もんもん

初デデーンの後で避けられたりするようになって初デデーンで何かしちゃったかなとか自分の恥ずかしい姿を思い返しながら悶々するなのはさんとか可愛いじゃんって。

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「フェイトちゃん、お仕事忙しい…?」


今夜会えないかな、なんて続けた言葉に。


「ん…どうだろ。ちょっと難しいかな…。」


まだちょっと仕事が残ってて。なんて。通信の相手、フェイトちゃんはウィンドウの向こうで曖昧に苦笑を浮かべた。


「じゃあまた今度だね。フェイトちゃんが都合良い日あったら教えてね。」
「…うん。来週には仕事も終わるから、そうしたらまた。」


微笑を浮かべて手を振って。彼女との通信を閉じた。






「……んー…。」


ここ最近、彼女の様子がおかしい。…と思う。違うかな。少しだけ思い当たって、肺の中の空気をため息に変えて吐き出した。溜息を吐いて少しだけ姿勢を崩して机に頬杖をつく。


避けられてると、思う。


他でもないフェイトちゃんに。考えてみたら思い当たるふしがいっぱいある。だっていつもだったらフェイトちゃんは忙しくても少しくらい顔を合わせてくれてたし。なのに、ここ最近はめっきり会ってくれなくなった。付き合ってるのにもう一週間くらい顔を合わせてない。通信でしか。そう思うと自然と唇が尖る。




「なんやアヒルみたいな顔して。お待たせ。」
「…遅いよはやてちゃん。」


そこに待ち合わせしていた人物がやって来た。はやてちゃんは私の顔を見るなりなんだか分かったような顔をして「フェイトちゃんと何かあったん?」なんて笑う。面白そうに。


「何かあったとかじゃないんだけど…。なんだか避けられてる気がするの。」


ここ最近、と続けるとはやてちゃんはちょっと意外そうな顔をして「へぇ」なんて言う。それから二人分のコーヒーを注文して話を続けた。


「何か避けられる心当たりってあるん?」
「……それ、は…」


私とフェイトちゃんは交際を続けてもう四年くらい。思い当たる事って言ったら一つしかなくて、なんとなく言葉を濁した。それは先週の二人の休みが重なった時の事。その日はフェイトちゃんの家に泊まる予定で、…っていうかお泊りしたんだけど。そこでなんていうか初めて「そういうこと」をした。四年も付き合っててまだなの?なんて言われたこともあったけど、フェイトちゃんは奥手だし私も恥ずかしいしで、ついでに言えば仕事も忙しかったし。だからそう言うのは全然だったわけで。

けど、先週。そういうことをした。自然の成り行きだったと思う。

それ以来だと思う。フェイトちゃんがちょっとずつ距離を置いてるっていうか、避けられてるって感じたのは。


「なんや。心当たりあるん?」
「……ない…けど。」


だけどそんな話を幼馴染であるはやてちゃんに赤裸々に話すのは少しだけ躊躇われた。恥ずかしいし。結果として私は「分からない」なんて答えてしまったわけで。はやてちゃんは「気のせいやないの?」なんて言って、運ばれてきたコーヒーに口をつける。


「ちなみにさっき聞いた話やけどフェイトちゃん夜から急に航行行くらしいよ。」
「ふぇ?そうなの?…聞いてない。」


フェイトちゃんが話してくれなかったことにショックを受けているとフォローするようにはやてちゃんが「フェイトちゃんもまだ知らないんやない?」なんて言った。どうやら急遽決まったことみたいで、後からフェイトちゃんからメッセージがきて、ちょっとだけほっとした。それにしてもはやてちゃんの情報網ってすごい。


そんなわけで、結局「避けられている」と思う理由の話は最後まではやてちゃんに出来ないまま、私はひと時を過ごして隊舎へと帰宅したのでした。









「……はぁ。」


避けられているような気がするのは、やっぱり違わないんだと思うんだけど。いつもだったら航行に行く前には必ず顔を見せてくれたし。なのに今回はそれがなくて。

そこで私は避けられている原因について、また思いを馳せる。はやてちゃんに言えなかったそれは、やっぱりどう考えても初めて体の関係を結んだことに関係がある。…と思う。

お風呂に入る準備をしながら、鏡に映る自分に眉を寄せて。自分の体で、例えば至らぬ点があったのかとか。考えるのはそんな馬鹿みたいな事。そりゃあフェイトちゃんにはどうしても敵わないと思う。プロポーションとかそういうの。けど。自分の体を見て、もう一度眉を寄せた。……普通の方だと思う。可もなく不可もないプロポーションだ思う。何よりフェイトちゃんに限ってそういうのが原因だなんて絶対ないと思うし。胸が小さいから避けるとか、そんなのまったくもってありえない。……彼女に限って。

じゃあ何か。そんな風に考えて、急に顔が青ざめたような気がした。


実はその行為の最中、あんまり余裕がなかった。っていうか普通そうだよね?初めてだったし。何より恥ずかしくて私はとにかくフェイトちゃんにしがみついてるだけで精いっぱいで。途中で声とか、そう言うのを我慢することも出来なかった。…気がする。思い出せば出すほど恥ずかしくて、私は大きく頭を振った。よく考えたら鏡の前で半裸で何してるんだろうって思うんだけど。


「もしかしてそれが原因…?」


もしかしたらそう言う姿に引かれたとか…?それとも行為の最中に無意識のうちに、彼女にしがみついているうちに何かしてしまったんだろうか?思い返せば思い返すほど恥ずかしくなってくる。フェイトちゃんも余裕ないように見えたんだけど、実は引いてたりした?


「はぁ……。」


そう考えるとなんだかフェイトちゃんと顔を合わせたくないような。


「全然分かんないよ…フェイトちゃん。」


それでも彼女と肌を合わせるのは、恥ずかしかった以上に幸福に満ちていた。優しかったし、温かかったし。より一層彼女の事が分かったような気がしたんだけど、今では逆に分からないし。気の所為なら良い。だけどやっぱり避けられているのは気の所為じゃないと思う。



悶々と考えながら。今頃は出航しているであろう彼女にメッセージを送った。





“フェイトちゃん、話したいことがあるんだけど、いつなら都合がいいかな?”





だけど、その返事は次の日になっても返ってこなくて。私は悶々とした気持ちを抱えたまま、仕方なく彼女の帰りを待つことにしたのだった。

















fin








続くかどうかわからないけど。
フェイトちゃん目線で続きたいと思ったり。思わなかったり。













ツイッターで見た巻きポカが想像以上に良かった。おててが寒くない!












テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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