こい。

前に書いてたやつです(^ω^≡^ω^)
やまなしおちなしのゆるゆる話


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焼け付くようなこの気持ちは、確かに「恋」なんだろう。一方通行の、片想い。

さらさらと、音を立てて。目の前でノートに文字を走らせるなのはの伏し目がちなまつげとか。不意にひと房こぼれた髪を耳にかける仕草とか。そんな些細な仕草に目を惹かれた。

「フェイトちゃん、なに考えてるの?」
「……え?」
「さっきから、見てるでしょ。こっち。」


知ってるんだから、なんて顔を上げて、なのはは悪戯っぽい笑みを浮かべる。小さい頃から変わらない、なのはのそんな笑顔に、胸がぎゅってなった気がして。無意識に手が胸元のシャツを掴んだ。


「え、もしかして何処か具合悪いの?」
「ち…違うよ。ちょっと、考え事。」
「なぁに?」


慌ててごまかす私に、なんだか不服そうな顔をして。なのはは眉根を寄せて、私を見る。こんな時、私はいつも上手に自分の感情を隠せなくて、だから余裕のあるポーカーフェイスに憧れる。もう少し大人になったら、私にも余裕ができて、些細なことにつまらない嫉妬なんかしないで、なのはを優しく守ってあげられる存在になれるのかと。


「フェイトちゃん…?」


そうなったら良いなと思う。


「ん、もっと頑張らなきゃかなって。」
「ふぇ?なにが??」
「秘密。強いて言うなら、格好良い大人になりたいなって。」
「んー、わけわかんない。」


ちょっと怒った顔で。なのははノートに顔を戻す。「心配して損した」なんて文句を言いながら。


「……フェイトちゃんは今のままでも十分格好良いけど。」


それからほんの少し唇を尖らせて、気恥ずかしそうに言ったのだった。そんななのはにまた、胸がぎゅってして。私も、自分のノートに顔を向ける。顔が赤くなっていたらどうしようかと不安になって恥ずかしくなって、口元に手の甲を当てて隠す。焼け付くような気持ちの反面、微かに甘く、恥ずかしく甘酸っぱいような想いが胸を騒がせる。


まぎれもない恋。なのはに恋をしている。


もしかしたらなのはも私のことを、なんて。なのはの反応を見て、思ったのはそんなこと。ほんの少し、期待しても良いんだろうか。なんて。自分の真っ白なノートを見ながら、そんなことを考えていた。









テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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