まずひとつ。

とりとめもない話ですいません小ネタでなのフェイ。夜にはパロでも更新できたらと。

ってか!
シンフォギアがー…私を誘惑するよう><
ファーーーーー

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「───…さん」


ぼんやりしたいた所為だろう。


「フェイトさん!」
「…えっ?」


気が付いた瞬間には、ゴツ、なんて。階段から降って来た何かに押しつぶされた。瞬間、手元の書類が無造作に散らばる。完全によそ見していたせい、というかちゃんと前を見ていなかったせいだ。


「だ、大丈夫ですか?」


階段から降って来たのは教導隊の制服を着た女の子だった。なのはと同じ、私の好きな制服。どうやら階段を踏み外して落ちてきたのだろう。ちゃんと受け止めてあげられなくてごめん、と言うとその子は慌てて首を振った。


「…いてて、ごめんね。大丈夫?何処かぶつけたりしなかった?」


くらくらする頭を抑えながらそう聞けば「大丈夫です」の一点張り。受け身もまともに取れなかったせいで体が変に痛む。あとで医務室に行っておこうかな、なんて起き上がろうとして頬を何かが掠めた。


「ふぇ、フェイトさん!血が!」
「え?……あ、でもそんなに痛くもないから大丈夫だよ。」


ちょっと掠っただけ、なんて言って袖口でこめかみあたりの血を拭おうとして、「制服汚れちゃいますよ!」なんて言うシャーリーに止められて。結局はその教導隊の女の子に「これ使ってください」なんてハンドタオルを渡されて。結局その子のハンドタオルを借りてしまったわけで。







「──…これ、買って返した方が良いよね。」


そのあとでやって来た医務室で血に汚れたハンドタオルを見て、小さく呟く。さすがにこれは返せない。というか、どうして受け取ってしまったんだろう。今更なんだけどなんて。「少し休んでください」なんて言うシャーリーに置いて行かれてぼんやり考えている矢先。


「失礼しまーす。」
「……なのは。」
「フェイトちゃん、怪我したんだって?」


静かに医務室の扉を開けて、今度はなのはがやって来た。なのはは少し急いできたのか少しだけ汗ばんだ額。だけどそんな素振りもなく「気を付けてよねー」なんて言って私の額を指で弾いた。


「ご、ごめん。心配かけて。」
「全く。階段から落ちてきた子の下敷きなんて──…」


なんて言って。


「怪我は大丈夫なの…?」
「あ、うん。包帯が大袈裟なだけだよ。」
「なら、良いけど。」


そう言って隣の椅子に腰かけて、なのはは小さく息を吐く。それから私の手元にある血で汚れたハンドタオルを見て。


「それ、どうしたの?」
「ん?」


指さされたハンドタオルを見て、苦笑。


「あ、実は───…」


情けなく笑いながら、事の顛末を話して聞かせる。って言っても、件の女の子から借りただけなのだけど。


「……ふぅん。」
「洗って返すのもどうかと思うから、やっぱり買って返した方が良いよね?」
「そうだね…。」
「なのは?」


けど、なのははなんだか思案するような、少しだけ不機嫌とも違った様子。どうしたのかと首を傾げるとなんだか含みのある言い振りで。


「恋人がよその子に品物を選ぶのって、なんだか変な気分。」
「えっ?ち、違うよ?これはそういうのじゃ──…」
「分かってるよ。」


慌てて弁明する私になのははクスッと笑う。


「でも、女の子の方は期待しちゃうかもね。」
「え…えーと…そんなことはないと思うんだけど、何もしない方が良いのかな?」
「そんな事ないよ。ちゃんとそういうの律儀に返すとこがフェイトちゃんのいいところだし。」
「そ、そう…かな。」
「うん。そういうフェイトちゃんだから好きなの。」


またクスッと笑って、「なんちゃって」なんて言うなのはは、椅子から立ち上がって「帰りは遅くなりそう?」なんて伸びをしながら聞く。


「えと、今日は早めに帰るよ。」
「そ?じゃあ、早めに夕飯作って待ってる。」
「うん。私もそろそろ仕事に戻ろうかな…」
「そういえば、どうして避けたり受け止めたりしなかったの?」


立ち上がった私に、不意に思い出したようになのはが言った。顎に指を当てて、「フェイトちゃんなら全然どうにでもできるでしょう?」なんて。少し買いかぶりすぎじゃないかな、なんて思うけど確かにあの時ボーっとしてなければどうにでもできた気はするけど。


「えと、ちょっと考え事してて…」
「考え事?」


今になっては言葉にするのもどうかと思うような事。本当につまらない事なんだけど。それはその少し前に見かけたなのはの事。


「───え?」


簡単に言うと、なのはと、他の誰かがちょっと親しげに話していて、つまり。


「それってやきもち?」
「……う。」


そんな姿がどうしてか頭から離れなくて、それであんなことになった、なんて。馬鹿らしい、なんてなのはは笑うだろうか。そう思ってちらりと覗いたなのはの顔はどうしてか、不機嫌。──…というよりは、拗ねてる?


「なのは?」
「はぁ。フェイトちゃん、変な心配しすぎ。」


そう言って、なのははちょっとだけ怒った顔をこちらへと向ける。信用してないとか、そういうわけじゃないんだけど、なんていうか。


「えと、全然信用してないとかそういうのじゃなくて、ただ…なんていうか…」


心配とも、不安とも違う。ただ、その光景が頭から離れなくて。


「それでぼんやりしてた、というか──…」
「もう黙って。」
「え?」


少しだけ強引に頬を両手で包まれて、ぐいっと顔の向きを変えられる。座っている私と立っているなのはの立ち位置から、少しだけ首が痛かったのは余談。

それから、唇が触れた。少しだけ啄むような、そんなキス。


「……ばか。」
「え、なの──…」
「そんな馬鹿みたいなこと考えて怪我なんてしないで。」


唇を離して、そう言って。それからもう一度。


「フェイトちゃんしか見てないって知ってるくせに。」


そう言いながら、もう一度唇を攫われて。


「本当、ばか。」
「……ご、ごめん。」


小さく謝罪をして、キスに応えた。











「ちょっと、何処触ってるの。」
「えっ」
「それ以上はだめ。」
「え、だって、なのはから誘ったのに…」
「誘ってません。」



こんなやり取りがあったのはそれからすぐ後の事。
















ふぅ
















テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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