いたのはフェイトちゃんだった。もちろんそのすぐ後に私も退いたけど。


「……えと、お風呂入ってくるね。」


そう言って背を向けたフェイトちゃんの。


「な、なのは?」
「ふぇ、あっ……ごめん。」


背中の裾を、咄嗟に掴んでしまった。なんでか分からないけど、咄嗟に。慌てて離して、ちょっと苦笑して。


「着替え持っていくね。」
「ぁ、ありがとう。」


そう言うと、ほんの少し、微かに。フェイトちゃん少しだけ耳を赤くして、そそくさとお風呂に行ってしまって。私も「後から着替え持っていくね」なんて、フェイトちゃんの背中を見送ったのでした。






こんなに近くに居て、誰よりも近くに居て。


だけど好きだって、たった一言が言えなくてもどかしくて甘酸っぱい。




「……恥ずかしい。」



フェイトちゃんが居なくなった部屋で響いたのは、フェイトちゃんの寝巻とタオルに顔を埋めて小さく呟いたそんな言葉だった。

考えていたのは(体重が)重いとか、(胸が)小さいとか思われてたらどうしようとか、そんな馬鹿みたいなこと。









FIN




ヤマもオチもなくて。
vivid始まるねおめでとう!!!嬉しい!






テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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