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なのふぇい

SSの書き方を忘れました…
リハビリ…リハビリ…: (´⊙ω⊙`):
やまなしおちなし!
適当に書いた練習てきなやつです。




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「あっ」


ぱさぱさ、と音を立てて手元から書類が抜け落ちた。そんな私に駆け寄って、膝を折って。フェイトちゃんが書類を集める。


「大丈夫? なのは。」
「うん…ごめん。フェイトちゃん。」


ありがと、と続けて。拾ってくれた書類を受け取って、内心穏やかじゃない私は、懸命に笑った顔を作る。


「フェイトちゃん、好きな人おったんやねぇ」


そんな私のすぐ後ろで、そんな言葉が続けられて。フェイトちゃんは少しだけ苦笑して「もう昔の話だよ」とだけ言った。

私と、フェイトちゃんと、はやてちゃんとで書類を片付けながら、他愛ない話をしていて。そこで出た話。そもそもはあんまり大した話をしていなかったけど、不意に恋人を作るとか作らないとかの話になって。

そこでフェイトちゃんが言った言葉。──に動揺して書類を落としてしまった。


「なのはちゃん、知ってた?」
「ふぇ? えーと…知らなかった。フェイトちゃんそう言うこと教えてくれないもん。」


少しむくれたふりをして言うと、やっぱりフェイトちゃんは苦笑する。

たった一言、フェイトちゃんが言った「昔好きな人がいた」と言う言葉。そんな言葉に、驚いて、動揺した。それがどうしてかなんて聞かれたら、答えは一つ。私はずっと、彼女のことが好きだったから。


「なのはちゃんも知らないんか…」
「誰にも言ってないもの。」


それにもう昔の話だよ、と言って。この話はここでおしまいとばかりにスッキリした顔でに笑うフェイトちゃんに、これ以上何も聞けなくて、はやてちゃんも蒸し返すようなことはしなくて、胸にもやもやとしたわだかまりを残したまま話が終わってしまったのだった。


「……あ、しまった。ちょっと抜けても大丈夫?」
「うん? どうかしたの? はやて。」
「や、堪忍。ちょっと人に会う約束あったの忘れてた。」


それから少しだけ時が経って。あらかた書類も片付いて、もう少しで終わると言うところではやてちゃんがどうやら予定があるらしく、申し訳なさそうに言った。


「大丈夫だよ、これくらいなら私とフェイトちゃんでやれるから。」


ね? フェイトちゃん、なんて。言えば隣で頷いているフェイトちゃん。書類はもう殆ど無いし、あとはのんびりやっても1時間かからずに終わる。


「うーん、本当ごめんな?」
「へーきへーき。」
「はやて、遅れちゃうよ。こっちは大丈夫だから。」


そんな会話を経て、はやてちゃんは申し訳なさそうに「すぐ戻るから」なんて言って部屋を出て行った。

はやてちゃんが出て行った後、さっきの話を聞いたせいか、二人きりの部屋がどうしてか気まずくて。そんな中、フェイトちゃんがちょっと休憩しようかなんて言ってコーヒーを淹れてくれた。


「あんまり濃くしなかったけど。」
「ありがとう。」


フェイトちゃんが淹れてくれたコーヒーを受け取って、カップに口をつけながら、一息ついて。それから何気ないふりを装って。



「フェイトちゃん好きな人居たんだね。」


そんな質問が口をついて出た。
聞きたくなんてないのに。だけど知りたくて。


「好き″だった″人、ね。…本当に昔だよ?」
「ふーん。私の知ってる人?」


止められなくて、そんな事を聞いてしまう。だけどフェイトちゃんは私の言葉にほんの少し苦笑して。


「さぁ、どうかな。…忘れちゃった。」


そうとだけ言った。

きっと本当に忘れたって事はないだろうから、安易にそれ以上言いたくないと言う事なんだろうけど。なんとも言えない表情のフェイトちゃんは「なんども言うけど昔の話だよ」なんて続ける。

フェイトちゃんにそんな顔をさせる誰かがとても羨ましかった。羨ましくて、妬ましい。そんな気持ちを持つ自分が嫌。聞かなきゃよかった、なんて小さく息を吐いた拍子に、今度はフェイトちゃんが口を開いた。


「なのはは居ないの?…そういう人。」


頬杖をついて、目の前でそんな事を聞くフェイトちゃん。目の前の貴女です、なんて。そんな事を言ったらフェイトちゃんはどんな顔をするだろうか。多分困った顔をするんだろうな、なんて。


「…居ないよ。」


言える筈もない事を妄想して、そんな自分に苦笑が漏れた。私の言葉にフェイトちゃんは何か考えるような顔をして、それから「そっか」なんて微笑む。


「さて、はやてが戻って来る前に終わらせちゃおうか」


コーヒーを飲み干して、フェイトちゃんが立ち上がる。その背中を見て、言いようのない気持ちを抱く。

何となく分かってしまった。「昔」と言ったけどフェイトちゃんは多分、今でもその人のことを想っているんだろう。私に背を向けたまま「1時間もかからず終わりそうだね」なんて言ったフェイトちゃんに。


「そうだね。」


そう言って、私も腰を上げる。


そのまま、フェイトちゃんに自分がどんな顔をしているか見られたくなくてフェイトちゃんの方を見ないようにしていたから。

その時フェイトちゃんがどんな顔をしていたのか、私には分からなかった。












Fin.


つづく?




みたいな。

テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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