おわセラおもしろいですね。

たぶんこの話の続きを書こうとしてたんだと思います。わんしーん的な、なんか途中で終わってるのを掘り出してきました。


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「なのはちゃん、フェイトちゃん見なかった?」
「え、えと…朝から見てないけど…。」


通り掛けに聞かれたはやてちゃんの言葉に、私は首を横に振る。…と、はやてちゃんは「何処行ったんやろ」なんてやれやれと息を吐いて「見かけたら教えて」と言って、忙しそうに書類仕事へと戻っていった。

吸血鬼殲滅部隊に所属して、初めての実戦に出て、もうかれこれ2ヶ月が経とうとしていた。それはつまり彼女、殲滅部隊元隊長である彼女が帰って来てから2ヶ月ということ。


── フェイト・T・H。

彼女は少し前まで吸血鬼殲滅部隊の要として戦ってきた所謂エリート隊員。だったのだけど数年前に死んだとされていて、戻って来たのがちょうど、私が初めて実戦に出た時、2ヶ月前だった。

ただし、何もなく戻ってきたわけではない。彼女は人ならざる者として、強制的に彼ら吸血鬼の仲間とされて、戻って来た。不死に近い身体を与えられて。

彼女が戻って来てからというもの、私にいろんな知識与えてくれて、戦技を見てくれて。やっぱり吸血鬼殲滅部隊の大先輩ではあるし、最近ではほとんどの時間を彼女と過ごしている。

それは単に、彼女がそう望むからだった。



“私が誰かを襲おうとするなら、その時は躊躇いなく私を──”



穏やかにそう言い放った彼女の声を、私は多分、忘れないと思う。勝手に人を辞めさせられた彼女が何を思うのかもよく分からないけれど、なんとなく、彼女の側に居たいと思うようになった。


「……それにしても、何処に行ったんだろ。」


ぼんやり彼女の事を考えて、彼女の姿を探す。時たま姿を消すことがある。最もはやてちゃん曰く「昔からそういうとこあったからなぁ」って事なんだけど。放浪癖とかそう言うのなのかな…?なんて思って通路を歩いているうちに、不意に角を曲がっていく金髪を見かけた。

彼女が進む先には訓練場がある。いつも訓練をするときは私を呼ぶのにな、なんて不思議に思いながら、ついでにはやてちゃんの伝言も伝えておこうと、そう思って。


「フェイト…ちゃん…?」


彼女の後を追ってきて、壁を背に苦しそうにうずくまる彼女を見つけた。肩で息をして、制服の胸元を強く握る。彼女の制服には隊長が付けるバッヂが付いていた。


「……出て、行ってくれる?」


それから、かすみがかった紅い瞳を苦しそうにゆがめて、小さくそう言った。初めて見る彼女の態度。


「え、で…でも…」
「鍵…しめたつもりだったんだけど…、何でもないから…」


だから出て行けと、そう瞳で言う彼女に、ほんの少し足が竦んだ。明らかに苦しんでいるのに、「出ていけ」と言われて、どうして良いかわからなくて。


「だ、誰か──…」


思い立って、誰かを呼ぼうと思ったんだけど、それは嫌だったみたいで。


「誰も呼ばなくて、いい」


とっさに出口に向かおうとした私の手首を掴んで掠れた声でそう言った。掴まれた腕が少しだけ痛いのは、彼女が吸血鬼になったことで力がそれに近づいてしまったからなのだと思うと胸が痛くなった。


「でも……」


そう言いかけて、言葉を飲み込む。フェイトちゃんの顔が泣きそうな顔に見えたから。


「…見られたく、無いんだ。」


息を荒くして、震える身体を抱きしめるようにそう言う彼女の様子で、なんとなく勘付いてしまった。これは発作なのだと。人間にはない、吸血衝動。


「もしかして、時々そうなるの……?」
「………。」


無言で、少し困ったような表情。それは肯定の意味なんだろう。少しだけ経って、ぎゅっと自分の腕を掴んで。


「君にも、……見られたくは無かったよ。」


そう言って少しだけ儚く笑った。震える手を隠して。


「分かったら、少しだけ外で待っててくれないかな…。」
「でも…、ッ……」


少ししたら落ち着くから、なんて悲しそうな、辛そうな顔。この人のこんな顔見たくなくて、どうしてか私が泣きそうになった。どうすればこの人を助けてあげられるのか。私が思いつくことなんてただ一つで。


「……ッ、…」


きっと彼女は望まないだろう。これが彼女を救う方法だなんて思わないけど。だけど、でも。──…制服の胸元のボタンを、ひとつ、ふたつと外して真っ直ぐに彼女の目を見て首を、向ける。と、彼女の瞳が少しだけ見開かれた。


「私の、──…」


血を飲んで。と言う言葉は声にならなかった。すぐに手が伸びてきて、私の制服のシャツを閉じたから。苦しそうに肩で息をしながら、それでも頑なに。


「言ったはずだよ…なのは。」


酷く苦しそうな顔をして、それでも彼女は、少しだけ笑ったような気がした。私の制服から手を離して、手の甲に爪を立てて耐えながら顔を覆って、時折苦しそうな吐息を押し殺して。それから彼女は、うつむいて、静かに言った。


「──…私は誰の血も飲まない。」


そう言った彼女の声は、苦しくて泣きそうな声だった。













fin.








って言うのを書いてたみたいでした。前に。
拒絶するフェイトちゃんとかそんな。なんか続きと言いながら全然別ものな感じするけど。
とりあえず、おわセラおもろい。あの制服フェイトちゃん似合うと思う。ます。





テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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