ことばぜめ

ざくざくなのふぇいー(ノ)°ω°(ヾ)
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「それ、ちょっと分かるかも。」


そんな風に、今しがた。目の前で言われた台詞に思わず書類の上を走っていた視線が止まった。ちらりと一度視線を向けるけど、目の前のなのはは私の方を見てはおらず、話し掛けられた恐らくは後輩と言える女の子に笑顔で対応していた。


「やっぱりなのはさんもそう思いますか?」


などと。なのはが相槌を打った事に、盛り上がりを増したその女の子の話は、いわゆる恋話と言われるようなもの。公とはしていないが、これでも私となのはは恋仲。つまり、なのはが言うのはイコールで私の事につながるわけで。先ほどから話している話の内容といえば、「恋人に愛を囁かれたい」といった内容の話だった。

要約すれば、「愛してる」とかそういうのは声に出していって欲しいなる願望の話だった。


なのはに向けていた視線を戻して、今一度書類へと走らせる。神経を目の前の話に向けているお陰で、書類の内容はあまり頭に入っては来なかった。



「んー、そうだなぁ…やっぱり言われたら嬉しいよね。」


ふふ、と小さく笑ってなのはは特に私を意識せず、慕ってくる恐らくは教導隊の女の子に言うわけで。ちょっとだけ、予想外というか想定外というか。知らなかった。なのははどちらかと言うと、堅実なイメージで、だからそんな風に言われたいと思ってるなんて、知らなかった。もちろん社交辞令で話を合わせてる可能性だってあるんだけど。それにしても。なのはのことを、理解しているつもりで、理解できてなかったのかな…なんて少しだけ悔しい気もした。






「…フェイトちゃん?もしもーし?」
「あ、…ぇ?あれ?さっきの子たちは?」
「もうとっくに戻ったよ?」


大丈夫?なんて。ぼんやり考えているうちに、目の前になのはが手をかざす。どうやらいつの間にか教導隊の女の子たちは去って行ったらしい。そんなにぼんやりしてたとは思わなかった。苦笑して、ごめんと謝罪。


「そんなにお仕事してると疲れちゃうよ?」
「いや、そうじゃ…無いんだけど。」
「なぁに?」


きょとんとして、なのはは目の前で頬杖をつく。その仕草に、なんだかドキッとして、隠すように誤魔化すように口を開いた。先ほどの真意を知りたくて。


「あの、なのはも、やっぱりその…」
「うん?」
「言葉にして欲しいタイプなの…?」


ごにょごにょと歯切れ悪く言う私に一瞬笑って、なのはは「そーだなぁ」なんて考える仕草。やっぱり話を合わせてあげてたのかな、なんて思う矢先。


「さっきの話のこと?」
「ん、うん…」
「まぁ、どっちかって言ったら、やっぱり言われたら嬉しいのかなーなんて。」
「そ、そうなの?」
「だって、愛してるなんて何度だって言われたいじゃない?……もちろん、誰に言われても嬉しいわけじゃないけど。」


クスッと笑って、ちょっと艶っぽい顔。「誰に言われても嬉しいわけじゃない」なんて言いながら私に視線を向けて。それから、続ける。


「言葉より態度の方が大事だけどね。」


助け舟を出すような言い方にちょっとだけ安堵して、不安になって聞いてみる。


「私のは伝わってる?…よね?」
「フェイトちゃんが私を…ってこと?」


直球で言われて、ほんの少し頬が熱くなる。


「そーゆー風に赤くなるとこ分かりやすいから大丈夫。」
「そ…そう。」


恐らく何枚もなのはの方が上手だ。この話題は長く続けるとまずい予感がした。


「で、でも意外だったな。」
「なにが?」


クスッと笑って、なのはは少しだけ目を伏せた。


「なのは、理性的だし堅実っていうか…あんまりそういうの言ったことなかったから。」
「それって堅物ってこと?」
「そ、そーじゃなくて!」


まぁ確かに、昔から頑固なところはあるけれど。


「もー。みんな私のこと理性的とかなんとか言うけど。」


ほんの少し身を乗り出して。なのはは声を少しだけひそめるようにして続ける。


「わたしだって女の子なんだし、フェイトちゃん馬鹿になっちゃってフェイトちゃんの事しか考えられない時だってあるんだよ。」
「うぇ…」


ド直球とはまさにこのことだと思う。なのはは至って真面目な顔でそう言っているけれど、私はかそれどころではなかった。嬉しいけど恥ずかしい。そんな気持ち。けど、きっと赤面間違いなしの私にお構い無しに、なのはは更に続けた。


「フェイトちゃんは気付いてないかもしれないけどね?」


目を閉じて、少しだけ笑って。


「フェイトちゃんが考えてる以上に、私はフェイトちゃんだけを愛してるの。」


分かった?なんて、ちらりと覗かせた青い瞳に。長いこと付き合っているはずなのに、まっすぐ見つめられて、沸いたのは恥ずかしさ。

もちろん、想ってくれていることはよく分かってるけど、いざ言葉にされるととても照れる。ここで「私もだよ」なんて言うような余裕があればよかったのだけど、生憎そんな余裕はなくて。


「あ、ありが…とう…。」


辛うじてそう言うのがやっとで。



後日、そんな私たちの姿を目撃していた幼馴染に「なのはちゃんの言葉責めすごいなぁ」なんて言われたりしたのだった。










みたいな( ◔ д ◔ )

テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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