FC2ブログ

めりーみー2

に。
web拍手 by FC2






”───結婚しない?”


そう言ったなのはの言葉。


ずっと返事に悩んでいたその質問。考えに転機が訪れたのは、なのはにその話を切り出された、一週間後の事だった。幼馴染からの、恋愛感情を抜きにした生涯のパートナー提携…とでもいうのだろうか。日々過ごしていて、頭の片隅には常にあったけれど、でも答えが出なかったなのはからの提案。


本当にちょうど、一週間が経った日の事だった。






「──え?」
「居ないの? そういう人。」


目の前でにっこり微笑んで、問われた質問に。一瞬なのはの顔が浮かんだ。


「い、居ないですよ。」


久しぶりに一緒に食事でも、なんて呼び出されて誘われて、食後のコーヒーなんて飲みながら問われたリンディ母さんのその質問。「フェイトさんも年頃だし」なんて、そんな風に。なるほど、なのはも言われるって言ってたしなぁ、なんて心の中で妙な納得をしてしまった。


「あらあら、それは残念。」


残念と言いながら、さほど残念そうではないけれど。もしかすると、そういう相手が居ないのは心配だったりするのだろうか?親心とか、そういうものだったりするのだろうか。それともただの世間話?ふと、そんな気持ちが過ぎる。いっそのこと、なのはと結婚すれは、なのはも私も、リンディ母さんも、安心してくれるのかも知れない。視界の端で、子犬姿のアルフの尻尾が揺れた。


「……えっと、出来たら、紹介します、ね。」


そういう相手が、と続けるとリンディ母さんは「そう?」なんて微笑して「それは楽しみだわ」と続けた。


「その時はクロノにも教えてあげましょ。」


リンディ母さんがそう言うと、もう一度だけアルフの尻尾が揺れる。何か言いたげな含みのあるアルフの尻尾の揺れ方に、首を傾げながら私は、目の前のコーヒーを飲み干したのだった。


















「フェイトちゃん、お話ってなぁに?」


この間の話? なんて、なのはに会ったのはその翌日の事だった。


「あ、うん…あの。」


お互い仕事が休みだったのでなのはとはもともと約束をしていて。私の家で、なのはがいれてくれたコーヒーを片手に、なのはに切り出されて。


「この間の話なんだけど。」


ほんの少し言い淀んで、続ける。本当にそれで良いのかとか、相変わらずそんな考えはずっと脳裏を巡っているのだけど。そんな私を見て、察しの早いなのはが少し笑う。


「どうしてそんなに言いにくそうなの?」
「だ、だって。」


未だに迷っている。果たして本当にそれで良いのか。


「じゃあ言い方変える?」
「え?」
「フェイトちゃん、協力してくれない?」


結婚という名の協力。そう言って笑って。


「勿論、フェイトちゃんが良いならなんだけど。」


逃げ道めいたそんな聞き方に、何だか少しだけ苦笑して。


「本当に良いの? だって──」
「フェイトちゃんしつこい。」


言おうとした台詞は阻まれてしまった。

そんなこんなで。

結論から言うと、私はなのはの提案に首を縦に振って、つまるところ、お互いに利害関係を踏んだ「結婚」に踏み切った。最後の最後まで迷って悩んでいたけど、何故か決定打は自分の保険金受取人になのはを指名出来る事だった。ずっと悩んでいても、決定打というのはそんな些細な小事なのだと少し自分で苦笑したり。結婚というよりも家族になれるというイメージの方が勝ったのかもしれない。兎に角、そんなわけで。


「じゃあ、決まりで良いのかな?」
「う、うん。」


果たしてこれで良かったのか。
目の前のなのはは「良かったー」なんてなんだか楽しそうで。そんななのはを見て、なんだか私も嬉しくなったりして。




こうして、私はなのはと結婚というパートナー関係を結ぶに踏み切ったのだった。












つづk…?




テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

コメント

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
プロフィール

92

Author:92
なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
twitter
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR