よくある

前に書いてたやつ。です。
4DXとてもよかった><てか揺れすぎ…w

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──午後の本局 ラウンジ内。

4人掛けのテーブルに書類を広げて、テーブルの端にはまだ注いだばかりのアイスコーヒーを置いて。

私、フェイト・T・ハラオウンは、待ち人を待って居た。と言っても、なんのことはない。なのはとはやてと打ち合わせをする為の待ち合わせ。そこに、たまたま手が空いてしまった私が少し早めに着いたという訳で。守秘義務の無い、当たり障りのない書類を、一人で読んで待って居た。

腕の時計に目を向ければ、待ち合わせ時間までまだ少々余裕があった。いつもなら三人のうちの誰かの部屋で、なんてなる所なのだけど、たまにはラウンジでお茶でもしようよ、なんてなのはが言ったので、今に至る。

日頃の疲れが溜まっている、などと思っている訳ではないけど、何となくひと息ついて、少し行儀悪く頬杖をついて。文字の羅列を目で追った。


「………。」


こんな風にして誰かを待つのは久々な気がして、もっと言えば懐かしいような、そんな気分。昔、なのはと付き合いたての頃、中学生も終わる頃。その時もこんな風にして、学校でなのはを待ってた事があったっけ…なんて。思い出すのはそんな事。あの頃はまだなのはの顔を正面から見つめるのも恥ずかしくて、そんな私にいつもなのはは笑って居た。笑ってる自分も恥ずかしそうに頬を染めているくせに。

それから。


───大好きだよ。


いつもくすぐったく耳打ちする。まぁ、それは今も変わらない情景ではあるのだけど。





そんな事を考えていたら、だんだん意識が微睡んできて。いつの間に閉じて居たのかわからない瞼を薄ら開けた。



ぼんやり瞼を開いたその先。いつの間に来てたのか、手元の書類に向けていた顔を上げて、こちらを見る青い瞳と目が合った。それから、「あ、起きた?」なんて言って笑う顔。その隣では「私アイスココア」なんて誰かに向かって注文しているはやても居て。本当に、二人ともいつの間に来ていたのか。気付かなかった。


「おはよ、フェイトちゃん。」


クスクスと。なんとなく、そんな風に笑った顔が、懐かしい情景と重なった。


“ 大好きだよ。”


そんな風に笑って耳打ちするなのはと。

だから。


「私も、大好きだよ」


無意識に、自然と。そう口にして、音になった自分の言葉に、突然意識が覚醒した。ちなみに目の前のなのははきょとんとして、私の言葉に驚いたのか、目を見開いている。

一瞬、辺りが静寂に包まれて、時が止まったような気さえして、自分の仕出かした事を理解した。まさか公共の場で寝惚けるとは。



「……人前でそういう事言わないで。」


それから、両手で顔を覆ってそんな風に言うなのはは耳まで真っ赤で、慌てて私も言い訳をする。


「あ、いや…なんか、夢で…」


そんな風に、しどろもどろ下手な言い訳をする私の斜向かいで。


「ココアやなくて、やっぱコーヒーで。」


濃くて苦いやつな、なんてはやてが注文を変更する声が聞こえたのだった。










(ノ)・ω・(ヾ)完

テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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