(°∀°)

稲生キンスパに行ってきました(^o^≡^o^)とても楽しかったです。
そして今日の更新はとりあえず電車での移動中に携帯でちまちま書いたもの。
携帯の中に書きかけの文章があったのでそれに続けてみた次第です。

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「あれ?はやてちゃんだ。いらっしゃい。」


少しだけ学校が早めに終わった日。家に帰宅して、私は親がやっている喫茶店の手伝いに顔を出した。


「こんにちは。今日は早いんやね、なのはちゃん。」
「はいコーヒー。今日から少しの間学校が早く終わるの。」


だから暫くはお店に顔を出す予定だよ。なんて、コーヒーを出しながらそう言った私にどうしてか「それは好都合」なんて。

そう笑う目の前のお客さんは、年の離れたお友達のはやてちゃん。私よりも年上だけど「呼ぶならはやてちゃんって呼んで」なんて言われてそう呼んでいる。確かはやてちゃんは今、大学の教授さんだったかな。見かけによらず実はすごい人。対する私は高町なのは。海鳴高校に通う2年生。


「なぁに?私に用事?」


はやてちゃんに「ちょうどよかった」なんて言われてそう聞くと、はやてちゃんはちょっとだけ苦笑して「お願いがあるんよ」なんて続けたのでした。






「───え?助手?誰の?」
「いや、助手ってほどでもないんやけど、手伝いっていうか。あ、桃子さんの許可は貰ってるんやけどね?」


だけど無理にとは言わんから、なんて付け加えてお願いされたことは、はやてちゃんの同僚…もとい幼馴染さんである大学の教授さんのお手伝いということだった。


「具体的に何するの?えと、女の人…だよね?」
「勿論女の人やよ。…手伝いっていうか、具体的にはな…。」
「え?」
「その、面倒を見て欲しいというか。」


苦笑気味にそう言ったはやてちゃんは「手伝い半分、面倒見半分って感じやね」なんて続けるわけで、私はちょっとだけ首を捻る。


「えと、大人…だよね?」
「私と同じ年。」
「……そ、そうなんだ。」


どうやら研究に没頭しすぎるところがあってその同僚さんの事が心配らしいはやてちゃん。とはいえ、無下に断ることも出来ないのわけで。


「あんまり大したことはできないけど、私でよければ。」
「ごめんな、こんなこと急に頼んで。」
「うぅん、良いよ。学校もそんなに忙しくないし。…学校帰りに寄るのとかで良いのかな?」
「えぇよ、帰り遅くなるようなら送って帰るし。」
「ありがと。」
「じゃあ、えーと。早速なんやけど明日からお願いしても大丈夫?」
「はーい。」


なんていう経緯があって。そんな翌日から、私ははやてちゃんがお仕事している大学の、その幼馴染の同僚さんのお手伝いをすることになったのでした。その同僚さんが良い人だといいな、なんて思いながら。























その翌日。



「えっと…こっち?かな?」


待ち合わせの場所である、大学の中。通りすがりの人に道なんて聞いたりして、やっとの事でたどり着いた講堂の前。

「学校の制服でええよ」なんて言われて本当に制服で来ちゃったけど、すごく視線を感じるし失敗したってとても後悔した。明日からはちゃんと着替えてこよう、なんて小さく息を吐いて、その場所ではやてちゃんを待っていると、数分後には「お待たせー」なんて。待ち合わせ時間にかなり遅れてはやてちゃんがやって来た。


「はやてちゃん遅いよぉ!」


文句の一つも言いたくなるくらい、色んな人にじろじろ見られて。そう言うとはやてちゃんは笑いながら「堪忍」なんて言って、それから少し奥まった場所の研究室なる所に案内してくれたのでした。











「とりあえず紹介するな?」
「う、うん。」


研究室に入ると中には女の人が1人。白い白衣に袖を通した、背の高い女の人。それだけじゃなくて、もっと。

髪の色は、鮮やかな金色。月色にも似た綺麗な金髪を腰元で結って、それからとても綺麗な紅い瞳が印象的だった。彫像を思わせるような、整った容姿。吸い込まれそうな瞳に惚けて、私は思わず息を飲む。


「なのはちゃん?」
「えっ?あっ、ごめん!」


大丈夫か?なんて声をかけられて、私は慌てて我に帰る。はやてちゃんはちょっとだけ苦笑して、それから改めてその目の前の白衣の女性を紹介した。


「あー、これがフェイトちゃんや。」
「これって紹介、ちょっと失礼じゃない?」


彼女を「これ」と形容したはやてちゃんに対して初めて口を開いた彼女は少しだけ笑いながら「初めまして」と微笑んだ。


「あ、初めまして。高町なのはです。」
「なのは。うん…可愛い名前だね。」


改めて宜しく、と。そう続けてデスクに置いてあったマグカップを取って、口を付ける。フェイトと名乗ったその彼女は私とはやてちゃんに視線を巡らせて、それから「コーヒー飲む?」なんて続ける。


「いや、私は自分の仕事にすぐ戻るからえーよ。ありがと。」
「…なのはは?」
「いえ、私も大丈夫です。」


両手を前に出して遠慮のポーズをとると、残念そうに「そう?」なんて言って、それから少しだけ間をおいて。


「それで、本題なんだけど。はやて、この子が前に言ってたお手伝いに来てくれる子で間違い無いのかな?」


振り向いて揺れた髪の隙間。耳元でピアスが光った。


「せや。見ての通り高校生やけど。」
「良い子そうで良かった。」


そう言って、紅い瞳をこちらへと向ける。


「じゃあなのは、早速なんだけど。」
「は、はいっ」


専門的な知識がない私でも手伝える内容なのかな?なんて少し不安に思いながら反射的に返事をした。目があったはやてちゃんは何だかちょっとだけ申し訳なさそうな顔。その表情の理由を理解するのはもう少し後のこと。


「君は恋愛経験とか、そういうのある?もしくは現在付き合っている人が居たり。」
「は?」
「あぁ、別に他意は無いんだよ。あくまでも研究の一環で質問してるだけで。」


突然聞かれたそんな質問に、ちょっとだけ失礼な反応をしてしまったと慌てて口を閉じたけど、特に彼女は気にしている様子がなくて。はやてちゃんは何だか、「あーあ、やっぱり」みたいな顔。


「け、研究…ですか?」
「まぁ、仕事でやっている研究とは別だけどね。これは趣味の範囲。」


意気揚々、ではないけれどテキパキと手元を動かして机を片付けながら言葉を続ける。


「私、そろそろ戻るけどあとは2人で大丈夫か?」
「えっ?」
「うん。大丈夫だよ、ありがと。はやて。」
「えぇ?」
「んじゃ、またな。フェイトちゃん。なのはちゃんも宜しくな?」
「えっ!?」


いま出て行くの?なんて言う、私の反応を華麗に無視してはやてちゃんは部屋を出て行く。何だかまるで、騙されて連れてこられた気分になった。はやてちゃんが出て行って、残された部屋には私と彼女の二人きり。


「さて、と。」
「ふぇっ…」


白衣を脱いで、腕まくり。少しだけ怯えた声を出した私に、彼女は苦笑を浮かべた。


「ごめんね、変な質問をしたせいで怯えちゃったかな。…謝るよ。」
「えっ?いえ…あの、何であんな質問を…?」


やぶ蛇な質問かもしれない。けど、聞かずにはいられなくて、彼女に問う。彼女は新しいマグカップにコーヒーではなくココアを入れて、私へと渡した。


「あのさ、人間の感情って、たまに科学とか理解を超えた力を発揮するんだよね。これは、まぁ本で読んだ受け売りなんだけど。」


頬をひと掻きして彼女が続ける話を聞きながらマグカップに口を付ける。甘くて、温かくてほっとする味がした。


「その中でも恋とか、愛っていう感情はとても興味深い。ほら、私は科学とかそういったものを専門としてるから。…だから、その手の現象を俄かには信じ難くて。」


クスッと笑って


「だから、恋という感情を科学で立証したいって思ったのが、最初。…今思うととても立証なんて出来るものではなかったんだけど。」


当時は若かったから、なんて言い訳みたいに苦笑する。若い頃…。はやてちゃんと同い年だよね?今だって十分若いのでは?とか思いながらも、続きを待つ。


「今はもう、そんなこと思ってないんだけどやっぱりそれでも、恋という感情に興味は尽き得ない。……だから、さっきの質問はそういう絡み。気を悪くしたら、謝るよ。」


ごめんねと、そう言ってテキパキと本を本棚にしまう。散らかっていたデスクはだいぶ綺麗になってきた。


「なんだか、ロマンチックですね。」


大人なのに少し子供っぽい。夢をみるような口ぶり。彼女に対する不信感は元よりあんまり無かったけど、全く無くなった。彼女は自分よりも年上なのに可愛いなと、少し綻ぶ。


「愛っていうのは、人間の感情で最も愚かしく最も美しい感情だって。昔、教えてくれた人が居てね。」


その人は私の先生なんだけど、なんてちょっと子供っぽい顔。そうして綺麗になったデスクを見て。


「ところでやっぱり新しいデスクの方が良いかな…。君用のデスク。」
「えっ?私用の?」
「そう。やっぱりあった方がいいかなって…思うんだけど…」
「で、でも私なんの知識もないし!フェイトさんのお手伝い出来るかどうかもわかりませんよ!」


そう慌てて言うと、少しだけムッとした顔。失礼だったかなと思ってすいません、と言う前に。おでこに彼女の人差し指があたる。


「はやてに話しかけるみたいにもっと楽にして良いよ。それに、私もはやてみたく呼んで欲しい。」
「えぇ?」


どうやら敬語とさん付けに不満があったみたいで、彼女は子供みたいにそう言うと「気を遣われるのは好きじゃないんだ」なんてなかなか難しいことを言う。


「う…分かったよ。フェイトちゃん。これでいい?」
「ふふ。ありがとう。なのは。」


新しい友達が出来たみたいで嬉しいよ、なんて何だか本当に子供みたいにそう言う彼女…フェイトちゃんは、デスクを綺麗に掃除して「新しいのが来るまでこれで我慢して貰ってもいいかな?」とデスクを指差す。


「全然構わないよ。てゆーか、新しいのじゃなくて良いよ?これも、新しいよね?」


全く傷も何もない使った形跡のないデスクを見ながらそう言うと「でも新品ではないよ?」なんて。特に気にしないしむしろこれでも新品同様。私なんかのためにわざわざ新しいのを買う必要はないと言うと、フェイトちゃんは「そっか」なんて言ってそのデスク私にくれた。


「それで、さっきの話なんだけど。」
「うん?」
「私、専門知識とかも全然ないし、頭もいい方じゃないんだけど…本当に私で良いのかな?」


眉を寄せてそう言うとフェイトちゃんは少しだけ笑う。


「別に本当に研究の手伝いが欲しかったわけじゃないよ。……はやてが言ってなかった?」
「え?」
「面倒を見てー、とか。」


クスクス笑いながらそう言うフェイトちゃんに、はやてちゃんの言葉を思い出す。


「少し話し相手になってくれたら嬉しいなって。そう思っただけだから。…部屋の片付けとか、そういうの少し手伝ってくれるだけで良いんだ。」
「そんなので、良いの?」
「うん。勿論アルバイト代は出すよ。」


そう笑って、改めて。


「なのはが嫌じゃなければ、少し私の話し相手をしてくれないかな?」


それは単純なお願い。専門のお手伝いは出来ないけれど、簡単なお手伝いならできる。でも彼女は雑用みたいで言いにくい挙句、はやてちゃんの紹介の手前断ることもないからそう言ったのだと勝手に解釈して、私はその話を引き受けたのでした。


「でも、簡単なお手伝いはさせてね?」
「…じゃあ少しずつ教えるから、これからは助手ということで。」
「はい。」


第一印象はとても綺麗な人。その次に子供っぽい一面を見つけて、なんだかこれからのことが少しだけ楽しみになった。

けど。そんな彼女に振り回される毎日が待ち受けているなんてこの時はまだ想像もつかなくて。恋という感情に興味を抱く彼女にとんでもない実験を持ちかけられたり突然「デートについて研究しよう」なんて言って模擬デートに連れ出されたりといった具合。





そんな苦労を想像することもできず、この時はただ新しい毎日に胸を躍らせていたのでした。





















(おまけ)




「………中々楽しかったね。水族館。」
「もー、私明日テストなのに!全然勉強してないよぉ。」
「なのはなら大丈夫だよ。この間見てあげたでしょ。宿題。」


彼女のところに通い始めてもう2ヶ月。当初の予想を大幅に超えて彼女に振り回される毎日が続いて、今日は「デートの研究」なんて突然連れ出されて。散々連れまわされてくたくたの私をよそに、フェイトちゃんはとても元気そう。


「それとこれとは別でしょー!もうっ…それで?今日のデートで何かわかったの?恋について。」


皮肉と嫌味をたっぷり混ぜて「今日のデートの研究で何かわかったの?ここまで付き合ったんだからまさか分かったんでしょうね?」と言った意味合いを込めてそう恨めしく言うと、彼女は顎に手を当てて考える仕草。


「そうだね…。残念ながら恋のメカニズムについて何か得たわけではないんだけど。」
「けど?」


いい大人が高校生を捕まえて振り回すなんて。と少しだけ怒った私に悪びれもなく笑うフェイトちゃん。勿論、私だって本当は楽しかったけど今更態度を改めるのも難しいわけで。こうなったら最後までこの態度を貫こうと、変な意地が先立つ。


「そうだなぁ…。」
「なぁに?」
「恋については残念ながら何も分からなかったけど…、だけどね? もしも私が…。」
「うん?」
「私が恋をするなら、その相手は君が良い。」
「えぇ?」
「なんて。ふふっ…そんな風に、今日思ったよ。」


質問はやぶ蛇だったみたいで。笑顔の彼女の悪びれもないそんな言葉に、心臓が跳ね上がった気がした。当の本人は「お茶にしようか。」なんて鼻歌交じりにコーヒーを作る。


そんな背中を見て。落ち着かない心臓を抑えて。何だか言葉にできない気持ちが湧いた。恥ずかしさにも似た、こそばゆさ。今までなんとも思わなかった気持ち。年上の、この子供みたいな大人相手に。


いやいや違うよ、なんて呟いても心の落ち着きは保てなくて。心臓がいつも通りに戻るまでかなり時間がかかったのは余談。


突然芽生えたこの気持ちの名前はまだ分からないと、そう思うことにしたのでした。








FIN






恋に気が付いたフェイトさんの暴走ぶりがきっとすごいんだろうなって話。
「なんか変だな…」って頭に疑問符いっぱい浮かべながらいつもできてたことも出来なくてなのはちゃんがほかの男の子とかに話しかけられて笑顔で応対してるのを見るともう心臓痛くて「病気????」ってなってご飯ものどを通らないんだけどいつの間にかなのはちゃんと話してたら治っててさらに「あれ???」って。自分に鈍感というかなんというか続きはWEBで。







テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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