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answer

病院で点滴受けながら(*ノ ∀ `*)かいた。。
次はdoubt更新しますねぇ…

体調が芳しくない(*ノ ∀ `*)たは…w


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ぱたぱたと駆けていく足音に、目を向ける。──と、女の子の局員が二人なにやらほんの少しだけ頬を染めて声を潜めて話していた。

そんな様子に、なんだか走っちゃ駄目だよなんて言うのも野暮なような気がして、私にしては珍しく見逃してあげた。二人が駆けてきた先、見ればそこには漆黒の制服。見慣れた金髪。少し伏し目がちに書類に目を向けながら、唇に手を当てて考えに耽るフェイトちゃんが居た。歩きながら書類を読むなんて、と。こっちは見逃さなかった。


「フェーイートちゃん?」
「わ、なのは…っ、どうしたの?」


突然目の前に立って名前を呼ぶ。と、思った以上の反応に少し苦笑が滲む。なんていうか隙だらけ。


「どうしたのじゃないでしょ。」


書類を指差して、次いで少しだけ睨むと、フェイトちゃんは私の言いたいことを察したみたいで「危ないでしょ」なんて後から言葉を付け加えた私に「ごめん」と頬をひとかき。


「ちょっと、内容気になっちゃって。少し目を通しておこうかなって。」
「ぶつかったら危ないよ?」
「あはは…」


うーん、どうやら遅かったみたい。察するにさっきの二人組とぶつかったとかその辺かな。──相変わらず人気だなぁ、なんて少しだけ妬けちゃったりもして。


「なのは、もう帰るところ?」
「フェイトちゃんは?」
「うん、もう少し仕事しようかなって思ったんだけど…。」


なのはに会ったらなのはと家でゆっくりしたくなっちゃった、なんて。少しだけはにかんで。相変わらず狡い。勿論、私もフェイトちゃんが帰るなら帰りたいと思う。そんなことを言われたら尚更。


「じゃあ帰ろっか。」


そんな訳で、帰路に就くことに。二人で帰る機会なんて滅多に無いし、帰り際に「デートみたいじゃない?」なんて冗談めかして言ったらフェイトちゃんは顔を赤くしてたりして。そんな事があったから、なんとなく思い出したのかもしれない。



そうふと思ったのは、夕飯を終えて、お風呂も終えて。就寝前のひとときのことだった。ソファーに座って、ティーカップにはレモンを浮かべたレモンティー。珍しい紅茶葉をはやてちゃんから貰って、たまには紅茶にしようなんて。そんなティーカップを手にしたまま、フェイトちゃんに話し掛ける。


「ね、フェイトちゃん。」


囁くような声音で話し掛けると、フェイトちゃんは少しだけきょとんとして「どうしたの?」なんて綺麗に微笑んだ。フェイトちゃんは仕事の書類を読み終えたところで、テーブルで書類の端を整えている。なんとなく、思い出したのは久し振りに一緒に帰ってきたからだと思う。あとは、局ですれ違った二人の女の子の雰囲気とか、そういうの。自分の思春期を思い出したっていうか。


「フェイトちゃんは覚えてる?」
「うん?何を?」


懐かしくて笑っちゃう、思春期。勿論、今でもその延長線上に居るんだけど。


「私に好きって言ってくれた日のこと。」


そう言ってちらりと視線を向けると、フェイトちゃんは一瞬きょとんとして、それから火をつけたみたいに赤くなった。とても分かり易く。


「え、えと…なに?急に…なのはは覚えてるの?」


口元に手の甲を当てて、照れを隠す仕草。フェイトちゃんの隠れた癖。自分でも気付いてないんだろうけど。


「わたし?…勿論覚えてるよ?」


思い出すのは学校帰りのこと。中学校の頃。──卒業間近の夕暮れ時。正直とても驚いたというのが最初の気持ちで、その後は。


「その日の夜は嬉しくて眠れなかったかな。」
「えっ」


クスッと笑って、恥ずかしい思春期の話。甘酸っぱくて、年甲斐もなくて恥ずかしいそんな話。好きって言われた日の夜は、ドキドキして眠れなかった。嬉しかったし、恥ずかしいような気もしたし、驚いた。だけど少しも答えに迷わなかった。なのに。


「なのにフェイトちゃんは言い逃げなんて酷いことするし。」
「………。」
「酷いよね、逃げるなんて。」
「いや、あの時は…私も、なんていうか必死で。」


私の家の前まで送ってくれて、フェイトちゃんは。突然「好き」と告白したと思ったら次の瞬間には「またね」なんて顔を真っ赤にして走って逃げてしまった。私も驚いてフェイトちゃんを追いかけることも出来なかったんだけど。思い出すだけで可笑しくなるそんなお話。


「ま、良いけど。」


クスクス笑う私に、フェイトちゃんは居心地悪そうに落ち着きなく視線を彷徨わせた。普段からは想像出来ない情けない姿で、だけどそんなフェイトちゃんがとても好き。


「………。」
「なのは?……どうかした?」


無言で見つめる私に、ちょっとおどおどしたフェイトちゃんが首を傾げる。以心伝心。出来るかな、なんて。


「以心伝心。」
「なにそれ、脈絡ないよ?」


子供っぽい言い方をしちゃった気がする。私の言葉にフェイトちゃんが苦笑した。けど、それ以上なにも言わない私に、徐々にフェイトちゃんがそわそわし始めて。


「何年も付き合ってるんだから出来るかなって。」


以心伝心、と笑うとフェイトちゃんの頬をが少し染まった。それを見て、なんとなく伝わった予感。


「私の考えてること、分かるかなって。…私からフェイトちゃんへの問題。」
「……間違えてても、知らないよ?」


そう言って、恐る恐る頬に添えられたフェイトちゃんの手に。よく出来ましたの意を込めて、そのまま自分の手を重ねて添えた。


「こたえてみせて。」


当たってるかどうか。




近付く距離と、触れた唇に。
ほんのり香ったのはレモンと紅茶の香り。














( *՞ਊ՞*)




テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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