うわき

浮気を責めながらじわじわ挑発して攻める受け的ななのはさんを書きたかったんだけど。

途中であきらめてしまいました。
なので途中から話の方向性がねじ曲がって(略)

web拍手 by FC2




「フェイトちゃんはモテ過ぎて困る。」


事の始まりは、元はと言えばなのはのこんな一言だった。












「…え?研修旅行?」


残念そうに、なのはが言った一言。ソファーに座って、何故か私の頭を無理やり膝の上に乗せて、膝枕なんて態勢をとりながら、私の前髪を撫でて。


「うん、明日から。2泊3日くらいなんだけど…。」
「そうなんだ。」


フェイトちゃんが明日オフだって知ってたら行かなかったのに、なんて伏し目がちにそう言うなのはに苦笑して、手を伸ばす。そのままなのはの頬に触れて指先で撫でるとなのははくすぐったそうに笑う。


「あんまり無理しすぎないで楽しんできて。」


けど、私がそう言うとまたちょっとだけ不満そうな顔。前髪を撫でている指を私の鼻先へ持ってきてそれからゆっくりと撫でてちょっとだけ悪戯っぽく笑う。


「浮気しない?」
「まさか。」


するはずないじゃない。なんて無用な心配をするなのはに言うけど、なのはは相変わらず悪戯っぽく笑ったまま「どーかなー」なんて。


「なのは、からかってるでしょ。」
「にゃはは。バレた?」


くすっと笑って、なのははそのまま身を屈めて私の額にキスを落とす。


「ね、もう寝る?」
「…まだ早すぎない?」


寝る?なんて言うなのはの言葉に、ちらりと視線だけ時計へ向ける。けど、いつも寝るよりはまだ少し早い時間。身を屈めたなのはの髪が一房頬に触れてくすぐったくて身をよじると、なのはが髪を耳にかけた。


「いいから。」


くすくすと囁くように。そう言って私をソファーから起こすと、なのははそのまま手を引いて寝室へと誘なうわけで。


「はいはい。仰せの通りに。」


そのまま手を引かれて、私はなのはと寝室へ向かったのだった。
…けど、問題が起きたのは、その翌日のことだった。











「……何しに来たの…?」
「なんや酷い扱い。折角なのはちゃんの為に来たのに。」


翌日、早朝になのはは後ろ髪を引かれながら渋々その教導隊の研修旅行なるものに出発して、私は寝惚けながらそれを見送って。その後で、はやてがやってきたのはお昼前くらいのことだった。


「…なんか企んだ顔してるから」


客の来訪を告げるチャイムに呼ばれて出た玄関先。清々しい笑顔を浮かべたはやてがそこに居て、瞬間、ドアを閉めたくなったわけで。「何しに来たの?」と開口一番に聞いた私にはやては眉を寄せた。

だって、はやてがこんな顔をしている時、本当に、ろくなことが無い。大抵、苦い思い出が浮かぶ。そんなわけで。


「失敬な。なのはちゃんの為に来たんよ?」
「いや、だからそれが余計に…まぁいいや。コーヒーでも淹れるよ。」
「お、ありがとう。」


玄関先で話すのもなんだし、ひとまずはやてを家へと上げて、はやての要件を聞くことにした。


「いやな?なのはちゃんが心配してたから。」
「…なにを?」
「フェイトちゃんがモテるからって。」
「……なのはってば…」


曰く、そんな話。


「航行で置いてかれるより自分が置いていく方が心配なんやて。」
「なんでまた。」


そんな心配必要ないのに。と唇を尖らせる。


「仕事忙しくしてる時ならいざ知らん、オフで家に一人やと寂しいやろ?」
「え、それはなのはも一緒じゃない。」
「そこにつけ込む子ぉが居たら嫌って。」


心配は嬉しかったり。やきもちも、実はちょっと嬉しかったり。するんだけど。


「……で?それは何なの?」


そんな話をしながら、はやてが手元に持ち出したそれ。穏やかじゃない。ハンドガンタイプの注射器のようなそれ。針は無いけど、明らかに。


「物騒な物出さないでよ。」
「いやいや、これはな?人工キスマークマシンや。」
「はぁ?」


そんなドヤ顔されても。と、はやての自慢げな顔と、その物騒な物を交互に見て、眉を寄せた。


「なのはに頼まれて作ったの?」
「いや。なのはちゃんには何も。」
「……じゃあ、いいよ。」


ノーサンキューです。と両手を振って身振りで答えるけど、聞く気は毛頭ないみたい。


「シャマルと一緒に作ったんやけどな?」
「……いらないってば」


物騒だからこっち向けないで、と言う私を無視して。


「いわゆる虫除けやね。常日ごろお世話になってるなのはちゃんの為に私が一肌脱ごうと思っ…」
「い、いらない。ほんと!」
「フェイトちゃんの悪い虫は私が払うから大丈夫や。」
「それ絶対楽しんでるじゃない!その顔…あっ、こら!」


痛くないから、なんて。はやて相手に私も本気で技をかけたりとか、振り払ったりも出来ないわけで。カチッと、首筋のすぐ近くで、カチッて引き金を引く音。物騒なハンドガンの先を、私の首筋に当てたまま。


「いたっ」


拍子に、チクリと刺すような痛みが一瞬だけあって。はやての手はすぐに離れた。


「な、なにを…」
「おお、完璧な出来栄え。本物そっくり。」
「はぁ…もう。」


どうやらどんな仕組みか分からないけど。私のその首筋には赤い鬱血跡が残ったみたいだった。


「効果は2日や。」


ちょうどなのはちゃんが帰って来る頃には消えるから、なんて。ちょっと楽しそうな顔。


「私で実験したでしょ。」
「いやいやそんなことは。」
「楽しんでるでしょ。」


そう言うと、すこーしな。なんて。我が幼馴染であり上司であるはやては満足気味に笑って、それから一変してそのあと少しだけ真面目に仕事の話をして。「明日もゆっくり休んでええから」なんて、今日のお詫びだなんて言って私に明日もオフを与えて、それから部屋を後にした。

なのはが居ないなら仕事でもしていた方が良いと思っていたんだけど、こんなところに痕を残されたらちょっと…と。制服じゃ隠せないような見えやすい場所に残された鬱血跡を鏡で見て、思ったりもして。


「折角だし、家でできる書類とデータの整理でもしよう。」


と言うことで、

今日と明日は家で大人しくしている事にしたのだった。この時には特に、残された鬱血跡を特に何も気にはしてなくて、今思えばもう少し考えるべきだった。効果は2日って言ったから特に気にしてなくて、なのはが2泊3日って言っていたから油断していた。

というよりは全く考えてもいなかったんだ。なのはの教導隊の研修旅行が突然1泊2日に変更になる可能性なんて。
























2泊3日のはずの研修旅行。


「…お、おかえり。」


なのになのは出発した翌日の夜には帰ってきた。なんでも、ちょっとした諸事情で研修が変更になったらしい。それがトラブルが原因なのか、それとも違うのかとかは聞いていないんだけど。


「ただいま。」


今日もお休みだったんだね、なんて私の頬にキスをして言うなのはは私が家にいるとは思わなかったらしく、上機嫌だった。


「フェイトちゃん、今日もオフだったの?」
「うん。なんだかはやてが気を遣ってくれちゃって。」


おかげで書類とデータが随分整理できたよ、なんてなのはの荷物を室内に運びながら笑うとなのははちょっとだけ拗ねた顔。


「なーんだ。だったら余計に家に居たかった。」
「ふふ、良いじゃない。たまには。楽しかった?」
「ん。訓練とかは充実してた……け、ど…」
「うん?」


途中でちょっとだけ言葉を詰まらせたなのはに視線を向けるとなのはは目を少しだけ瞬いて、それから笑う。「なんでもない」なんて。


「どうしたの…?あ、お風呂出来てるけど…入る?」


疲れてるでしょう?なんていうとなのはは少しだけ微笑みを浮かべたまま。


「んー、荷物片付けてからが良いかな。フェイトちゃん、先に入っちゃいなよ。」
「え、でも。」
「ほらほら早く。」
「え、で…でも…」


ぐいぐいと背中を押すなのはは悪戯っぽく笑って「私が荷物片付ける前に出てよね?」なんて。それなら私はまだいいよ、なんて言ったんだけどなんだか少し強引に浴室に押し込まれて。折角1日ぶりに会ったのだからもっとこう、一緒に居たかったような。なんて思うわけで。


「研修中、何かあったのかな…」


浴室でシャツを脱いで、首をコキ、と鳴らす。


「 ────ぁ。」


拍子に見えた赤い痕。思わずパン、と音が鳴るほどの勢いでその場所を手で押さえる。まだ残っていたそれ。「効果は2日」だったはず。微かに消えかかっているのが余計に生々しい。背中を変な汗が伝った。…気がした。

なのはは、見ただろうか。


どうしよう、と考えては見ても擦っても消えるわけでもないその鬱血痕。水やお湯で洗い流せるわけでもなく。シャワーを浴びながら考えるけれど、どうにもこうにも今すぐ消せるはずはないし消えるまで浴室に籠っているわけにもいかない。なのはもシャワー、浴びたいだろうし。


「……参ったな…」


だからはやてのあの顔に関わるとロクなことがないんだ。

そんな事を言ってもどうしようもないので。観念して、私は渋々浴室から出た。せめてタオルを首にかけて、不自然にならないように隠しながら。






「早かったね。」
「…そ、そう?」


一緒に入っちゃおうかなって思ったのに。なんて。私の首筋に残るそれに気が付かなかったのか、なのはは笑ったまま「残念」なんて。一緒にお風呂に何て入っていたら確実にばれること必至なので、それは逆に良かったかもしれない。というかそれを危惧して素早く済ませたんだけど。


「なのはもお風呂入っちゃいなよ。」
「ん。そうしまーす。」


よいしょ、なんてソファーから立ち上がって。それから「行ってきます」なんて微笑んで、なのはは私に背を向けて浴室へと向かったのだった。「すぐ出るね」なんて言って。だから、私はリビングのソファーで待つことにしたのだけど、なのはがシャワーから出てきたのはそれから暫くしてだった。


「ちゃんと髪乾かした?」
「うん。……なのはも、ちゃんと乾かした?」
「ちゃーんと乾かしたよ。ほら。」


触ってみる?なんて。湯上りで上気した肌。なんとなく、お風呂上がりのなのはは無防備で目のやり場に困る。あわてて少し視線を逸らした私に、なのははちょっとだけ悪戯っぽく笑った。


「なんで目、逸らすの?」
「……え、いや。別に…。」


何でもないよ、なんて言って。空調が効きすぎてるのか、少しだけ肌寒くなったような気がして、ソファーから立つ。ちなみに不自然かもとは思ったけど、首元にタオルはまだ巻いたまま。


「…どしたの?」
「ちょっと、上着とってくる。」


そう言ってなのはの隣から立ったまま、寝室へと向かう。薄手のカーディガンでも羽織ろうかなって、そう思って寝室に行って。ベッドの側に置いてあったカーディガンを手にした拍子に、気配。もちろんなのはの。


「なのはも、もしかして寒いの?……エアコン止めようか?」
「うぅん、大丈夫。」
「………?」


微笑んだまま、首を横に振るなのはに疑問符を浮かべながら、カーディガンを羽織ろうとして、その瞬間に「カチ」という音がした。音の主はなのはで、部屋に施錠をした音。


「ん?」


なんで鍵を?と疑問を浮かべる私をよそに、なのはは「ちょっとお話しよ?」なんて。なんだか嫌な予感。怒っているわけじゃないのに、なんだか、そんな気持ち。もしかして、と一つだけ思い当たった。


「フェイトちゃん、こっち来て?」
「え、うん。ていうか…なのは、鍵…」


何で閉めたの?と聞く拍子につい、と肩を押されてゆるゆるベッドに押し倒された。自然な流れて。


「な、なのは?」


私に馬乗りになって、首筋に人差し指を当てて、つい…と撫でる。まだタオルを首元にかけたままなんだけど。なのはが何を考えてるか、察しがついた。


「これ。どうしたの?」
「うぁ、」


優しく撫でる指が、くすぐったくて感情が煽られる。誘ってるような口ぶりに、目線。とても責めてるような言い方ではないだけど。


「なのは、言っておくけど違うから!」
「……なーにが?」


くすっと笑うなのはは私に馬乗りになったまま耳元にキスを落として首筋を唇でなぞる。


「っ…」
「知ってるよ。はやてちゃんの仕業でしょう?」
「し、知ってたの?」
「うん。研修が予定より1日早く終わるって知って連絡くれたの。本当は誤解した振りしてフェイトちゃんの事苛めちゃおうと思ったんだけど、やめた。」
「じゃ、じゃあ…」


だから鍵を閉めたのか。と納得して。はやての仕業だって知ってたのなら、どうして怒ってるの?と今度は視線で問うと、なのはは少しだけ可笑しそうに笑った。


「違う違う、怒ってないよ?」
「う、うそ…。」
「ほんと。違うの。ただ、フェイトちゃんが浮気したらどんなかなって。」


変な妄想しちゃった。なんて、あっけらかんと言うなのはに眉を寄せる。


「しないよ、そんなこと。」
「ふふ。知ってるけど。」
「……ッ、」


舌先で首筋を撫でて、挑発するように指先で鎖骨を撫でるなのはの太ももに少しだけ手を伸ばす。


「だめ。」
「ぇっ」


けど、ぺしっと虫でも払うように手をはねられた。


「まだ駄目。」


食むように首筋に噛みついて、ちゅ、と吸い付いて。なのはは私に痕を残す。


「たださ、フェイトちゃんが浮気したらどうやっても隠せなそうだなって。」
「……しないったら。」
「例え話だよ?」
「………。」


カリ、と歯を立てて鎖骨に優しく噛みついて。


「でも、ただの遊びとかなら、許せちゃうかもって。」
「…それ本気?」
「うそ。」


からかうような言い方。言葉遊びを楽しむなのはは少しだけ笑って私の髪を撫でながら続ける。


「…やっぱりだめ。他の誰かがフェイトちゃんと、とかそう言うの考えたくない。」
「ふふっ。」


何だかさっきまでの挑発的な態度と一変して可愛い顔をするなのはに笑みが漏れた。けど、なのはは面白くなかったのか、そんな私の鼻をつまむ。


「フェイトちゃんはどうなの?」
「え?」
「私がさ?他の誰かと例えばベッドで──…」
「あー、それ以上言わないで。」


すっごく聞きたくない。なんて言ってなのはの口を押えるとなのはは可笑しそうに笑う。なんだか子供っぽく。


「ほら、やっぱりフェイトちゃんも…んっ」
「…もう終わり。」


抑えていたなのはの口に指を差し込んで指で舌を弄ぶと、なのはは「まだ話してるのに」なんて眉を寄せた。けど、お構いなしに横に転がれば。私の上に居たなのはが逆に、私の下になる。


「……油断した。」
「ふふっ。散々煽ったんだから覚悟してよね。」


それから寝室に、不機嫌を装ったなのはのそんな言葉が木霊して。
部屋の電気を消した後の事はあまり覚えていない。







ただ。




翌日、「昨夜散々翻弄された仕返し」とばかりに。
私の首筋にはいくつかの赤い鬱血痕が残されていたのだった。












fin





本当は浮気じゃないって知りながらわざと浮気を責める(体で)なのはちゃんを書きたかった。
フェイトちゃんをふたなりにしてやんややんやするなのフェイを書きたかったけど書いてる途中で1日休憩したら気が変わってしまった。いつもそんな。

ヤンデレちっくに言葉攻め(身体は受け)を書きたかった。

「ねぇ、言って?……誰が一番なの?」みたいに、フェイトちゃんの腕でも縛って(略)



誰かください…(∩´∀`)∩








テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

コメント

非公開コメント

プロフィール

92

Author:92
なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
twitter
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR