ひぃ

かけたらもういっこSS書きたいなぁ、なんて。
あと皆さん忘れてるかもしれないけど昔書いてた「素敵な恋は~」とかたまに書きたくなる衝動に(略 web拍手 by FC2






「はぁ…。」


まぁこんな事だろうとは思っていたから、全然大丈夫。…うすうす感づいてはいたし、だからこの結果には十分満足している。……なんていうのは嘘だ。


「人ってどうして二股するのかな。」
「……いや、すべての人がするわけとちゃうからね?フェイトちゃん。」
「もう暫く誰とも付き合わない。」
「…コーヒーでも奢ろうか?」


私、フェイト・T・ハラオウンは、くたびれた会社員。先日交際していた相手に二股をかけられていたことが発覚して尚且つ振られた。仕事が忙しくてなかなか会えないとかそういうのもあったし、原因は私にもあると思う。だから、まぁ別に良いんだけど。


「それにしてもフェイトちゃん女運がないというか…相手を見る目無いんやない?」
「……ぐ。」
「それに、二股されたって言うても正直あんまり傷付いてないやろ?」
「そんなことは…」
「フェイトちゃん、付き合うのオーケーする割には時間とってあげないし…」


そんなに好きでも無い相手になんで首を縦に振るのか、と隣を歩くはやてが深いため息を吐いた。


「だって、断る理由がないし…」
「あー、はいはい。」


相手も気の毒といえば気の毒やな、なんて言って、少し苦笑して。


「それにしたってフェイトちゃん相手に二股とは。……挙句振られたんやろ?」
「うん。私が切り出す前に、別れてって。」
「ふぅん…まぁ今日は仕事も早く切りあがったし、景気づけにコーヒーでも飲んで。な?」


はやては私の同僚で、昔からの親友で。私は仕事の関係で、最近この海鳴市に越してきたわけで。そんなところで、街の案内も兼ねて、はやてがおすすめする店で、コーヒーでも、と誘われたのだった。


「いらっしゃいませ。」


連れられて入ったその店は、上品そうなコーヒーの香りがした。こんな所にこんな店があったのかと思うほど、一言で言えば「良い店」だった。


「こんなお店…あったんだ。」


知らなかったと言うとなぜかはやてが自慢気な顔をした。


「別にはやての店じゃないでしょ。」
「いやいや、私昔から常連やし。フェイトちゃんも絶対気に入るよ。」
「そうだね、お店の雰囲気はすごく好き…かな。」


煩くなくて落ち着けるような、そんな雰囲気。はやては慣れた感じでお店の人にコーヒーを二つ頼んだ。


「それで?」
「なに?」
「いやぁ、二股かけられた挙句振られたフェイトちゃんは今後どうするのかと。」
「ど…どうもしないよ。別に。」
「愚痴の一つも聞いてあげよう思ったんやけど。」
「……これと言って無いんだよね。」


最初にはやてにこの話をしていた時は、確かに不満はあった。なんで私が振られる方だったのか、なんて。酷く小さい不満が。けど、歩いているうちにそんな感情は薄れてきて、お店に入った時点でもうどうでも良くなってしまった。


「フェイトちゃん、人を好きになったことある…?」
「なに、突然。」
「いや…ちょっと心配になって。」


断る理由がないから首を縦に振って交際を始めて、二股されて振られて、特に不満もない。確かに、こう言葉にすると一体何をしているのかって気にはなるけど。


「流されすぎっていうか…フェイトちゃん、少しでもその付き合ってた人のこと好きやった?」
「え…いや、流石に嫌なら付き合わないし…」
「そ、そうやなくて。例えば会いたいとか声が聞きたいとか。そういうのあった?」
「…………。」


そんな感情、ドラマや映画の中だけじゃないの?と言いかけて、言葉にするのをやめた。すでに察したようで、はやてが明らかに呆れた顔をしていたから。


そんな所で。


「お待たせしました。」


頼んでいたコーヒーが席へと届く。ちょっとだけぎこちないような手つきでコーヒーを置く女の子に自然と目がいって、目が合ってしまった。その子はまだ多分学生とかその辺だろうか?アルバイト?とにかく、見た感じは随分年下のようで。目が合って少しだけ照れたように笑う。


「あれ、なのはちゃん今日はお店の手伝いなん?」
「こんにちは。…今日はお姉ちゃんが居ないから。」


コーヒーを運んできたその女の子に、はやてが話しかける。どうやら顔見知りだったみたいで、その女の子もはやてに少しだけ親しんだ口調で言葉を返していた。


「なのはちゃん、これ、私の親友。…フェイトちゃん。」
「ふぇ、えっと、高町なのはです。」
「あ…フェイトです。……コーヒーありがとう。」


急に紹介されるとは思ってなくて私もその女の子も少しぎこちない挨拶になってしまった。はやてはそんな私たちを面白そうに見ていたけど。


「えっと、ごゆっくり…!」


そんな視線に余計に照れたのか、その女の子はそそくさと私たちの席を後にした。戻る途中で常連の人から話しかけられていたりして。そんな背中を見送って、コーヒーに口を付けたとこで今度は目の前に座るはやてと目が合う。


「……なに?」
「いやいや。随分見てるなと。」


見ていたことを否定出来なくて、コーヒーを飲んで誤魔化す。程よい苦みと、良い香り。とても美味しかった。はやてじゃなくても、私も通ってしまいそうなほど。それから、お店の中を歩くさっきの子を何度か見かけて、目で追って。はやてに何度か指摘されては否定して。


「なのはちゃん、高校生なんよ。」
「……そうなんだ。」


聞いてもいないのにその子について話し出すはやてに一度視線を向けてコーヒーを飲む。そんなことを繰り返してたらあっという間にカップの底が見え始めた。


「あのさ、はやて…さっきから…」
「なのはちゃーん、おかわり貰っていい?」
「はーい。」


絶対わざと今遮ったな、と思ったけど何も言えなかった。呼ばれたその子がすぐに新しいコーヒー持ってきてくれて、淹れたてのコーヒーを飲む。どういうつもりかはやては私とあの子に接点を持たせたいらしい。


「はやて、どういうつもりなの?」
「んー?なにが?」
「………。」


結局その後ははやても何も言わなくて。その後少し滞在して、お会計を済ませてその店を出た。多分、きっとまた来るだろう。とても雰囲気が気に入ってしまったから。それに、なんとなくまた来たいと思った。どういうわけか。


「なのはちゃん、可愛かったやろ?」
「ん?…あぁ、そうだね。初々しい感じだったね。」
「やらしいなぁ。」
「な、なんで?」


別に他意は無いのにからかわれて少しだけ大きい声が出た。


「でも、フェイトちゃんが次に誰かと付き合うなら、なのはちゃんみたいな子がええと思うよ。」
「……もう誰とも付き合わないよ。」


というかもう適当な気持ちで首を縦に振るのはやめる。そう言うとはやては少しだけ苦笑した。



その後ひょんな場所で彼女、なのはに偶然会ったりして。会う時会う時違った一面を見せる彼女に言いようのない気持ちを抱くのは割と少し後の事で。

謎の葛藤に見舞われるのもすぐ後の事で。


後ちにそれが恋なのだと知って、だけど相手が高校生だということにもっと葛藤するのはまだ少し先のこと。



とりあえず、この時はまだそんな事には全然気が付きもしなかった。












FIN




ありきたりな話になってしまった('ω')
初心な高校生とちょっと抜けてる会社員の純真ラブコメ('ω')
ひょんなことからご飯とか作ってくれたりするようになったなのはちゃんを性的な目で(略)

はぁ~…なのフェイほしい。


テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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