待ち人と書いてフェイトちゃんと読む

あけましておめでとうございます(∩˙-˙∩)!
今年も宜しくお願いします!!
2017年もなのフェイしてきたい!です!
追記から短編( ◔ д ◔ )!


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「お待たせ、フェイトちゃん。」
「……、う、ん。」


待ち合わせ場所で待っていたフェイトちゃんに、少しだけ駆け寄って声を掛ける。フェイトちゃんは後ろから声を掛けられたことに少し驚いて、私の姿を見て、やっぱりまた驚いた顔をした。


「にゃはは、似合う?」


そんなフェイトちゃんが面白くてそう聞くと、フェイトちゃんは3回くらい頷いてから、それから少しだけ頬を染めて笑った。


「すごく可愛い。…似合ってる。」


包み隠さない褒め言葉になんだか照れるような。そう言って欲しくて準備した振袖なわけで、フェイトちゃんがそう言ってくれたことはとても嬉しい。


「じゃ、行こっか。」
「…うん。」


二人で待ち合わせて行く初詣。アリサちゃんやすずかちゃん、はやてちゃんは遅れて来るみたいで。なんとなく2人で歩くのがこそばゆい。慣れない振袖でそわそわするし。


「なのは、寒くない?」
「うん。てゆーかフェイトちゃんも振袖で来ればよかったのに。」


絶対似合うのに、なんて言う私に。


「私は良いよ。」
「フェイトちゃんの振袖姿見たかったー。」
「私はこっちの方が動きやすいし、それに──」
「っ、ふぇっ」


本当に、慣れない振袖で歩くのは一苦労。草履にも慣れなくて、危惧していた通り、私は足元の小さな段差に躓いてしまった。

けど、転ぶ事はなかった。と言うか、咄嗟にフェイトちゃんが手を差し伸べてくれたおかげで何ともなくて。目が合って、フェイトちゃんが微笑む。


「それに、こういう時に動きやすいでしょ?」


ほらね?なんて。これだから困る。フェイトちゃんは物腰もスマートで、自然に王子様みたいなことを言う。


「はぁ、フェイトちゃん…」
「え?なに?」
「うぅん。ありがと…。」
「手、繋いで行く?」
「ん。」


自然に差し伸べられた手に触れて、手を繋いで初詣。全く本当に、フェイトちゃんは。アリサちゃんとかすずかちゃんが居たらなんて言われたことか。


「なのはの手、温かいね。」
「そうかな…。」


初詣。二人っきりで、手を繋いで。
これで付き合ってないって言うんだから、本当にもう。


「どうかした?なのは。」
「ん、何でもない。あ、フェイトちゃんおみくじ引こ?」
「うん。今日は人がいっぱいだね。」


不満な顔をしたわけではないけど、私の心を読んだみたいなタイミングで首を傾げるフェイトちゃん。フェイトちゃんとは、小学3年生からの付き合い。もう随分と長いお付き合いで、気心知れた大親友。な、わけなんだけど。それ以上ではない。


そろそろ進展しても良いんじゃない?とか思うのが本音なわけで。親友以上、恋人未満。良い雰囲気にはなるのに、決定打がないって言うか…。私が自意識過剰じゃなければ、フェイトちゃんも私と同じ気持ちで居てくれてるのかなって思うんだけど…。


そんな風に、新年早々悶々としながらフェイトちゃんに手を引かれて、おみくじを。私はおみくじとか占いとか、そういうのはあんまり信じてないけど、どちらかといえばフェイトちゃんはがっつり信じるタイプ。隣で真剣におみくじの文字を読んでいるフェイトちゃんは何だか可愛かった。


「フェイトちゃん、どうだった?」
「えと、…吉だって。良い方…なのかな?」


ほっとした顔で、なのははどう?なんて。見れば私も同じような感じ。吉だった。「お揃いだね」なんて笑うフェイトちゃん横目に、目についたのは恋愛運。


「あっ。」
「どうかした?」


何か悪い事書いてあったの?なんて心配そうに見るフェイトちゃんに。


「待ち人来るって。」
「え?」


ちらりと見せたその文言。見せながら、来るかなぁ、なんてちらりとフェイトちゃんに視線を向けて、メッセージ。そろそろ待ちくたびれてます。なんてそんな気持ちを視線にのせて。


「えっと…」
「私の待ち人、来るかなぁ」


今年こそ。わざとらしくそう続けて言うと、フェイトちゃんは一瞬視線を泳がせた。


「ちなみにフェイトちゃんはどうだったの?」
「…え、ば、万事良し?かな。」


これってちょっと適当じゃない?なんて自分のおみくじを見て笑うフェイトちゃんがなんだか少し焦ったい。私の勘違いじゃないのなら、そろそろいい加減フェイトちゃんから言葉が欲しい。


「そっか。…ねぇ、フェイトちゃん。」
「な、なに?」
「……来るって。待ち人。」
「えっ」
「私、待ってていいのかな?」


小首を傾げて視線を合わす。鈍感この上ないフェイトちゃんでも薄々分かったみたいで、みるみる赤に染まっていく頬を見て。


「どう思う?」


攻めの一手。フェイトちゃんはそんな私の質問に何か言いかけて、口を閉じて視線を右往左往。──した後、手の甲で口元を隠して、宙を仰ぐ。はやくはやくと急く私の視線から逃れるように。


それから。


「く、来るんじゃない…かな?」


しどろもどろにそう言って「もう少し待ってみたら?」なんて言う始末。なるほどそう来たかと、なんだか少しだけ笑いが漏れた。


「じゃ、待ってよーっと。」


フェイトちゃんの言葉に、悪戯にそう返して歩き出す。


「なのは?」
「ほら、フェイトちゃん、おみくじ結んでこよ?」
「うん。あ、なのは転ぶよ?」


そう言って、慌てたように差し出されたフェイトちゃんの手を握った。








──待ち人来たる。


出来ればなるべく早めでお願いします、と願いを込めて木に結ぶ。


「あとどれくらい待つのかな。」


隣の「待ち人」はそんな私の呟きには気付かず、一生懸命枝におみくじを結んでいた。













あけおめ( ◔ д ◔ )です。



テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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